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ミュージック 575440 (187)



ペインテッド・フロム・メモリー [ツアー・エディション]
販売元: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 基本、コステロさんは直情径行のひとだ。かつてインタビューで、長年にわたって創作意欲を維持する方法について尋ねられた折、「強い感情を持つことだと思う。」と答えてらっしゃった。生半可なことでは言えない台詞だ。
 強い感情、だ。強い意志、ではない。
 物事にいちいち強く深く感情で反応することは並大抵のことではないだろう。何事に対しても受け流すことを潔しとしていない。歳を取るにつれて得ることの出来る、大抵のことを受け流すことが出来る恩恵や知恵も経験も否定しようというのだろうか。
 
 力みが魅力のコステロと、サントラで鳴らした、雰囲気とオブラートの名手・バカラックの共作。水と油のようだが、これは快作。コステロのソングライティングの最大の武器の、「距離を置いた激情」の描写がばっちり決まっている。一見流麗なバカラックの音の底に流れるある意味底意地の悪いクールさがマッチしている。
 彼の敬愛するJames Carrの不倫ソングの傑作" dark end of the street"の本歌取りの" in the darkest place"、透明な視点で描かれているゆえにえぐられる主人公の胸中を間接的に見事に描いた"painted from memory"など、そのキマリ具合は見事のひとこと。
 
 




Paradise Is Here
販売元: Reprise / Wea

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Parsley Sage Rosemary and Thyme
販売元: Columbia

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 Sound of Silenceを買ったのは、1967年、中学2年のときだった。深夜放送で聞いて~今話題のニッポン放送の「オールナイトニッポン」で~買った。当時は、Beatles一辺倒人間だったので、当時400円のシングルを買うのは、小遣い的に厳しかった。
 笑われるかもしれないけど、ジャケットを見て、Beatlesと比べて、「ダサい」おじさんだと思った。

 でも、このシングル盤は文字通り、レコードが擦り切れるくらい聞いた。変な例えだけれど、「世の中Beatlesだけではない」と思いなおした次第。ロック系の音楽だけでないことも知った(多くの人が知ってると思うけど、最初の録音には、エレキギターは入っていなかった)。

 その意味で、僕は、S&Gに対しては、感謝の気持ちを持っている。

 その彼らの数少ないオリジナルアルバムだ。
 その後編集されたいくつもの「BEST」盤に入っていない曲もあり、S&Gを完全制覇するには、これは、「買い」です。




Parsley, Sage, Rosemary and Thyme
販売元: Sony

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

どの曲もあまり明るいイメージではないですが・・・
歌詞を理解していくと胸が締め付けられるような気持ちになりました。
Scarborough Fair/Canticleや7 O'Clock News/Silent Night
などは特に感動しました。
最初から最後まで聴いていくと様々な思いが溢れ出てくるようです。
年齢に関係なく、沢山の人に聴いてもらいたいです。
やはりこの曲たちには独特の暗さという表現があっています。
ですがこの暗さはけして嫌なものではありません。
思わず頬が緩んでしまうような感じです。
沢山の人がこのCDに興味を持ってくれるといいのですが・・・




Parsley, Sage, Rosemary and Thyme
販売元: Sony Japan

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「卒業」の中で「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」が流れる場面がものすごくよかったのを覚えていますが、とにかく楽曲の展開のやさしい流麗さに打たれます。メロディが聴こえ出したとたん、あわく霞んだ懐かしい時代の雰囲気がたちこめて、めまいがするようなギターとハープシコードの流れ、清楚な花の匂いとか、澄んだ朝の空気みたいな、あふれるエヴァーグリーンで純粋なイメージから、なにか特別な懐かしい場所に引きもどされるような圧倒的な感覚があります。「The 59th Street Bridge Song」は、軽くストーン気味なほどグルーヴィーな幸福感にあふれている気持ちがよく伝わってきて、街灯に話しかけてしまっているほどのそのグルーヴィーさがなんだか微笑ましい。




