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ミュージック 603260 (241)



Clutching at Straws
販売元: EMI

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 “詩人”と賞されたフィッシュ(vo)の壮大な詞と、それを見事に具現化する演奏隊の技量。ポップ性をも取り込んだ新しいプログレッシヴ・ロックの旗手として、華々しいデビューを飾ったマリリオン。しかし、1988年発表の4作目『旅路の果て』(本作)を最後にフィッシュが脱退。初期マリリオンは幕を閉じることになる…。

 名作と云われた『過ち色の記憶』から顕著になったポップ化は更に進み、7分、8分といった所謂「大作」は1曲もない。しかし、各曲の表情は豊かで、全体を通して物語性を持たせている感じだ。
 本作は「コンセプト・アルバム」とまでは行かないが、全体を通して、あるテーマが存在する。「有名になることと、そこから来るプレッシャー」である。ジャケットにはドラッグあるいはアルコール依存症で命を落とした有名人の顔が並ぶ。

 フィッシュの詞も、小説をモチーフにした幻想的な作風から、人間の内面をえぐり出すような難解な作風へと変化している。「エピック」と呼ばれる後半の曲に、特にその傾向が強い。クライマックスは「ホワイト・ロシアン」だろう。8分の6拍子のこの曲は、シングルにはなっていないが、初期マリリオンが残した名曲の一つと言える。

 また、オープニングは前作を敢えて踏襲したようで、短めの「ホテル・ホビーズ」から、叙情的な「ウォーム・ウェット・サークルズ」へのメドレーになっている。「ホテル~」は木琴のようなキーボードの音色から、フィッシュの印象的なヴォーカル・ラインが聞こえてくる曲で、非常に良い曲だ。後半はスピード・ナンバーに近い盛り上がりを見せ、スーッと引いていくように、次の「ウォーム~」へ移っていく。
 前作のオープニング「絹の着物」~「追憶のケイリー」への流れも素晴らしかったが、こちらも負けていない。

 後半には、有名人になってなかなか人前に出られなくなった自分たちを皮肉ったような、ユーモラスな曲「さらば青春の光/Incommunicado」という曲もある。これがこのアルバムからの1st.シングルだった。
 また、「雨に打たれるシュガー・マイス」はヴォーカルが代わった現在でも演奏され続ける人気曲。割と明るいバラードで、ライヴでは大合唱が起きる。

 本作は、期間限定・ボーナスDisc付リマスターの再発盤シリーズの1つ。このDisc 2 のレア度は飛び抜けている。2代目ヴォーカル:スティーヴ・ホガースの歌で、録音し直されて発売された次作『Seasons End/美しき季節の終焉』の、フィッシュの歌によるデモが多数収録されているのだ。あのままフィッシュが脱退しなければ、多分こういう曲を作っていただろう、という内容で、ファンには堪らないレア曲集である。ボーナスDisc付 2CDは売り切れつつあるので、ファンは後悔しないよう押さえるべし!!




Clutching at Straws
販売元: Capitol

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Clutching at Straws
販売元: Sanctuary

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Clutching at Straws
販売元: EMI

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






Clutching at Straws
販売元: Capitol

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1988年、4th.アルバム。フィッシュがヴォーカルを務めた「前期」最後の作品である。裏声を交えて歌う、叙情的な英国ロックに「ジェネシス似」というレッテルを貼り付けたプログレッシヴ・ファン。切ないプログレ・ハードを物語仕立てにした「NEWサウンド」として認知した若いメタル・ファン。両極端な前期の評価は現在までも続くことになる…。

 構成的には4作中、最もコンパクトな仕上がり。最長でも6分半。緩急の付いたプログレッシヴ的なアレンジは見られるが、大作は無い。サウンド的には4作中、最もダーク。ジャケットにはアルコールや薬物で命を落とした有名人が並ぶ。「有名になること・そこから来るプレッシャー」がテーマになっている。

 木琴のようなキーボードからスタートする「Hotel Hobbies」がまず素晴らしい。コーラスはたった1回しかない小品なのだが、一気に盛り上がる構成は見事。スーっと静かになってバラード「Warm Wet Circles」(3rd.シングル)へ移っていく。前作「絹の着物」〜「追憶のケイリー」を思わせる、秀逸なオープニングである。

 夜の街を行く人々を描いた「That Time Of The Night」はジャケットのバーの雰囲気を漂わせる良質なポップ曲。悲しげな「Going Under」もいい。

 「エピック」と呼ばれるダークな楽曲中、一番の完成度を誇るのが「ホワイト・ロシアン」(酒の名前)だ。シングルにはなっていないが、前期マリリオンが残した名曲の一つと云われている。8分の6拍子をバックに、神経質なフィッシュ節が全面的に展開する。♪戦争は絶えず、民族は対立し、街角では殺人事件が起きたようだ ♪冷えたホワイト・ロシアンをちびちびやりながら、僕はこの世界を理解しようとしている ♪僕らは一体何処へ行くのだろう?

