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ミュージック 575442 (131)



Fulfillingness' First Finale
販売元: Uptown/Universal

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

前作"Innervisions"は間違い無くStevie Wonderのキャリアの中でも最高傑作と言われる程のクオリティの高さを持った作品であった。名実共にStevie Wonderはトップアーティストの1人として名声を得る事となった。だが、"Innervisions"発売後にStevieは生死に関わるほどの大きな事故に遭ってしまう。大事にも一命は取り留め、事故の後遺症等の多くの不安を抱えていたものの、すぐに創作活動に復帰し、僅か1年と少しの期間で前作に勝るとも劣らない名盤を創り上げた。それが今作"Fulfillingness' First Finale"だ。

僕はStevieがその事故によって大きな考え方の変化を体験したような気がする。前作に異様なほど取り憑いていた激しいストイシズムと緊張感が、この作品ではすっきりと抜けて、とてもリラックスした大らかなサウンドにがらりと様変わりした。そして心底音楽を楽しみながら創作した事が、曲を通して伝わってくる。
前作では、社会問題や色々な人間の心の内部に焦点を当てて詞を書いていたが、今作では人間が生きる中で必要とされる多くの大切なもの、そしてそれらの美しさがメインのテーマになっているように感じる。

とにかくこの音源を聴くと心の何処かがハッピーな気分になってしまう。温もりのあるサウンドと彼の笑顔が浮かんできそうな楽しい歌声で溢れている。「第一幕終了」と題されたこのアルバムはまさしく、これまで彼が多くの実験を経て創り上げてきたものの総決算だったのだと思う。
僕はStevieのアルバムの中で1番この作品が好きだ。ラストを飾る"Bird of Beauty"、"Please Don't Go"の壮大なフィナーレはいつ聴いても大きな感動を与えられる。




Fundamental
販売元: Rhino

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

おじさんになっても現役バリバリにがんばる二人の今のところ最新作がこれです。
当初日本盤で購入し、初めて聴いたときは、あまりにも落ち着いた楽曲にトーンダウンしました。
しかし、適当にBGMにして聞き流しているうちに、段々と耳に残るようになりました。
特にCasanova in hellは、彼らのビューティフルな一面が最大限発揮され、心地よい名曲です。
I'm with Stupidはアルバムバージョンのようですが、
シングルバージョンプロモビデオのユニークさには懐かしさを感じました。
傑作Veryへのオマージュ的演出が笑えますね。かつてのPSBを彷彿とさせるこの曲は素晴らしいです。
IntegralのプロモもSF映画っぽい作りで楽しめます。
そして、ボーナスディスクには、毎度のことながら別テイクバージョンがこれでもかと収録されています。
日本盤のFundamental2CDは2曲のボーナス曲が追加されていますが、CCCDでした。
このUSA盤は違いますので、こちらをおすすめします。
ところで余談ですが、真っ黒のジャケって、CDプラケースの汚れとかホコリとかが目立ってイヤですよね。
特にその辺気にしない輸入盤では更に目立ちます。
紙ジャケにすると問題ないので、今後、真っ黒ジャケットの場合は紙ジャケで発売して欲しいと思いました。
って、こんなの思うの潔癖性のボクだけかな…




Fundamental
販売元: Rhino

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正直はじめに聴いた時はパッとしないアルバムだな、と思った。過去の作品で言えば『バイリンガル』や『ナイトライフ』のように、好きな曲だけ抜き出して聴くタイプのアルバムかな、と思っていた。

しかし個人的に不幸な出来事が幾つか続いて落ち込んでいた時に、歌詞カードにじっくり目を通しながら聴いてみた。そしたら心のすごく深い所に響いてくるような瞬間が幾つもあって、それ以来一日一回は聴くようになった。で、聴く度に感動する。結局、自分にとっては傑作2nd "Actually" の次に好きなPSBの作品となった。

バラードがアルバムの核になっているという点ではかつての "Behaviour" にも通じると言えるが、"Behaviour"が暖かくて優しい印象、もしくは「痛みを緩和する」というマニフェストを持っていたのに対し、このアルバムはむしろ「痛みを直視し、受け止めた上でどう対処するか」ということがテーマになっている。けして自分の思い通りにならない現実に対し、「どうすれば暗闇の中に光を見出せるか」という問いかけから出発しているアルバムだと思う。いつも以上に泣きの要素、割とベタなセンチメンタリズムが印象に残るのは多分そのことと関係している。

