戻る

前ページ   次ページ

DVD/ビデオ 16295831 (10)



名探偵ポワロ[完全版]Vol.18
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






名探偵ポワロ 19
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

イギリスで放送された完全版が、NHKでお馴染みの吹き替えで観る事が出来ます。
(カットされていたシーンのみ英語+日本語字幕)
このカットされていたシーンというのがまた、ファン心理をくすぐるようないいシーンばかりです。もったいない!
特にこの「愛国殺人」では、ジャップ警部のお宅訪問(!)が完全版で観られます。
ポワロファンは必見と言えるでしょう!!




名探偵ポワロ[完全版]Vol.19
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






名探偵ポワロ 2
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「24羽の黒つぐみ」が、なかなかに仕掛けがユニークで、面白い。
あるレストランで見かけた老人が、習慣から逸脱した料理の注文をする姿に一人頭を悩ませるポワロは、後日、その老人が事故死したことを聞くと、ただちに、それを殺人事件と推測してしまうのだ。

原作では、幾人もの容疑者が現れるでもなく、あっけなくポワロが犯人を名指ししてしまうため、我々読者は、事件解決後に、ポワロからその推理の過程をありがたく拝聴するだけなのだが、テレビ版では、この老人の人物設定を変えることによって容疑者の幅を広げ、ポワロとともに、あれこれと犯人の推理と謎解きをしていく楽しみを加えており、より、エンターテイメント性が高まっている。

地方地主のもとに、「明日12時までに金を払わなければ、子供を誘拐する」との脅迫状が舞い込むのが、「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」。邸の周りを警官が厳重に固める中、期限の12時が刻一刻と迫り、ついに、子供のいる部屋の時計が12時の時を打つ。

この「名探偵ポワロ」では、短編原作のストーリーやトリックの改変は当たり前に行われており、この作品でも、基本的なストーリーはそのままに、重要なトリックの一部が変えられている。改変は、原作を上回っていることが常であり、それだけテレビ版の出来が秀逸ということなのだが、この作品のトリックは、どちらにも一長一短の面があり、評価が分かれるところだろう。私自身は、原作のトリックの一ひねりに軍配を上げたいのだが…。




名探偵ポワロ[完全版]Vol.2
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 『ジョニー・ウェイバリー誘拐事件』は、マナーハウスが舞台なので、外観をはじめ、先祖の肖像画で飾られた室内、調度品、秘密の抜け道に至るまで、英国貴族のお屋敷をヴィジュアル的に堪能できます。また没落貴族とブルジョワ出身の夫婦といった、典型的な階級社会の一面を、執事のセリフからもうかがえたりと、全体的にミステリーよりも、英国文化の一端に触れるようで、ドラマの背景の方に注目してしまいました。キャラクターに関しても、ヘイスティング大尉のカーマニアぶり、それに振り回されて、珍しく怒るポワロは、英国式朝食にこだわるなど、二人の掛け合いも楽しく、子役のジョニーくんも、ディナーの席で、ママにお休みのキスをされて、照れなのか、ほっぺを拭う仕草がかわいらしく、自然な感じでいい味を出しています。
 『24羽の黒つぐみ』では、寄席のような大衆娯楽と、絵画芸術の対比が、ミステリーの謎解きと共に、効果的に描かれているのが特徴でしょうか。話の筋とは余り関係ないものの、面白いと感じたシーンが、いくつかありました。ミロの絵を前にしたヘイスティング大尉のお約束のセリフ。クリケットの試合が気になってしょうがないヘイスティング大尉に呆れつつもポワロがラストでは…。紅茶に角砂糖をいくつ入れるかが分かる場面からして、甘党ポワロの悩みは、子供と同レベル? また、ゲストキャラの二人の対照的な女性の描かれ方も印象深いものがありました。(ヌード)モデルの女性は赤毛らしい強い気性の持ち主、懸命に奉仕しながらも報われない家政婦には、同情を覚えました。








名探偵ポワロ 20
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

子供の頃、少年誌で、エジプトのピラミッド発掘に関わった人々の呪われた連続死のエピソードに触れ、興味津々で読んだ記憶があるのだが、この「エジプト墳墓のなぞ」は、そんなエピソードを、クリスティーが見事にミステリにアレンジしてみせた傑作短編である。

