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DVD/ビデオ 575050 (5)



ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版
販売元: バップ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 原作は未読なので映画との比較はできませんが、漫画を実写化する場合、ある程度のリアリティが必要になってくると思います。
 この映画では、昭和33年代の日本を舞台にして、美麗に満ち溢れたハートフルストーリーを展開します。しかしその描写は、実際の戦後を美麗に満ちた安直な挿話で誤魔化しているようにすぎません。現実の戦後の日本はもっと陰鬱で世知辛かったのではないでしょうか。
 
 それこそ、心をピュアにして、ある種のファンタジーと割り切ってしまえば良いのだろうけれど、ストーリーから登場人物の行動原理から何までファンタジーに終始されてしまっては、この映画自体が、膨張された懐古主義と捉えられても仕方がありません。
 
 セットやCGも違和感を覚えるばかりか、役者の演技にしても漫画的なアクションを求めすぎていて不自然になっています。今時、「じゅんのすけー!」と叫ばれてしまっては見ているこっちが恥ずかしくなってしまうのは僕だけじゃないはずです(そこがいい、という人もいるけども)
 
 個人的には、時代の流れとともに忘れ去られていったものに対する、追慕の眼差しがもう少し欲しかったところ。テレビや冷蔵庫をピックアップするのも良いですが、それは現代の日本人が真新しい物を死に物狂いで追い求めていることと、何ら変わりはありません。忘れてしまったものにこそ真の価値がある。そんな哀愁漂うメッセージをありのままに盛り込んでおけば、もっと素晴らしい映画になりえたのではないでしょうか。






ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
販売元: バップ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

話自体は大した内容ではないのに、なんでこんなに泣けるんだろう。悲しい場面なんてあるわけでもないし、感動する場面があるわけでもない。

疑うこともなく人に親切にする普通の日常生活があるだけだ。

家とかはスタジオなのだけれど、道路や車、路面電車に蒸気機関車に東京タワーはおそらくCGだと思うがなかなかよくできていると思う。新作のキングコングと比べればさすがに規模は全然違うけれど日本映画の技術もあがってきたなと思わせる。

俳優陣もすばらしい。堤真一はいつもながらちょっと演技がわざとらしいところがあるが、修理工場の経営者でありながら夢いっぱいの昭和の企業家の風格を見せている。

でも一番いいのが、やっぱり小雪。こんな八頭身の人はこの時代では宇宙人並に浮いているけれど、薄幸だが明るい女給の役を実に見事に演じている。




4 MOVEMENT
販売元: ポニーキャニオン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

久石氏の音楽に合わせ非常に幻想的な世界観が描写されている本編。
ミュージッククリップ的感覚にも捉えられる方が少なからずいるのは否定出来ない作品と思うので、お勧め度としてマイナス。
個人的には久石さんの音楽の新しい楽しみ方を見た感じです。
宮崎・北野監督作品の音楽が有名な氏の音楽を強く感じさせない、一人の音楽家としての一つの作品です。

CDもついていて、お手頃な価格なので、興味がある方にはぜひお勧めします。




四月物語
販売元: ビデオメーカー

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岩井俊二物で見てないものを総当りしている中の一つ目。
ちょっとした短編で抑揚もなく何のことない作品だけど、
大学の頃ってやたらと自転車で移動してたよなあとか、
武蔵野ってこんなだったよなあとか、
思い出させてくれてちょっぴり懐かしく感じる。

「地方から東京に出てくる」という行為が
僕には出来ないのだけど、
一度くらいやってみたかったな。




四日間の奇蹟
販売元: 東映ビデオ

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原作を先に読んでおり、非常に期待した作品でした。配役も十分過ぎるくらいそろっています。ロケ地も最高に美しい場所です。
しかしながら全体に普通のドラマに終わってしまっています。
ポイントは2つに感じました。
1つは、脚本にもうひと工夫ほしい点。原作では、四日間という時間の進行をひとつの軸としており、その奇跡が起こるまでに十分読者に「なんなんだよ奇跡って。どんなことがおこるんだよお。」っと期待させてくれます。(実際奇跡の内容自体は「最近よくあるよなあ、このパターン」ということなのですが、、、。)そして、その奇跡が起こるときには既に各人物の置かれている状況やこの特殊な療養施設とその風景描写のとりこにされており、「四日間」の出来事が染入るように心を満たしていきます。その点、四日間という時間軸よりも、主人公(吉岡さん)とヒロイン(石田さん)の関係に重きをおいた「第2ボタンからのつかみ」には?と感じます。
もうひとつは、カメラワーク。ここが決めという礼拝堂のピアノシーンはすばらしいのですが、そういう決めのシーンとその他のシーンの差が激しく、その他のシーンのカメラワークはTVのドラマとしか思えないのが残念。また、すばらしい風景にも関わらず、画面にその絵を活かす光の使い方の妙があまり見えておらず、「せっかく映画なんだから1カット毎切り抜いてもすばらしい絵になるように工夫してよ」と思ってしまいます。(もちろん予算や時間の都合なんでしょうが、、、。)
本当にもう少し、もう少しという部分で足りていない部分が多い、やや残念な感じの残る作品でした。




