ミュージック 575526 (73)
Quick & The Dead
販売元: Sulphur
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スプーキーがらみの作品の中でも最高かもしれない一枚。
これには完全にやられた。一曲目、凄まじい緊張感の中、ドラムにエフェクトがかかり、ミニマルなシンセが続く中、ノイズが頭に響き渡る。続く曲ではアグレッシブなドラムに強烈なベース。その後の曲は一転して、音は静かになり、ひたすらアヴァンギャルドな混沌とした世界が繰り広げられる。
つまりriddim warfare的なものとsongs of a dead dreamer的世界が同時にあらわれる。しかもそのデキはこれまででも最高。その意味でも彼の世界の全貌を掴むのにちょうどいい作品だと思う。
というわけでスプーキー好きは再入荷したら必ず買うべきでしょう。
Quique
販売元: Too Pure
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Quique
販売元: Too Pure
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Quoth
販売元: Warp
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Raum Fur Notizen
販売元: Incoming
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Raum Fur Notizen
販売元: Incoming
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Raw Power: Surfacings, Vol. 1
販売元: First World
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ソロデビュー作のOne thousand years前後、具体的には1990年から1996年当時のアウトテイク集。
ミニマルの要素が強く練習曲的な印象を受けるものが多いのは、まだこの楽器の習得段階にあったからでしょう。それでも一見複雑に響くモアレ状の音の連なりが心地よく、いっきにあっちの世界へ連れて行ってくれる。のちのTrey Gunn BandのLiveCDのような楽曲の素晴らしさには全然足元にも及ばないが、この楽器を生かそうとする曲調がTrey唯一の聴き取りやすいモノになっている。
この頃はStickがメイン楽器のためトレブリーなサウンドになっているが現在はWarr Guitarでもっと太いベースサウンドや伸びやかなリードをとるものへと変化している。楽器の特性を掴み表現する才能に長けたTreyだからこそ短期間でこの楽器をマスターしOne thousand yearsという作品を作れたのだと思う。その基準から言えば確かにアウトテイク集という位置付けは正解だし、それ以上のものにならない内容。
でもそこら辺のミュージシャンではたどり着けないところに既に行き着いている。
アルバムの評価としては星三つだけど内容は濃く、特に演奏家にはウケが良いと思う。
Receiver
販売元: Ninja Tune
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Red
販売元: Smile
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Reflections
販売元: New Electronica
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デトロイト・テクノに影響を受けたヨーロッパのリスニングテクノの原型となったサウンドです。ライナーノーツをDavid Toopが寄稿しているように、彼は非常に大きな期待を背負ってこの音盤をリリースしたのです。レーベルはNew Electronica。現在で言うエレクトロニカとは少々違いますが、当時積極的に国籍を問わず良質なテクノをリリースしていたレーベルです。
サウンドはデトロイト・テクノのヨーロッパ的解釈の原型。四つ打ちのキック、ロマンティックな白玉のシンセの上物、808/909のドラム、303を中心としたアクセント(この音盤では使われていないですが)と言ったところが特徴です。この時点で早くも四つ打ちのキックのみに頼らず、様々なリズムの曲が聴かれ、Kirkの非凡さの一端と言えるでしょう。しかし上物は白玉シンセから抜け出せません。その後のフォロワーもこの点になかなか苦労し、そうしているうちにピュア/インテリジェント・テクノとレッテルを貼られた非ダンス用のリスニングテクノ自体が流行らなくなり、聴かれなくなってしまいます。
何故Kirkは現在まで活動を続けられたのか?Kirkの他の音を聞いている方はご存じのように、ソウル/ジャズの要素を大胆に取り入れて独自の進化を遂げたためです。この音盤でもその一端がみられます。#8のスローなブレイクビーツを使った曲、最後これもブレイクビーツを使った曲です。これらは彼が所有しているという膨大なジャズ/ソウルのレコードからとられた音でしょう。
とにかく1994年前後のUKで何が起きていたのか知るためには必聴の名盤と言えます。全テクノファンにお勧めします。