戻る

前ページ   次ページ

ミュージック 603386 (15)



1984 (For the Love of Big Brother)
販売元: Virgin

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

映画化された「1984」のサウンドトラック。だが、映画を見た人なら分かると思うが実際には映画の中では一部が編曲、編集されて使用され、このままの音楽が使用されたわけではなかった。もちろんデイブはそのことに不満で、私の記憶が確かならば大きな契約トラブルになったはずだ。この映画は娯楽作品としてよりいわゆるカルト映画っぽい扱いだったので一般的に話題にはならなかったのは当然だが、アート寄りの映画好きにはある程度話題になった。あの原作を2時間程度にするには難しい面もあっただろうがなかなかの出来の作品だった。肝心の音楽だがコンセプトアルバムとしてもユーリズミクス単体の作品としても最高傑作といってよい素晴らしい作品だ。デイブの音楽的才能とセンスが充分に発揮され、エレクトロポップというジャンルに無理やりはめ込んでみてもその完成度は素晴らしい。この時代の音楽は今聴くと音楽的厚みが感じられないものも多いがこの作品は未だにクオリティーを保っている。ナインインチネイルズのトレントレズナーは絶対にこの作品を聴きつぶしているはずだ。しかしアニーのボーカル曲が少ないため、いわゆるポップ作品としてみると大衆の評価が得られなかったのは仕方がない。当時チャート常連だったユーリズミクスの作品としてはヒットせず、映画音楽としては結局まともに使われず、という不運なアルバム。再評価を期待しても無理だろうか。




1984 (For the Love of Big Brother)
販売元: Virgin

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1984-1989
販売元: Polydor

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1984-1989
販売元: Universal/Polydor

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1985, Vol. 13
販売元: Tréma

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1987-1995
販売元: Columbia Europe

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1990
販売元: Shimmy Disc/Instinct

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1992, Vol. 17
販売元: Unknown Label

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1999
販売元: Wea International

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1999
販売元: Wea Japan

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

黒いロッカーとして業界を席巻した殿下(プリンス)が更なるカテゴリーレスの聖地を奪取すべく作り上げたのが本作です。結果[1]は目論見通りのクロスオーバーヒットとなり[3]までは
その目的に沿った戦略曲が並びます。[3]はロカビリーを取り込んで全く見事な料理長です。[4]からはセクシャルでアンビエントな尺たっぷりの曲が並びます。このアルバムこそが
ハウスmusicを産み落とした母体だよく言われる所以であります。ボトムリズムはマシンに任せファンクエッセンスを限界まで薄める手法(=人種に関わらず踊らせるフォーマット作り)
が完成しており。後はいつ討って出るかの状態に殿下はニヤリだった筈です。しかしこの後の殿下はやや関連アーティストを乱発大量生産しクオリティコントロールが及ばない場合も
見受けられるなど、肥大化する自身のビジネスに翻弄される事になります。しかしその期間は才能が枯渇した訳ではなく市場に合わせたドレスダウンをしていたという点が特筆される
べきでしょう。このアルバムはジャンルを問わず語られる事が多いのが特徴です。初期ガンズのベーシストがフェイバリットに挙げていた事を思い出します。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