ミュージック 575456 (291)
Drywall Incident
販売元: Twa (Ast)
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Dtx9603cd
販売元: Unknown Label
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Essentially Train
販売元: Sony
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Forget Yourself
販売元: Silverline
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In Your Honor
販売元: RCA
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05年に発表された、フー・ファイターズの2枚組の傑作アルバム。バリバリのロック・サイドである1枚目とは対照的なアコースティック・サイドの2枚目は甘ったるくてまったく好きになれないのだが、1枚目はすごい。本当にすごい。だって、何の変哲もないロックなのだ。何の装飾もない、正真正銘のフー・ファイターズなロックなのだ。
今のデイヴ・グロールにとって、ニルヴァーナというバンドはいったいどういう意味を持っているのだろう。90年代最高と言われるバンドに在籍し90年代最強と言われるアルバムに参加したという誇りか、人生を狂わせたあまりにも深刻な呪縛か。そのどちらであろうとも、キャリア最大のセンセーションであるニルヴァーナの存在を無視して彼の作品を語ることはできない。フー・ファイターズを開始してからもそんな風にニルヴァーナの存在はある種のシコリとして常に居座り続けていたが、フーファイ流ダイナミズム爆発の本作1枚目はそんなシコリを完全にぶち壊す勢いである。この何の変哲もないロック・アルバムが歌い手の背負うあまりにも重大な事情を共に背負いながらもまったくグラつかずにこうして素晴らしい作品として成立しているのは、息づかいひとつからでさえ伝わってくるデイヴのロックに対する情熱と信頼が紛れもない「本物」だからである。自分からアイデンティティを奪い去ったロック。人生を見事に打ちのめしたロック。それでも生涯を掛けて愛し続けていたいものとしてのロック。そんな汗臭い男だから、デイヴのあの気前の良い笑顔とひたすら情熱的な歌声は、もうなにがなんだか解からなくなるくらい頼もしくて仕方がないのだ。そんなデイヴが大好きで仕方がないのだ。デイヴのロックに捧げる情熱と信頼が、4枚のアルバムを通過して、ついに本作で最高の形として結実した。1枚目はそんな感動的な作品だ。来月発表予定の6枚目も、このままの勢いでいけ!
My Private Nation
販売元: Sony
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Rebel, Sweetheart
販売元: Interscope Records
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Songs for Silverman
販売元: Sony
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Ben Foldsさんのソロになって2枚目のアルバムです。
この作品はほとんどの楽器を自分で演奏し、
バラエティ溢れるポップなアルバムだった前作から一転し、
非常に穏やかで柔らかいアルバムになっています。
前作まで、それこそBen Folds Fiveから今までの流れで見ても
ここまで内省的な作品はなかったと想います。
もっともEP三部作の頃からそういう臭いをちらつかせてはいましたが。
けれどだからといって、つまらなかったり、
聴き流して終わるようなアルバムではありません。
気分は沈むかもしれませんが、
各楽曲の質はすごく高いと思いますし、
アルバムとしての統一感も高い。まさに前作の真逆を行くサウンドです。
それに今回は歌詞がマジメで、そこも個人的にはポイント高いです。
Talking Heads
販売元: Rhino / Wea
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ネガティブなレビューが多かったので購入を躊躇しましたが、ようやく購入に踏み切り実際に再生してみるとこれまでの心配が杞憂でした。小生の廉価版DVD/CDプレーヤー(5年以上前に購入、1万円以下)でもCDサイド、DVDサイドとも全く問題なく再生できました。
特筆すべきはリマスターの質です。CDサイドは通常盤と比較して飛躍的に音質がクリアーになっております。また、CD内容を5.1サラウンドで再生できるDVDサイドは、もしサラウンドシステム利用可能な環境で聞くことができるならば、さらにお勧めしたくなるような音の立体感が楽しめます。小生のただ一つの苦情は、ボックスセットにするなら、セットを包括的に解説する資料を充実させてほしかった!という点のみです。各CDにはライナーがありますが、「トーキングヘッドの軌跡」のような解説を多少期待していたものの、ほぼ皆無でした。
ま、しかし、それを差し引いても購入して本当によかった、と感じた買い物でした。
The Dub Experiments/Explode
販売元: Virgin
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XTC名義となっているが、正式には今のところアンディ・パートリッジ唯一のソロ作「Take Away」にXTCのセカンド作「GO2」の初回版のみ付されていたダブEP「GO+」の2in1CDと呼ぶべき作品。長い間廃盤状態だったが、ようやく再発されたようでメデタイ。さて、スカイラーキング以降のXTCしかご存知ない方は、このCDを聞けばかなり驚かれるはず。この「Take Away」というアルバムはXTCの「Drums & Wires」収録曲及び未発表曲をアンディが様々なトリートメントを施し、ダブ化させた奇作でニューウェーヴ時代に生まれた様々なダブアルバム群の中でも最もアヴァンギャルド且つ野心的な一枚に仕上がっていると思う。ダブは勿論の事、アフリカン・ミュージックやモダン・ジャズ、現代音楽的な要素を含んだ歪なダンス・ミュージックという趣もある。勿論、XTCの元ネタ探しをするも良し、本場のダブとの相違を楽しむも良し、色々な楽しみ方ができると思う。かの坂本龍一の傑作「B-2 Unit」に影響を与えた一枚としても知られており(アンディはギタリストとしてそちらにも参加している。)そちらと併せて聞くのも面白いかもしれない。'80年前後のパンク、ニューウェーヴ期に現われた幾多のミュージシャンの中でも随一の鬼才といえる彼の、熱き音楽実験が滾る名作だと思う。