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ミュージック 579690 (65)



Essential Collection: The Classic Cobra Recordings 1956-1958
販売元: Varese Sarabande

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1934年ミシシッピで生まれのOtisさんは '48年頃シカゴへ出てきたのだが、戦後シカゴに大挙して移住した黒人がSouth Sideに住んでいたのに対し、新参者はWest Sideに居住した。数々の名作が録音されたコブラレーベルもWest Sideに有りOtisさんを筆頭にBuddy Guy/Magic Sam/Freddie King等も録音をしており彼らを総称して"West Side"派と呼んでいる。それまで主流で有った、MuddyらのシカゴBluesにBB Kingから影響を受けたスクィーズギターを導入し、モダンBluesによる新風を吹き込んだ。スカウト・アレンジャー・演奏者としてWillie Dixson/Ike Turnerが絡んでおり彼らの功績も見逃せない。

本作はコブラが倒産するまでに録音されたシングル・別テイクを集めたコンピレーションで有る。Remasterにより以前流通していた盤より音質が向上されヒスノイズもカットされている。#1 のっけからエモーションの塊と言ったボーカルで心臓を鷲掴みにされる。胃が痛くなる程だ!(もともとわてが胃腸が弱いのは関係あるまい)別テイクの#17を聞いても明らかな様に録音後にイントロをバッさりカットしたと思われる。ラファイエット・リークのP ビック・ウオルターのハープがDeep度を高め、ドロドロの情念が渦巻く凄いBluesです。
#3/4はDixsonの曲だが特に#4のDeepで重い事!#5は超ヘビースローBlues!呻き血を流すかの如く感情を曝け出す、只ならぬ緊張感。この曲も体に刺さって来ます。#7の歌の迫力はどうだ?Love Songなんですけど・・・ バックも重量感を伴った名演でこの辺りでモダンブルースの形が一応の完成を見た。#9は初のOtisさん書下ろし曲。タメの効いたフレーズと鋭いビブラートが対を成す見事な演奏を披露。

'58年に入ってもOtisさんの勢いは止まらず#12で濃厚で重厚な内臓を抉り出す様なスローBluesをリリース。Otisさんのトレードマークと成るファルセットを交えた大傑作!やるせなさが洪水の様に押し寄せる超有名曲の#13 激情に突き動かされた歌が凄い#14 これもLove Songなんですが・・・ ラテンビートを貴重としながら、中盤でシャッフルとなり場面転換する#15はOtisさんの代名詞と成った傑作曲。イントロのギターも凄いぞぉ〜 何人のギターKidsを虜にした事か?#17以降は別テイクを収録。

デビューで此処まで深く濃厚な情念渦巻くBluesを創造してしまった事が、後のOtisさんにとって不運を招く結果と成るのだが、これを聞くと聞かないでは人生が変わります。Blues嫌いの人も是非聞いて下さい。




Essential Early
販売元: Indigo UK

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The Essential Magic Sam: The Cobra and Chief Recordings 1957-1961
販売元: Fuel 2000

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Essential Masters
販売元: Purple Pyramid

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An Evening with Big Bill Broonzy, Vol. 1
販売元: Storyville Records

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An Evening with Big Bill Broonzy, Vol. 2
販売元: Storyville Records

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Every Day I Have the Blues
販売元: Black Label

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Every Road Ends Somewhere
販売元: Ruf

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Everybody Wants to Win
販売元: Jsp

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Everybody's Blues
販売元: Specy

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