DVD／ビデオ 16295821 (95)

CSI: Crime Scene Investigation
販売元： Columbia Broadcasting System (CBS)

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Csi: Crime Scene Investigation - Comp Fifth Season
販売元： Columbia Broadcasting System (CBS)

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　ラスベガス警察・鑑識チームの活躍を描くTVドラマ第5シーズン全24話。このレビューを書いている05年12月現在、第5シーズンの日本語吹き替え版はまだ放送されておらず、どうにも待ちきれなくてこの米国製DVD７枚組みBoxを購入しました。期待以上の素晴らしい作品揃いです。

　遺留品の地道な収集と分析によって犯罪者を追い詰めていく手際については改めて書きません。このドラマも放送開始以来5年になり、登場人物たちの家族との関係についても奥深いドラマが綴られていく点に特に私は目をひかれました。

　サラが抱えていた「問題」は、これまでかすかにほのめかされるにとどまっていましたが、今シーズンでようやくその全体像が明らかとなります。
　ブラス警部はまたしても娘エリーとの間で苦く切ない対峙を迫られます。
　キャサリンは反抗期の娘を女手ひとつで育てながら管理職へと昇進しますが、そのことで生まれる孤独感を周囲に理解してもらえません。
　グリッソムはその管理手腕を問われ、彼にとっては家族同然のチームを好敵手エクリーによって解体されてしまいます。

　そして最終話ではまさにグリッソムたちは「家族」を取り戻すべく大きな焦りと恐怖の中で事件解決に奔走します。「Grave Danger」と題するこの1時間30分の物語はタランティーノがストーリーと監督を担当し、彼の作品の中でも最高傑作と呼ぶべき物語です。愛する人を失うことの痛ましさをこれ以上ないほどに味わい、私は涙を押し留めることが出来ませんでした。
　I want my guys back.（私に彼らを返してほしい。）
　グリッソムのこの最後の台詞に胸えぐられる作品です。

（注）日本国内向け専用プレイヤーでは再生不可。
　音声は英語原音、スペイン語吹替。一部に制作者の解説つき。
　クローズド･キャプションによる英語字幕は私のテレビでは表示できませんでした。

Csi: Crime Scene Investigation - Comp Sixth Season
販売元： Paramount

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　ラスベガス警察・鑑識チームの活躍を描くTVドラマ第6シーズン全24話。第6シーズンの日本での放送は2007年からですが、それを待ちきれずにこの米国製DVD７枚組みBoxを購入しました。

　いつものことながら、この作品では犯罪に手を染める者が往々にして一見善良な市民然とした人々である点が特徴です。その一方でいかにも極悪非道な印象を与える、ヒール的人物が配置され、見る側としてはそうした＜いけすかない輩＞こそ罰するすべきではないかという心理が働きがちです。しかし、結果的に私たちはこのドラマに常に試されることになります。証拠がつきつけるのは私たちの思い込みや偏見とは無縁の「事実」であり、裏返していえば、証拠は私たちの思い込みや偏見をあぶりだすことになるのです。

　第6シーズンでもそうしたCSI特有のドラマ展開は第18話「The Unusual Suspect」などで見ることができます。

　さて、この第6シーズンは第5シーズンとの間にある大きなドラマがあったようです。そのことは見る側に明確には提示されないままですが、シーズン・フィナーレのエンディングでそれがどういうことであったのかが突然明らかにされ、私たちは大きく驚かされます。そして、シーズン全体に渡って実はそのことがずっとほのめかされ続けていたことにはたと気がつくのです。明らかにされた秘密はこのドラマの長年のファンの多くが待ち望んでいたことでしょう。今はただそれが、大変うれしい驚きを与えてくれるに違いない、とだけ申し上げておきます。

（注）日本国内向け専用プレイヤーでは再生不可。
　音声は英語原音、スペイン語吹替。一部に制作者の解説つき。
　クローズド･キャプションによる英語字幕は私のテレビでは表示できませんでした。

Csi: Early Cases 1 (3pc)
販売元： Columbia Broadcasting System (CBS)

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Csi: Eighth Season (5pc) (Ws Ac3 Dol Dig Slip)
販売元： Paramount

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　全米視聴率1位のＴＶドラマ「ＣＳＩ」シーズン８。日本での放送は2009年４月からですが、待ちきれずにこの米国製ＤＶＤ５枚組みＢｏｘを購入しました。

　2008年に行なわれた脚本家組合のストの影響で第８シーズンは残念ながら１７話しか制作されませんでした。しかし内容はより濃密なシーズンになったのではないかというのが率直な感想です。

　まず巻頭を飾るのは第７シーズン最終話で誘拐されたサラの救出劇です。セリフを極限までそぎ落とした脚本はこれまでにない緊張感を与え、ＤＶＤ特典映像でマージ・ヘルゲンバーガーが語るように「西部劇のような」映像美が楽しめる回です。

　第６話は「WITHOUT A TRACE／FBI 失踪者を追え！」とのクロス･オーバー。ＦＢＩ捜査官ジャック・マローンがニューヨークからベガスにやってくるド派手な冒頭場面からファンにはたまらないエピソードです。
　この第６話は物語の前編にあたるのですが、後編にあたる「ＷＡＴ」のエピソードもこのＤＶＤセットにはちゃんと収録されています。「ＷＡＴ」のＤＶＤは米国でもシーズン３までしか販売されておらず、仕方なく私はドイツで先行販売されたシーズン４を取り寄せたほどですが、「ＷＡＴ」シーズン６に放送されたこのクロス・オーバーの回が「ＣＳＩ」のＤＶＤで見られるとは嬉しい驚きです。

　さて「ＣＳＩ：８」の共通テーマは「壊れていくＣＳＩ」です。猟奇的ともいえる事件が来る日も来る日もラボの面々を苦しめます。事件を解決しても失われた命が戻ることはない。そんな不条理な社会に身を置く登場人物たちの心は少しずつ変調をきたしていくのです。そしてこのドラマを愛してやまないファンにとってこれ以上ないほど悲しく痛ましい事件が起きてしまいます。

　第９シーズンが待ち遠しい幕切れです。
　
（注）日本国内向け専用プレイヤーでは再生不可。
　音声は英語原音、スペイン語吹替。

CSI: Miami
販売元： CBS Television

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