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ミュージック 575452 (109)



Born to Run
販売元: Sony Mid-Price

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

彼と出会って30数年。やっとこのアルバムのレビューを書く気になった。
私自身人生もとうに折り返し、冷静にこの化け物アルバムと向き合えるようになったから
かもしれない。

固定概念化するように彼を語る時に使われるキーワードはアメリカンロック界のBOSSで
あったり、肉体派ロッカーであったり、社会派ロッカーであったりするのだが、
それはそれで表面上は決して間違ってはいない。しかしそれらが全てではないのだ。
私が思うこのアルバムを制作した時点で彼を形作っていた主なファクターは「完全主義の
性格」とアメリカンやブリティッシュといったロックの枠を超えた「ロックンロールへの
深い愛情」そして「人間観察力と表現力」であったと考えている。

自伝ともいえる本「明日なき暴走」デイブ・マシューズ著を読んだ方は分かると思うが、
楽曲に対して妥協を許さないその姿勢は時にプロデューサーのジョン・ランドゥに窘められる
ほどだったようだ。Thunder Roadの最後に延々と続くサックスソロアレンジに行き着く
までの試行錯誤もそれを物語っている。また彼はバンドとしてのグルーブ感を極めて
重視していたようで別アレンジのリハーサルも異常な数をこなした。それは多くの海賊版で
聞けるようにライブでも異なるアレンジの演奏を繰り返して作り上げていたことが分かる。

さらにロックと単純に括れないほどの音楽性の幅の広さとメロディーメーカーとしての
天賦の才能を持ち合わせていた。近年発売された「明日なき暴走」30th Anniversary Edition
の制作秘話DVDにおいて印象的なピアノのリフも彼が自ら作っていたことが分かった。
唯のロック野郎ではなく綿密に計算されたバンドアレンジの根幹のほとんどは彼の頭の中から
生み出されていたというのは驚愕だ。独特な詩の世界は他の方々のレビューでも語られて
いるので省略するが、コンセプトアルバムとしての考え方はTHE WHOの影響ではないかと
想像している。彼がTHE WHOのファンだったことは有名な話で、こうしたアルバム制作の
方向性から私は彼の音楽にブリティッシュロックの匂いを強く感じるのかもしれない。

最後に唯一彼が心残りだったのはBorn To Runのテイクだったと思う。この楽曲だけは
前プロデューサーのときに収録しており、バックのメンバーも異なる。彼はこのテイクに
満足しておらず、録り直しを願っていた。確かにバンドのグルーブ感が他の楽曲とは明らかに
異なり、リハ不足も感じる。
今となっては叶わぬ夢だが当時のメンバーでもう一度納得するテイクが残せるならどんなに
素晴らしいかと思う。それができればこのアルバムは非の打ちどころのないまさしく
PERFECTだと断言できる。しかし彼の意に反してこのテイクが彼にキャリアでも1、2を争う
代表作になっているのは何とも皮肉だ。




Born to Run
販売元: Columbia

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

彼と出会って30数年。やっとこのアルバムのレビューを書く気になった。
私自身人生もとうに折り返し、冷静にこの化け物アルバムと向き合えるようになったから
かもしれない。

固定概念化するように彼を語る時に使われるキーワードはアメリカンロック界のBOSSで
あったり、肉体派ロッカーであったり、社会派ロッカーであったりするのだが、
それはそれで表面上は決して間違ってはいない。しかしそれらが全てではないのだ。
私が思うこのアルバムを制作した時点で彼を形作っていた主なファクターは「完全主義の
性格」とアメリカンやブリティッシュといったロックの枠を超えた「ロックンロールへの
深い愛情」そして「人間観察力と表現力」であったと考えている。

自伝ともいえる本「明日なき暴走」デイブ・マシューズ著を読んだ方は分かると思うが、
楽曲に対して妥協を許さないその姿勢は時にプロデューサーのジョン・ランドゥに窘められる
ほどだったようだ。Thunder Roadの最後に延々と続くサックスソロアレンジに行き着く
までの試行錯誤もそれを物語っている。また彼はバンドとしてのグルーブ感を極めて
重視していたようで別アレンジのリハーサルも異常な数をこなした。それは多くの海賊版で
聞けるようにライブでも異なるアレンジの演奏を繰り返して作り上げていたことが分かる。

さらにロックと単純に括れないほどの音楽性の幅の広さとメロディーメーカーとしての
天賦の才能を持ち合わせていた。近年発売された「明日なき暴走」30th Anniversary Edition
の制作秘話DVDにおいて印象的なピアノのリフも彼が自ら作っていたことが分かった。
唯のロック野郎ではなく綿密に計算されたバンドアレンジの根幹のほとんどは彼の頭の中から
生み出されていたというのは驚愕だ。独特な詩の世界は他の方々のレビューでも語られて
いるので省略するが、コンセプトアルバムとしての考え方はTHE WHOの影響ではないかと
想像している。彼がTHE WHOのファンだったことは有名な話で、こうしたアルバム制作の
方向性から私は彼の音楽にブリティッシュロックの匂いを強く感じるのかもしれない。

