ミュージック 575658 (5)
フラメンコ
販売元: EMIミュージック・ジャパン
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音の瞬間
販売元: BMG JAPAN
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さすがビセンテ!というこの一枚。
フラメンコを初めて聴くという人は、期待していたフラメンコらしくないアルバムだと思うかもしれないが、ある程度フラメンコに精通している人、あるいはこれまでのビセンテのアルバムを聴いている人ならば、「さすがビセンテ、やってくれましたね」という作品であろう。
このアルバムでは、アルバムのタイトル名にもなっている「音の瞬間」というタランタが最高に素晴らしい。タランタとは、もともと鉱山労働者の苦悩を表現した曲だが(わが国の炭坑節と違って暗い曲調)、ビセンテならではの繊細さと、抑制された情熱の迸りをチラチラと感じさせながら、オリジナルのタランタの世界を見事に創造している。まさしく、「音の瞬間」を、爪弾かれる弦の繊細な音と音の間にビビッと感じさせる名曲である。
オルソ・ロミ
販売元: オーマガトキ
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海賊の心
販売元: 日本クラウン
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カストロ・マリン
販売元: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
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J.マクラフリン、L.コリエル、そしてP.デ.ルシアのギタートリオが来日公演を果たした'80年。そのライブ直後に日本で録音されたのが本作です(初版は'81年)。
正直、P.デ.ルシアの名前は別のギタートリオ(J.マクラフリン、A.ディ.メオラとデ.ルシア)の演奏辺りでしか聴いておらず、本人のリーダー作を丸々聴くのは本作が初めてでした。
#とはいえ、少々怖かったので、L.コリエルやJ.マクラフリンといった
#名前を保険のつもりで手を出したのですが(^^;
多分、本作以外に”名盤”とされる作品はあるのでしょうが、いやはや、テクニックとか何とかよりもそのパワーや勢いに圧倒されます。[5]でL.コリエルと、[6]でL.コリエル+J.マクラフリンとの演奏が楽しめます。別段、フラメンコそのものに興味がないとしても、!ギターが好きだ!と言うキーワードがあれば十分楽しめると思います。
#なんか、久しぶりにガットギターでも爪弾いてみたくなりました。
風のたより
販売元: 日本クラウン
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フラメンコの大家たち(15)
販売元: キング・インターナショナル
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カルメン・アマヤとサビーカス
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン
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フラメンコの大家たち(6)
販売元: キング・インターナショナル
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カンテ・フラメンコの神髄
販売元: インディペンデントレーベル
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マヌエル・デ・ファリャとガルシーア=ロルカが私蔵していたSP盤から、22面を復刻したカンテ(歌)・フラメンコのオムニバス(スペインSonifolk原盤)。
もはや足すものも引くものも無い、個人的には墓場まで携えてゆきたいほどに愛聴している好企画盤です。
1-10トラックは、ファリャが発起人になって(若きロルカも世話人として名を連ねています)1922年に開催された、カンテ・ホンド・コンクールゆかりの音源。1-4トラックはゲストとして招かれた伝説的カンタオール、マヌエル・トーレ、そして6-10トラックが同コンクール優勝者エル・テナーサス・デ・モロン(1850-1933)の録音で、いずれもファリャ自身の私蔵SP盤からの復刻です。
そして11-22トラックが、ロルカ私蔵のSP盤からの復刻。多くは詩人が自らの講演の際に会場で再生していたものです。11-18トラックがニーニャ・デ・ロス・ペイネス、19-20トラックがトマス・パボン、そして21-22トラックがホセ・セペーロ(伴奏はラモン・モントーヤ)の音源です。
録音の経緯など詳細は、非常に充実した日本語解説書が附随しているので、そちらをご参照下さい。
テナーサスやペイネスなど、個人的な思い入れは尽きないのですが、ここでは敢えてトマス・パボンについて触れたいと思います。
パボンは生涯に僅か22面の録音しか残しませんでしたが、ここに収録されている2面はその中でも最上級の完成度です。もはや固定の旋律や歌詞、そしてパボン自身の意志をも飛び越えるように膨らむ歌、そこから我々が体感するものこそ、ロルカの言う『ドゥエンデ』と深く繋がっているのだと、私には思われてなりません。
『血の婚礼』を書きながら、のべつ幕無しにバッハとトマス・パボンのレコードを聴いていたというロルカ。一体ロルカは誰が演奏するバッハを聴いていたのでしょう。
どなたかご教示下さい!