 ダークな曲が多い中、異彩を放っているのが「Incommunicado/さらば青春の光」(1st./先行シングル)だ。有名になって街を歩けなくなってしまった自分達を皮肉った、自虐的ナンバー。♪僕らはおもちゃの箱庭に囚われ、連絡が取れなくなってしまった!と歌う。

 現在のライヴでも演奏され続けるのが「雨に打たれるシュガー・マイス」だ。♪僕らは雨に打たれて消えていく、砂糖で出来たネズミの菓子なのさ、と歌うこのナンバーは、シングルとして欧州で大ヒットした。日本語には変換できない表現だが、これが英語の詩として非常に高い評価を受けている。英語圏に住んでいた自分だが、この表現の何処が優れているのか、良く分からない(苦笑)。日本人が中途半端な英語で作詞なんかしてもダメなのは自明の理だ。

 尚、歌詞・対訳・解説付。東芝EMIだが、無事、普通のCompact Disc媒体だ。同じEMIの音源でも、ヴォーカルがホガースに交代してからの音源は『ブレイヴ』以外、再発売が実現しない。やはり「詩人」と称されたフィッシュ時代の方が、人気は高いようである。




Clutching at Straws
販売元: Musicrama

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 1988年、4th.アルバム。フィッシュがヴォーカルを務めた「前期」最後の作品である。裏声を交えて歌う、叙情的な英国ロックに「ジェネシス似」というレッテルを貼り付けたプログレッシヴ・ファン。切ないプログレ・ハードを物語仕立てにした「NEWサウンド」として認知した若いメタル・ファン。両極端な前期の評価は現在までも続くことになる…。

 構成的には4作中、最もコンパクトな仕上がり。最長でも6分半。緩急の付いたプログレッシヴ的なアレンジは見られるが、大作は無い。サウンド的には4作中、最もダーク。ジャケットにはアルコールや薬物で命を落とした有名人が並ぶ。「有名になること・そこから来るプレッシャー」がテーマになっている。

 木琴のようなキーボードからスタートする「Hotel Hobbies」がまず素晴らしい。コーラスはたった1回しかない小品なのだが、一気に盛り上がる構成は見事。スーっと静かになってバラード「Warm Wet Circles」(3rd.シングル)へ移っていく。前作「絹の着物」〜「追憶のケイリー」を思わせる、秀逸なオープニングである。

 夜の街を行く人々を描いた「That Time Of The Night」はジャケットのバーの雰囲気を漂わせる良質なポップ曲。悲しげな「Going Under」もいい。

 「エピック」と呼ばれるダークな楽曲中、一番の完成度を誇るのが「ホワイト・ロシアン」(酒の名前)だ。シングルにはなっていないが、前期マリリオンが残した名曲の一つと云われている。8分の6拍子をバックに、神経質なフィッシュ節が全面的に展開する。♪戦争は絶えず、民族は対立し、街角では殺人事件が起きたようだ ♪冷えたホワイト・ロシアンをちびちびやりながら、僕はこの世界を理解しようとしている ♪僕らは一体何処へ行くのだろう?

 ダークな曲が多い中、異彩を放っているのが「Incommunicado/さらば青春の光」(1st./先行シングル)だ。有名になって街を歩けなくなってしまった自分達を皮肉った、自虐的ナンバー。♪僕らはおもちゃの箱庭に囚われ、連絡が取れなくなってしまった!と歌う。

 現在のライヴでも演奏され続けるのが「雨に打たれるシュガー・マイス」だ。♪僕らは雨に打たれて消えていく、砂糖で出来たネズミの菓子なのさ、と歌うこのナンバーは、シングルとして欧州で大ヒットした。日本語には変換できない表現だが、これが英語の詩として非常に高い評価を受けている。英語圏に住んでいた自分だが、この表現の何処が優れているのか、良く分からない(苦笑)。日本人が中途半端な英語で作詞なんかしてもダメなのは自明の理だ。

 尚、歌詞・対訳・解説付。東芝EMIだが、無事、普通のCompact Disc媒体だ。同じEMIの音源でも、ヴォーカルがホガースに交代してからの音源は『ブレイヴ』以外、再発売が実現しない。やはり「詩人」と称されたフィッシュ時代の方が、人気は高いようである。




Coast to Coast
販売元: MCA

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Steve Morseのフルピッキングの速弾き,Dave LaRueやVan Romaineとのコンビネーションなど,リリース当時はガンガン使われていた打込みなんてなんのその,やっぱりヒューマンパワーは素晴らしいと心底感じさせてくれる,楽天ゴールデンイーグルスの応援歌は,「THEマンパワー」でなくて"User friendly"にして欲しかったな,というくらいにすごい作品.1曲がだいたい3分程度で,これ以上長いのはできません,腱鞘炎になりますよ勘弁してやってください,と思いやらずにいられないくらい弾きまくってます.ほとんどスポーツであります.まさにギター界のトップアスリート(当時),Steve Morseであります.暑い夏をのりきるのに,是非こいつを横に置いてもらいたい.元気が出ます.

特に1曲目から5曲目までの流れが素晴らしい.特に"Collateral damage","Morning rush hour"は圧巻.その間にある"Get it in writing"がニクい盛り上がりのバラードで,これは弾きまくっていないからか,5分くらいある."Runaway train"はAlbert Leeばりの奏法で面白い.シンセの使い方には80年代の「産業ロック」のようなわざとらしさを感じてしまうが,それも本作では欠かせない味の一つ.

MCA時代の作品,"Southern steel"と本作はセットでお勧めしたい.本作以降のSteve Morse bandおよびSteve Morseの作品は,ちょっと志向が変わってくるので注意.




Coast to Coast Blues Band/Anywhere, Anytime, Anyplace
販売元: Beat Goes On

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Coca Cola Presents Volume 1
販売元: Msi/Uni

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Cocker
販売元: EMI-Capitol Special Markets

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