Parsley, Sage, Rosemary and Thyme
販売元: Sony

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「卒業」の中で「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」が流れる場面がものすごくよかったのを覚えていますが、とにかく楽曲の展開のやさしい流麗さに打たれます。メロディが聴こえ出したとたん、あわく霞んだ懐かしい時代の雰囲気がたちこめて、めまいがするようなギターとハープシコードの流れ、清楚な花の匂いとか、澄んだ朝の空気みたいな、あふれるエヴァーグリーンで純粋なイメージから、なにか特別な懐かしい場所に引きもどされるような圧倒的な感覚があります。「The 59th Street Bridge Song」は、軽くストーン気味なほどグルーヴィーな幸福感にあふれている気持ちがよく伝わってきて、街灯に話しかけてしまっているほどのそのグルーヴィーさがなんだか微笑ましい。




Passage
販売元: Musicrama

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Passage
販売元: A&M

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このアルバムで彼らは実にいろいろな種類の「音」を試みています。
「あれ?これがカレン?」といった感じの#1、
カントリ-っぽい#5、#4ではナント本物のオ-ケストラをバックに
ミュ-ジカル仕立ての「DON'T CRY FOR ME ARGENTINA」を聴かせてくれます。#8はラジオをジャックしちゃう宇宙人の声とパ-ソナリティのコミカルな掛け合いで始まり宇宙をテ-マにスケ-ルの大きなサウンドを展開しています。DON'T CRY FOR ME~はMADONNAをはじめいろいろなア-チストが歌っていますがかなり劇場版に近いサウンド、大統領夫人になっても自分のル-ツを忘れなかったエヴァ・ペロンをカレンが見事に
演じています。彼ららしい曲は#2、3。切なくてちょっと悲しげで...そんなボ-カルを充分に楽しめます。かなりツウなカ-ペンタ-ズファンが好きな1枚。




Paul Simon
販売元: WEA/Rhino

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本作はS&Gの活動に終止符を打った後、72年1月にリリースされ、ポールのソロ活動の門出を飾った名作。彼の技が冴え渡るアコギを中心とした少ない編成での演奏とアートぬきでもソロでやっていけることを実証した彼の素晴らしいヴォーカル中心の落ち着いた曲、ジャズ風味の曲、それに泥臭い曲が多くを占めるが、後の彼の幾多の傑作アルバムに結実した様々なアイデアに満ちた、楽しい玉手箱のような作品だ。まだ誰も白人ミュージシャンがレゲェにチェレンジしていない時代にジャマイカでレゲェに取り組んだM1、南米音楽を彼のオリジナルの曲に採りいれたM2は、彼の当時のワールド・ミュージックに対するアンテナの感度が如何に鋭いものであったか物語る。その2曲とM6は後のライヴの快作「ライヴ・ライミン」で採り上げられたように、ポール・サイモンの代表曲。これら3曲のためだけでも本作は求める価値がある。S&Gをリアル・タイムで体験できなかった私にとっては、ラジオで初めて聴いたヒット曲M1は特に新鮮だった。その鮮度はまだ落ちていないのが凄い。

ポール・ファンなら必須の上記3曲以外の曲も、味わい深いものばかり。M4ではロン・カーターが参加し、M9ではステファン・グラッペリとのデュエットで楽しいインストゥルメンタルを聴かせてくれるように、彼がジャズへの関心を示していることにも注目すべきだ。後の彼の「スティル・クレイジー〜」に代表される都会的でかつ落ち着いた雰囲気の傑作に至る路線の萌芽は本作で既に見て取れる。

最後に、ポールの発言を多く引用した解説が充実していますね。「母と子の絆」が中華料理店で出たチキンと卵の料理の名前に由来していたとは!




Paul Simon
販売元: Warner Bros.

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実質的な、ポールの初ソロ・アルバム。当初は、アルバム「ダンカン」が予定されていた程、自伝的な詩「ダンカン」は、ポールの声とギターに溶けこんでいます。「僕とフリオと校庭で」など、ポールのギターテクニックと哀愁を感じさせる曲が多いのも特徴です。「母と子の絆」のイントロは、当時、ちあきなおみの「喝采」に似ていると盗作問題まで発展しました。このアルバムが発売された前年は、アルバム「明日に架ける橋」が音楽界を凌駕した事もあり、新しい音のこだわりが、ポールには負担となっていましたが、その苦悩を感じることができます。このアルバムの発売により、実質S&Gの解散が明らかになりましたが、ポールの声を存分に楽しめるアルバムです。


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