古代エジプト王メンハーラの墳墓を発掘した考古学調査隊が、三千年の封印を解いて室式古墳の中に入った直後、調査隊長が心臓発作で急死する。その後も続くメンバーの不審死に、ついに、ポワロが王家の谷に乗り込むことになった。「墓を侵した者はすべて呪われる」。ポワロが解明したその「メンハーラの呪い」の巧妙なからくりの正体とは…。

「負け犬」は、化学工業会社の因業で横暴な社長が、何者かに殺されるという物語である。秘密書類の盗難事件に、敵国との軍事利用取引き、さらには、遺産相続も絡み、関係者全員に犯行の動機があるという、本格派ミステリの見本のような作品である。

この作品の原作は、121ページに及ぶ中篇作なのだが、テレビ版は、おおむね原作に忠実なプロットを維持しつつも、手際良く一部の設定の改変を行い、原作を上回る作品に仕上げている。特に、原作では、終始、特定の人物を容疑者としてクローズアップさせているのだが、テレビ版ではこれを最後までぼかしており、関係者全員を集めた事件の再現シーンでの、一カットごとに目まぐるしく揺れ動く犯人像と、どんでん返しの結末の演出は、テレビ版アレンジの勝利といっていいだろう。

ちなみに、普段は地味で、この作品でもテレビ版だけに登場するミス・レモンが、事件解決の鍵を担う重要な役どころを演じているのも注目だ。




名探偵ポワロ[完全版]Vol.20
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






名探偵ポワロ 21
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

原作とは似ても似つかぬ、全く別物の大傑作に生まれ変わらせてしまった「謎の遺言書」の脚本家には、大拍手を送りたい。

原作は、亡くなった男性上位主義者の伯父が、隠された第二の遺言書を発見すれば全財産を贈与するという、姪に対する頭脳勝負を仕掛けた遺言書を残したところ、姪に依頼されたポワロが、見事そのからくりを見破ってみせたという他愛のない筋なのだが、テレビ版では、姪に全財産を遺す内容に遺言書を書き替える前夜に、伯父が何者かに殺されるという内容に変えられている。遺言書を書き替えられては困る他の相続人全てに殺害の動機があり、最後には、関係者全員が一堂に会する中で、ポワロが散々、気を揉ませてくれた後、鮮やかなどんでん返しの名推理で犯人を名指ししてみせるという、ポワロ物お約束の名場面を演出してみせるのだから、原作を知る者は、「凄い!」と、驚かずにはいられないのだ。

「黄色いアイリス」の方は、短編の原作を基に、長編作「忘られぬ死」が書かれているくらい、もともと、原作自体がしっかりできているのだが、テレビ版は、これをさらにドラマティックに仕上げている。この作品では、二つの事件が起きるのだが、一つ目の事件の現場を、ニューヨークから、クーデター前夜の南米ブエノスアイレスに移し、二つ目の事件では、「謎の遺言書」同様、関係者全員が一堂に会する中でのポワロの見せ場を用意しているのだ。

この巻は、レベルの高いニ作品が揃った、お買い得なセットといっていいだろう。




名探偵ポワロ[完全版]Vol.21
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






名探偵ポワロ 22
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「チョコレートの箱」が、素晴らしい出来だ。テレビ版は、原作の短編をかなり改作して、話をふくらませているのが常なのだが、この作品でも、ポワロがヘイスティングス相手に、ベルギー警察の現役刑事時代の失敗談を話して聞かせるという、わずか27ページの原作の単純なストーリーに、一ひねりも二ひねりも効かせ、見違えるほど奥行きの深い作品に仕上げているのだ。改作が最も効果的に行われ、大成功した点で、ベストの一つに挙げられる作品といっていいだろう。

ポワロが唯一愛した女性としては、第14巻の「二重の手がかり」に出てくるロサコフ伯爵夫人が有名なのだが、この作品では、ポワロが、ある美しい女性にほのかなロマンスを抱くという、原作にないエピソードを加えており、ポワロとその女性とのラスト・シーンが、何とも粋で、感動的なのだ。

ちなみに、「イタリア貴族殺害事件」の方は、ある重要な秘密書類の恐喝にからむ殺人事件のからくりを、ポワロが鮮やかに解決してみせる作品なのだが、ここでも、ミス・レモンのロマンスのエピソードが書き加えられている(もっとも、原作には、ミス・レモン自体が登場しないのだが)。この巻の両作品は、同じ第5シーズンに連続して製作発表された作品であり、淡いロマンスを共通テーマとして脚本が書かれたのではないかと想像しているのだが、ポワロとは対照的に描かれたミス・レモンのラスト・シーンも見物だ。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