ミュージック 603266 (86)

Back in Chicago: Jammin' with Willie Kent and the Gents
販売元： Hi Horse

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ブルース界では異端児的存在だろうか、スティール・ギターを操るフレディ・ルーレットの１９９６年作の本盤はシカゴのベテラン、ウィリー・ケントのバンドをバックにレコーディングされタイトルもズバリ「バック・イン・シカゴ」。

ハウリン・ウルフやＢＢキングのスタンダード曲に、アール・フッカーも「Bertha」のタイトルで録音した「Sleepwalk」やキング・カーティスの「Soul Serenade」といったインスト曲を披露する。

ボーカリストとしてあまり魅了の無い彼なのでやはりそのスライド・プレイに注目がいくが、例えばアール・フッカーやホップ・ウィルソンのようなツボを心得た歌声は感じられない。起承転結がない宇宙的なサウンドがルーレットの持ち味だ。