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ミュージック 575512 (153)



スペンド・ザ・ナイト
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

前作"Smooth Sailin'"の制作前に長男O'Kellyの急逝という深い不幸があった。その影響があっての事だろうけれど、Rudolph Isleyは聖職の道へ向かう事となる。本作ではRudolphの名も一応はクレジットされているが、ジャケット写真やバンド名の後に「featuring Ronald Isley」という表記が付く事からも、Ronaldのソロプロジェクトと言っても過言ではない。そして、後期Isley Brothersは後に抜けていった弟達が再びバンドに参加するものの、Ronald Isley一人を前面に押し出した形で存続する事となる。

このアルバムを創る上で欠かせなかった存在は、前作でもサウンドプロダクションに多大な貢献をしたAngela Winbushという才女だろうと思う。元々彼女はStephanie MillsのR&BチャートNo.1ソング"I Have Learned to Respect the Power of Love"のソングライティングをした事で有名。87年には自らのソロデビュー作"Sharp"を発表し、作曲家としてもプロデューサーとしても活躍をしていた。そして、一人残されたRonaldにとってAngelaの存在は、とても心強いものであったと思う。

そしてこのアルバムの内容がまた素晴らしい出来で、今後のIsleysのヴィジョンを示した一枚とも言える。彼らの持ち味であるファンクサウンドは残念ながら姿を消してしまうが、洗練されたR&Bサウンドは間違いなくRonaldの声にぴったりと噛み合っている。オープニングを飾るタイトルソング"Spend The Night (Ce Soir)"、今作では関与していないErnieのギターを意識したかのような"You'll Never Walk Alone"、AngelaとRonaldのコーラスの掛け合いが美しい"One Of A Kind"と、これまでにもひけを取らない佳曲が揃っている。時代に合わせて何度も生まれ変わるIsleysは、永久不滅であるようにさえ感じさせられる。




スペース・リミックス
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン

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スペース・リミックス
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン

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スムース・セイリン
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン

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前作"Masterpiece"で、Ernie・Marvin・Jasperが脱退しオリジナルメンバー3人で再び活動する事になったThe Isley Brothersだが、彼らに追い討ちをかけるように更なる不幸が訪れる事になる。長男O'kellyが病気の為に48歳の若さで亡くなった。あまりにも衝撃的な話であり、この事実はIsleyの基盤が崩れてしまうかのように思えた。だが、RonaldとRudolphはその不幸を吹き飛ばすかの如く、青空の下でにこやかに笑い合うジャケットで印象的なこの"Smooth Sailin'"を創り上げた。そしてそのサウンドはIsleysらしいファンクネスを追求した、飛び抜けてハイでクリアなものであった。それこそ、彼らなりのO'Kellyに対する鎮魂歌なのかもしれない。

ただ、そういった凶報の変わりと言うのは少し違うかもしれないけれど、後期Isleysのサウンドの上で欠かせない、新たな才能が彼らの元にやってくる。後にRonaldと結婚する事になる(現在は離婚しました)才女Angela Winbushという存在。アルバムラストの"I Wish"以外の楽曲制作を彼女が手掛けている事からも、全面的に今作のIsleysサウンドの構築に関与していると言える。

僕がこのアルバムを聴いて思った事は、O'Kellyという長男の存在の大きさであった。いつも影に回る役回りであっただけに、これほどIsleysに取って彼の存在が重要だったのか思い知る事となった。何かこれまでのような芯がこのアルバムには抜けている気がする。勿論Angela Winbushの協力はIsleysにとってプラスに作用したと思える。だけれど、このアルバムに何か物足りない想いを抱いてしまうのは、O'Kellyがいない事に他ならない。
すこぶる明るい"Everything Is Alright"を聴いていて、何故か物悲しくなってしまうのは、その事が原因なのだろうと思う。




スモール・トーク
販売元: エピックレコードジャパン

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「スタンド!」の強烈なアジも「暴動」の切迫感もここには見当たらない。前作「フレッシュ」でのファンキーネスもあまり表に出てこない。スライが音楽通であることは有名であるが、それゆえに、ウッドストックやロックの限界、敗北を熟知、さらには経験で体で分かったようである。
 そして、ここでスライは、再び実験を始めた。前作でのファンキーネスも能天気なファンキーネスではなかった。どこかで完全に醒めたファンキーな音楽だった。本作でも、ライブを意識した音楽作りより、家の中で、部屋の中で聞く音楽を作ることを意識したようなスタジオでの処理が多くなっている。これまでのアルバム作りで実験した成果をさらに進めている。コード進行、メロディー、ハーモニー、突然の話し声等のノイズ処理、抜群のフェイド・イン・アウトなど不思議にしかし本当にツボを得ていると思うようなところが少なくない。
 フラワー、ドラッグ、ラブ・アンド・ピースなど何の役にも立たないものを題材にせず、最大公約的な題材は全て切り捨て、自らの個人的な、しかし、それゆえ、非常に説得力のある音楽を作りあげている。まるで、ジョン・レノンのソロ作品を思い起こさせる。間違いのない名盤である。
 ただ、彼のドラッグ癖は、度を過ぎてしまっていたようである。この後は、このアルバムを越える作品を作れていない。




スーパー・ヒッツ
販売元: ソニーレコード

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セイ・イット・ラウド(紙ジャケット仕様)
販売元: ユニバーサル インターナショナル

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世界はJ.B.
販売元: ポニーキャニオン

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セクシー・ダンサー
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン

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セックス・マシーン
販売元: ポリドール

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