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ミュージック 575652 (31)



The Essential Collection
販売元: Celtic Collections

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The Essential Collection
販売元: K-Tel

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Essential Collection
販売元: Unknown Label

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The Essential James Galway
販売元: RCA Red Seal

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Exile
販売元: Pid

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Explore
販売元: Keltia III

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Fair Annie
販売元: Fellside

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Fair England's Shore:English T
販売元: Fellside

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Fanfare for Tomorrow [12 inch Analog]
販売元: Impetus

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Fest Noz de Paname
販売元: Universal International

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フランス語によるラップであるが、ただのラップならアメリカの猿真似であって、あまり興味を持たなかったに違いない。彼らはラップの音楽にケルトの音楽を結びつけたのである。ラップ、ケルト音楽、フランス語、一見奇妙な取り合わせに見えるけれども、よく考えてみると実にふさわしい。まず、私のレヴューで何度となく述べていることだが、フランス音楽においてはフランス語の美しい発音を尊重するためにレシ(語り)が発達した。そのため、ラップとフランス語というのは、全く違和感がない。そしてラップというのはアンダーグラウンドな文化であり、激しい音楽が多いけれども、その見かけとは裏腹に哀しい音楽である。なぜなら、社会から阻害された人々の声を代弁しているからである。それに対してケルト音楽というのも、ヨーロッパの隅に追いやられた民族が伝承してきた音楽であり、楽しいダンスの音楽でさえどことなく物哀しさを感じるのは、民族音階や民族楽器の音色のせいだけではあるまい。民族の悲哀を歌う音楽と、社会の悲哀を歌う音楽が結びつくのは、あるいは必然だったのかもしれない。そして、ケルト民族とはヨーロッパ大陸から追いやられ、フランスの北東の端、ブルターニュに逃れ、そこからさらにブルトン(イギリス)、そしてアイルランドへと渡っていった民族であり、ケルトというとアイルランド、というイメージが強いが、フランスにおいてもその文化は現在まで伝承されているのである。こういったわけで、これら3つの要素が違和感なく溶け合っており、新しいけど懐かしい、楽しげだけれどどこか物哀しい、そんな不思議な音世界を作り上げているのである。コルヌミューズと呼ばれるフランスで伝承されたバグパイプなどもフィーチャーしており、本格的である。いろんな角度から味わえる素晴らしい音楽であり、フランス文化の幅の広さがうかがえる。


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