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ミュージック 701044 (345)



Beethoven: Symphonies Nos. 7 & 8
販売元: EMI

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Beethoven: Symphonies Nos. 7 & 8
販売元: London

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Beethoven: Symphonies Nos. 7 & 9; Missa Solemnis
販売元: Deutsche Grammophon

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Beethoven: Symphonies; Ouvertures
販売元: Zig Zag Territoires

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インマゼールは物が違う! 評者は古楽器系、ピリオド楽器による演奏を全く好まないが、このベートーヴェンには感服した。1、2番の前衛性の表出がよいのは当然ながら、7、9番では音楽の結構(外面といってもよい)を徹底的に追究することで、その祝祭的な輝かしさが具現されている。あるいは、フランス革命の余燼冷めやらぬベートーヴェンの時代性が現れているといってもよいだろうか。血なまぐさいシュトルム・ウント・ドランクに翻弄されるような時代と人間。そんなものまで感じさせる演奏。時代考証やスコアの研究などはよくわからぬが、この点でインマゼールは傑出している。
それでも緩徐楽章には、ピリオド楽器小編成オケの弱点がないではない。しかし、それも現代オケの厚ぼったい演奏に耳が汚れているからかもしれない。作曲家のメトロノーム指示を遵守したという、本来「お題目」に思われるコメントも素直に聞ける。第9のアダージョでは最初案外ゆったりとしたテンポがどんどんスピードを増し、目くるめくような推進をみせるところは快感でもある。
3、5番も第1楽章は十分だ。凡百の演奏では冒頭から聴く気がなくなるものが多いのだ。それは現代オケを使ったベーレンライター版演奏でも同じこと。インマゼールは、『エロイカ』冒頭から音楽が大きい! 最近ではパーヴォ・ヤルヴィ、ベルトラン・ド・ビリーなどせっかく現代オケを使っているのに音楽を小さくしている指揮者が目立つ。また、テンポについてもインマゼールのは精妙な揺れがあって、杓子定規なヤルヴィなどとは似て非なるものだ。
さらに特筆すべきは弦、とくにヴァイオリン群の切々たる響きだ。その響きには、いまベートーヴェンを演奏することへの希求というか、こうでなければならないという切実さを感じさせる。こういう響きは珍しい。思わず耳をそばだてることになる。それは『エロイカ』のみならず、多分に外面的な志向を持つ7番でも感じた。そのため早いだけ、金管、打楽器が無意味にうるさいだけの「同類」演奏とは、一線も二線も画する。
その『エロイカ』では、「葬送行進曲」もよい! これは古楽器系では稀有なことだ。その成功の大半は弦群パートの熾烈さ、切実さ、そしてここでは求心的な響きの充実にあるようだ。
求心的な弦と開放的な金管が絶妙にマッチして、物理的なテンポを超えた「音楽時間」が獲得されているのだ。これは凄い!!! フィナーレの融通無碍なテンポにもそれはいえる。祝祭性(光)と悲劇性(影)の対照がほとんど戦慄ものである。物理的なテンポが響きや音楽の意味と絶妙に絡み合って、一つの事件になっているのだ。大袈裟にいっているのではない!
是非、体験してもらいたい(そう、聴くというより「体験」というのが相応しい。こういうディスクも滅多にない!)。ファイナーレのコーダは胸がすくようだ。しかし、それはフルトヴェングラーのような、音楽がそこへ向けて収斂していくというものとは違う気がする。それまでの過程がもっと機会的というか、定めわからぬ不穏さに満ちているといえばよいか。私見では、それこそが「フランス革命の余燼冷めやらぬ」といいたくなるところであり、『エロイカ』は現在進行形の音楽であって、断じて古典音楽などではないのだというインマゼールの主張が聞こえるようなのだ。
この不穏さは『コリオラン』や『エグモント』といった序曲に典型的に響いている。生々しい。「ジャン=ジャック・ルソーの思想こそ、マキシミリアン・ロベスピエールの手」といったリルケの言葉を思い出す。思想が歴史に参入し、手は血に塗れているのだ。怖ろしい。ベートーヴェンは芸術の革命家であるとともに、革命時代の芸術家でもあることが心底わかろう。
『エグモント』が典型的! 不穏だ。血なまぐさいのだ。
またまたさらに、素っ気無い表情がかえって音楽の意味を表出するような高度な部分もある。
これはムラヴィンスキーのレベルに達している。とんでもないことだ。
白熱の8番、『田園』で、そういうちょっとした走句を見出す。その印象的なこと!!!
音楽の質が、そういう部分現れるのだ。無意味の意味、沈黙の饒舌そういうものだ。

本全集は、大編成オケによるモントゥー盤、SACDのヴァント盤と並んで、全てのクラシックファンが聴くべきほとんど唯一の古楽器小編成オケによるベートーヴェン全集であろう。





Beethoven: Symphonies; Piano Concertos; Violin Concertos; Overtures
販売元: Decca

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ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団他によるベートーヴェン交響曲全集。1965年~1969年の録音。
おまけにはなんとヴィルヘルム・バックハウスのベートーヴェンピアノ協奏曲全集とヘンリク・シェリングのヴァイオリン協奏曲が付いています。

バックハウスのベートーヴェンピアノ協奏曲全集は1950年代に録音されたとは思えない超名演。
シェリングのヴァイオリン協奏曲も素晴らしい出来になっている。
お得な交響曲全集になっています。




Beethoven: Symphony 3/Fidelio
販売元: Collins Classics

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Beethoven: Symphony 9
販売元: EMI

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Beethoven: Symphony 9 (Choral)
販売元: Avid

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Beethoven: Symphony no 3 "Eroica", Fidelio Overture / Herbig, Royal Philharmonic Orch
販売元: Intersound

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Beethoven: Symphony No 9
販売元: Deutsche Grammophon/Special Im

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