最後に唯一彼が心残りだったのはBorn To Runのテイクだったと思う。この楽曲だけは
前プロデューサーのときに収録しており、バックのメンバーも異なる。彼はこのテイクに
満足しておらず、録り直しを願っていた。確かにバンドのグルーブ感が他の楽曲とは明らかに
異なり、リハ不足も感じる。
今となっては叶わぬ夢だが当時のメンバーでもう一度納得するテイクが残せるならどんなに
素晴らしいかと思う。それができればこのアルバムは非の打ちどころのないまさしく
PERFECTだと断言できる。しかし彼の意に反してこのテイクが彼にキャリアでも1、2を争う
代表作になっているのは何とも皮肉だ。




Born to Run
販売元: Sony

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

彼と出会って30数年。やっとこのアルバムのレビューを書く気になった。
私自身人生もとうに折り返し、冷静にこの化け物アルバムと向き合えるようになったから
かもしれない。

固定概念化するように彼を語る時に使われるキーワードはアメリカンロック界のBOSSで
あったり、肉体派ロッカーであったり、社会派ロッカーであったりするのだが、
それはそれで表面上は決して間違ってはいない。しかしそれらが全てではないのだ。
私が思うこのアルバムを制作した時点で彼を形作っていた主なファクターは「完全主義の
性格」とアメリカンやブリティッシュといったロックの枠を超えた「ロックンロールへの
深い愛情」そして「人間観察力と表現力」であったと考えている。

自伝ともいえる本「明日なき暴走」デイブ・マシューズ著を読んだ方は分かると思うが、
楽曲に対して妥協を許さないその姿勢は時にプロデューサーのジョン・ランドゥに窘められる
ほどだったようだ。Thunder Roadの最後に延々と続くサックスソロアレンジに行き着く
までの試行錯誤もそれを物語っている。また彼はバンドとしてのグルーブ感を極めて
重視していたようで別アレンジのリハーサルも異常な数をこなした。それは多くの海賊版で
聞けるようにライブでも異なるアレンジの演奏を繰り返して作り上げていたことが分かる。

さらにロックと単純に括れないほどの音楽性の幅の広さとメロディーメーカーとしての
天賦の才能を持ち合わせていた。近年発売された「明日なき暴走」30th Anniversary Edition
の制作秘話DVDにおいて印象的なピアノのリフも彼が自ら作っていたことが分かった。
唯のロック野郎ではなく綿密に計算されたバンドアレンジの根幹のほとんどは彼の頭の中から
生み出されていたというのは驚愕だ。独特な詩の世界は他の方々のレビューでも語られて
いるので省略するが、コンセプトアルバムとしての考え方はTHE WHOの影響ではないかと
想像している。彼がTHE WHOのファンだったことは有名な話で、こうしたアルバム制作の
方向性から私は彼の音楽にブリティッシュロックの匂いを強く感じるのかもしれない。

最後に唯一彼が心残りだったのはBorn To Runのテイクだったと思う。この楽曲だけは
前プロデューサーのときに収録しており、バックのメンバーも異なる。彼はこのテイクに
満足しておらず、録り直しを願っていた。確かにバンドのグルーブ感が他の楽曲とは明らかに
異なり、リハ不足も感じる。
今となっては叶わぬ夢だが当時のメンバーでもう一度納得するテイクが残せるならどんなに
素晴らしいかと思う。それができればこのアルバムは非の打ちどころのないまさしく
PERFECTだと断言できる。しかし彼の意に反してこのテイクが彼にキャリアでも1、2を争う
代表作になっているのは何とも皮肉だ。




Boston
販売元: Epic

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ボストンの宙を舞うような音が部屋中に飛び交うサラウンドを期待していた。
往時、4ch盤があったなずだが、このタイトルは2chステレオのみ。
非常に残念。
是非、サラウンド盤もリリースしてほしいところだ。

ただ、旧来のCDより、高音質であることに間違いないが…。




Boston
販売元: Epic

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このアルバムを初めて聞いたのは8年前。たまたま読んだ本で(将棋の棋士の本「聖の青春」)、主人公が「幻想飛行」が好きだった、とあり、聞いてみたくなった。初めて聞いた時、「こんなスゴい音楽があったのか!」と思った。そして母親になった今でも聞いている。

「Something about you」が特に好き。せつない、なんて言葉だけで表現出来ない、じりじりするような焼きつくような男の感情が伝わって来る。どの曲もいい、捨て曲なんてありえない。ロックとかプログレとかよく分からないが、何も考えずに聞いてすごく胸に伝わって来るし、歌詞もとてもいい。今までのCDには歌詞カードに対訳が無かったのが、今回より日本語訳が付いていたので、不明だった部分が分かった。
この次の2ndアルバム「Don't look back」もすごくオススメ。つらい時よく聞いている。