重要なのは歌詞で、歌詞の内容をよく理解してその情感をつかむことで初めて深い感動が得られる楽曲が多い。そうでなければ3・7・9・11曲目あたりは地味でかったるいだけに感じられるかも知れない(私自身そう思っていた)。

またアルバム全体を繰り返し聴くことによって、「個人の内面における喪失感・感情的な危機」と「社会・世界・時代のあり方の変化」が相互に不可分で、目に見えない部分で深く結びついているという意識が浮かび上がってくる。その両方に目を向けることで、今自分の置かれている状況を客観的に見極めることが出来るのでは、という感覚。

とりわけ、これ以上はないという位に恍惚感のあるメロディに乗せて「いつか嵐が来て、僕達全員を月面の塵のように吹き飛ばしてしまうんじゃないか」と歌う "Luna Park" のカタルシスと、「時に解決策の方が問題以上にタチが悪いこともある。ねえ、一緒にいようよ」という歌詞の切れ味とぬくぬくとしたメロディの対比がクセになる "Twentieth Century" の2曲は、この人らのソングライティングの円熟ぶりを示す楽曲だと思う。

おそらく今後何年間かこの人らのスタンダードになるであろうアルバム。単なる娯楽でも現実逃避でもなく、ちゃんと人生や社会と向き合った上でこんなにも素晴らしいポップソングを紡ぎだせるという手本のような作品。PSBの凄さを凝縮したようなアルバム。




Funstreet
販売元: Spotlight

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Future Games
販売元: Reprise

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数あるフリートウッド・マックのレコード&CDの中でも歴史的意義だけでなく一つの作品としてもいい出来の作品です。数ある名プレーヤーが出入りしていった伝説のグループですが、この作品からアメリカ人の「ボブ・ウエルチ」が参加しとります。アメリカでブルースバンドにいたと当時の雑誌に書いてあった記憶があるのですが、彼の参入でどっちかといえばややハードっぽいポップ路線指向になったのかなと思います。ただまだ指向が定まっていないという指摘はされそうです。そういってももともとこのバンドはジャンルにとらわれない摩訶不思議なバンドであったような気がするのです。「アルバトロス」や「オー・ウエル」などはブルースバンドとは思えませんもんね。という意味ではこの作品も十分今までのマック路線のような気がします。1曲目の「woman of 1000 years」なんかは好きですね。




Gaia
販売元: D Sharp

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地球を抱いたジャケといい、タイトルの単刀直入さといい、確固とした言うべきことを持った女性の強さというのをひしひしと感じます。それもそのはずで、父親の死と乳がんという苦難から生還し、生きること自体について深く思慮した末のアルバムだからです。1994年のアルバムですが、その前のアルバム「美しい星と子供たちに〜」は実に6年前のリリースで、本当に名実共に復帰作というわけです。その内容ですが、全曲自身による作曲/作詞で、歌詞の内容も非常に強い精神性を感じるものになっています。そんなわけで、多少堅苦しさはあります。なので、ただ軽快なポップスを求めているリスナーには、ちょっと重いかもしれませんね。意外にロックを感じさせるナンバーもあったりして、ある意味熱いアルバムだと思います。しかし、運命がそういうアルバムを彼女に作らせたのですから、やはりファンとしては、大変な重要作でしょう。




Gaia
販売元: Red Bullet

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Gaia
販売元: Musicrama

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Gaia
販売元: Red Bullet

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オリビアの作品の中では異色といえるだろう。
 陽光に照らされたマリブの海辺をイメージさせるようなアルバムが多い中で、この作品のイメージは夜。
 しかも月の光もとどかぬような原始の自然を思い起こさせる、まるでダーク・ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのようなほの暗いトーンが作品全体を包んでいる。

 だがその背景の暗さゆえにオリビアの声の清らかさ、明るさがいっそう際だっていて、一種神秘的とさえいえる輝きを放っている。
 それは暗闇の中に投げかけられた一筋の希望そのものであり、このアルバムのハイライトである⑥に象徴されている。
 アルバムの副題はONE WOMAN'S JOURNEY…

 父親の死、乳がんの宣告、自身が立ち上げたブランドの倒産…などの苦境の中から「歌う」ことを通して自己を再生していくことを選んだオリビアが、暗闇の向こう側にきっとあると信じる光に満ちた世界への心の旅…。
 昔ながらの優しい声を聴かせる③ 切ない⑨など、全体的に初期のオリビアを思わせるメロディアスでソフトなナンバーが多い中で、ラテンの陽気なリズムに乗せ「私は負けない」と自己を叱咤するかのような⑪に当時のオリビアの心情がうかがわれる。




Galaxy Mix
販売元: Ministry of Sound

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