ミュージック 575678 (79)
おいしい水(紙)
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック
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「彼女の魅力は、一言で言うと、“ヘタウマ”に尽きる」という評論を読んだことがあります。確かに、歌い方が淡々としすぎてて、上手とか、迫力があるとは言いにくいでしょう。けれども、これが彼女の持ち味、なのでしょうね。
個人的には、最近の愛聴版。夏にボーっと聴くには心地よい。「おいしい水」、「メディテーション」、「ハウ・インセンシティヴ」、「ジンジ」と、ボサ・ノヴァのスタンダードが多く入っており、アルバムとしてのまとまりはよいと思います。
おいしい水~ベスト・オブ・ボサ・ノヴァ
販売元: ポリドール
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夢のあとに~ベスト・アルバム
販売元: ソニーレコード
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惜しくも昨年現役を引退された宮本さんのベスト・アルバム。 色々なスタンダード曲が楽しめるという点でお薦めです。
初めて聴いたマルチェッロのオーボエ協奏曲やモーツァルトのアンダンテハ長調など本当にいい感じです。 ただ個人的にはクライスラーやフォーレの曲はどうしても弦楽器のイメージが強烈にありすぎて、オーボエのやさしい響きでは少し物足りない、という印象があります。 G線上のアリアやアヴェ・マリアのように思いっきりジャジーなアレンジがなされている曲の方がむしろ開き直って楽しめました。 オーボエってオーケストラの中ではマイナーな存在ですが、ジャズやフュージョンとの相性がいいのですね。 そういう意味ではやはり編曲が見事なヘンデルのオンブラ・マイ・フやボロディンのブルー・レジェントも素晴らしいと思います。 そして極め付けがやっぱり最後のボヘミアン・ダンス。 実は私、ドビュッシーの原曲は聴いたことがないのですが、この宮本版の方がなんと言っても良いのでは? 昔TVのコマーシャルでこの宮本バージョンが流れていたときからはっきり記憶していました(当時は宮本さんの事はまったく知らなかったのですが)。 とにかく内容盛りだくさんの素晴らしいCDだと思います。
くらしのうた
販売元: LD&K
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すばらしきサンバの仲間たち
販売元: ダイキサウンド(株)
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すばらしき世界
販売元: BMGビクター
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すべては君のもの
販売元: インディペンデントレーベル
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そして・・・明日へ。
販売元: インディーズ・メーカー
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そして今は~ベスト・オブ・ジル
販売元: EMIミュージック・ジャパン
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それぞれの情熱
販売元: ダブリューイーエー・ジャパン
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ミージア、1999年リスボンはシャングリラスタジオで録音された5作目のアルバム。 昨今ポストアマリアロドリゲスのファディスタとして活躍するアーティストが随分増えてきた。1974年のカーネーション革命以来続いたファド氷河期が終わり、ポルトガルのアルマ(心)として再びファドが多くの支持を集めるようになったのだ。
新しいファディスタ達は必ずしも伝統的な形式に捉われることなく、斬新で自由な切り口でファドを歌う。そこには長年続いたアマリア・ロドリゲスの"最高故の威圧感"にさいなまれる様子はない。アマリア・ロドリゲスの素晴らしさを認めた上での新時代のファドの姿があるのである。
ミージアもそんなファディスタの一人である。リスボン万博(1998年)のオープニングセレモニーでの熱唱、モントルージャズフェスティバルへの参加、パリのオランピア劇場でのコンサートが評判になる等、ミージア自身歌手として充実し世界的なファド歌手としての名声を確立してきた時期に発表された作品がこの5作目となる「それぞれの情熱」である。
ノーベル賞作家のジョゼ・サラマーゴやポルトガルの国民的詩人フェルナンド・ペソア、現代女流詩人ホーザ・ロバット・デ・ファリア、果てはブラジル作家であるカルロス・ドゥルモン・ヂ・アンドラーヂ等の詩が取り上げられており、上手くミージアの個性と融和した楽曲は、リリシズム溢れる作品として我々の元に届けられた。
「ノスタルジックなファド。しかし、悲しみやサウダーデを歌っても、悲観や諦めという解釈ではなく、そこから何かを生み出す再生としての悲しみを歌いたい。」そう語るミージアの言葉には、ファディスタ、ミージアのエレメントを集約したファドの豊穣な可能性をみた思いがした。