Boston
販売元: Sony/BMG

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このアルバムを初めて聞いたのは8年前。たまたま読んだ本で(将棋の棋士の本「聖の青春」)、主人公が「幻想飛行」が好きだった、とあり、聞いてみたくなった。初めて聞いた時、「こんなスゴい音楽があったのか!」と思った。そして母親になった今でも聞いている。

「Something about you」が特に好き。せつない、なんて言葉だけで表現出来ない、じりじりするような焼きつくような男の感情が伝わって来る。どの曲もいい、捨て曲なんてありえない。ロックとかプログレとかよく分からないが、何も考えずに聞いてすごく胸に伝わって来るし、歌詞もとてもいい。今までのCDには歌詞カードに対訳が無かったのが、今回より日本語訳が付いていたので、不明だった部分が分かった。
この次の2ndアルバム「Don't look back」もすごくオススメ。つらい時よく聞いている。




Boston
販売元: Epic

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このアルバムを初めて聞いたのは8年前。たまたま読んだ本で(将棋の棋士の本「聖の青春」)、主人公が「幻想飛行」が好きだった、とあり、聞いてみたくなった。初めて聞いた時、「こんなスゴい音楽があったのか!」と思った。そして母親になった今でも聞いている。

「Something about you」が特に好き。せつない、なんて言葉だけで表現出来ない、じりじりするような焼きつくような男の感情が伝わって来る。どの曲もいい、捨て曲なんてありえない。ロックとかプログレとかよく分からないが、何も考えずに聞いてすごく胸に伝わって来るし、歌詞もとてもいい。今までのCDには歌詞カードに対訳が無かったのが、今回より日本語訳が付いていたので、不明だった部分が分かった。
この次の2ndアルバム「Don't look back」もすごくオススメ。つらい時よく聞いている。




Boston
販売元: Sony/BMG

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このアルバムを初めて聞いたのは8年前。たまたま読んだ本で(将棋の棋士の本「聖の青春」)、主人公が「幻想飛行」が好きだった、とあり、聞いてみたくなった。初めて聞いた時、「こんなスゴい音楽があったのか!」と思った。そして母親になった今でも聞いている。

「Something about you」が特に好き。せつない、なんて言葉だけで表現出来ない、じりじりするような焼きつくような男の感情が伝わって来る。どの曲もいい、捨て曲なんてありえない。ロックとかプログレとかよく分からないが、何も考えずに聞いてすごく胸に伝わって来るし、歌詞もとてもいい。今までのCDには歌詞カードに対訳が無かったのが、今回より日本語訳が付いていたので、不明だった部分が分かった。
この次の2ndアルバム「Don't look back」もすごくオススメ。つらい時よく聞いている。




Boston
販売元: Epic

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このアルバムを初めて聞いたのは8年前。たまたま読んだ本で(将棋の棋士の本「聖の青春」)、主人公が「幻想飛行」が好きだった、とあり、聞いてみたくなった。初めて聞いた時、「こんなスゴい音楽があったのか!」と思った。そして母親になった今でも聞いている。

「Something about you」が特に好き。せつない、なんて言葉だけで表現出来ない、じりじりするような焼きつくような男の感情が伝わって来る。どの曲もいい、捨て曲なんてありえない。ロックとかプログレとかよく分からないが、何も考えずに聞いてすごく胸に伝わって来るし、歌詞もとてもいい。今までのCDには歌詞カードに対訳が無かったのが、今回より日本語訳が付いていたので、不明だった部分が分かった。
この次の2ndアルバム「Don't look back」もすごくオススメ。つらい時よく聞いている。




Boston
販売元: Sony/BMG

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

76年発表。工学博士トム・シュルツ率いるアメリカン・プログレ・ハード・ロックの雄。専業ミュージシャンでない人が趣味で作った作品・・・とも言えるのではあるが、その作りは執拗に細部にこだわった徹底的完璧主義が貫かれており、楽曲も演奏も大凡のハード・ロックなど足下にも及ばないクオリティである。サウンドのこだわりは物凄く、ギターのエフェクターを自作してしまうほど。おまけにこの作品ではヴォーカル以外のほとんどのパートをトムが演奏。いわゆる一人多重の作品であるのだから恐れ入る。そしてこの人の凄いところはここまで徹底した音作りをしながら、そのサウンドは青空のように爽快で外に大きく広げられた窓のような開放感があることだ。そしてどこまでも気持ちの良いギター・サウンド。ハード・ロックに求められる心地良いギター・サウンドがギッシリと詰まっている・・・と言うかアルバム全てが聞いていて気持ちが良い。ひたすら重く、ジェットコースターのようなスピード感、美しいコーラスにハイ・トーンのヴォーカル・・・ボストンのアルバムを聞いていると様々な鬱憤が解放されていくような錯覚を覚えるほどた。ノー・シンセサイザーというこだわりも現代だからこそ重いと思う。産業ロックの草分けと言うある意味で不本意なレッテルもあるが、産業ロックがここまで素晴らしいのであれば、それもよかろう。3曲のヒット曲と800万枚超えというセールスも納得の名作。しかし次作はもっと凄い・・・


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