四月の雪 (通常版)
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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行間の意味を解釈しながら読み進める昔の純文学のような映画だと思いました。その解釈によってその人の感じ方が違ってくるような気がします。ひとつの場面場面が実に吟味された作り手の決め細やかさが画面から伝わってきます。ペ・ヨンジュンさんやソン・イェジンさんの演技も素晴らしかったと思います。ただ、ソヨン役は(ソン・イェジンさんが駄目というのではありませんが)、30代半ば前後のもう少し人生経験の積んだ方が演じられるともっと良かったような気がします(当初オファーされたと噂されている女優さんが受けられていれば、と思っています)。




69 sixty nine プレミアムセット
販売元: 東映

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李監督のメジャー第1作はクドカンの脚本を得て、溌剌とした魅力溢れる一作となった。時代性も手伝ってアメリカンニューシネマのような趣なのがよい。冒頭のタイトルクレジットはまんま「007」だが、何となく本家に比べてチープ感を醸し出しているのも魅力の一端だろう。学生運動や自己批判みたいな精神は「光の雨」でよく描かれているが、本作のきっかけはヒロインへの恋心であり、またバリ封さなかの下痢騒ぎなど、これら重いテーマを一掃するハチャメチャさは本当に観ていて痛快である。佐世保ロケなのにあまり佐世保感がないのは李監督の特性かもしれない。「フラガール」でもそうだったが、この監督は背景などどこでもよいのだろう。その分、俳優の魅力を全面に出す撮り方は一級品だ。主役のふたりは序盤、全く高校生に見えないが(笑)考えてみれば「タイヨウのうた」の塚本高史も映画終盤ではそれっぽく見えていたし、本作も充分合格点だろう。特典ディスクは舞台挨拶や特番が中心で、これはイマイチだった。作品は星4つ。




69 sixty nine
販売元: 東映

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とにかく、「今」を楽しまなければ、何を楽しむのか?っという主人公の男子高校生。ちょっと大げさに見えてしまう場面もそこがこの作品の見所だといえるのではないでしょうか。「バリ封」の場面は絶対に見逃せない!!本当に1969年を青春した世代の人たちだけでなく、私たち世代でも大いに楽しめます。そして、ところどころ笑ってしまう場面もあるけれど見終わった後は、とても元気になれる、気分が良い感じになれたと感じました。




六月の蛇
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

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関係が上手く作れない夫婦(黒沢あすか、神足裕司)に

ガンで余命いくばくも無い男(塚本晋也)が介入してくる。

そのことが、夫婦の心の奥の願望を開放する。

そして2人の冷え切った関係が変化していく。

性的で暴力的な塚本監督らしい映画で、

緊迫感と高いテンションを最初から最後まで

キープしています。






六月の蛇 初回限定版
販売元: ハピネット・ピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

未見のかたには是非おすすめしたい傑作。

・塚本晋也の映画は、台詞が聞き取りにくい事が多い。
・塚本晋也の映画は、演技の上手でない浮いた人物が必ず一人は居る。
そういった一般的にはネガティブな点すらも、切迫感やいかがわしさ、ぎこちなさなど、この映画を構成する不可欠な要素に昇華しているように感じる。
個性が強い監督なので、コアなファンはそんな瑣末なことは気にせず熱狂できるのだが、鉄男など過去の作品で肌に合わないと感じた映画好きにも是非この作品で再アタックして欲しい。

東スポのエロ小説のような設定や荒唐無稽なギミックが紡ぎ出す、胸がつまるほど切実な物語。
そんな物語が、病的な緊張感と緩急の激しい独特のリズムで展開する。
下世話さや卑屈さが、はっとするような美しさや開放感に変わる瞬間をこの映画はしっかりと捕まえており、その狂った感覚はおそらく日本の作家でなければつくりだせなかったものだろう。

もともと女性を魅力的に撮るのに長けた作家だが、本作における黒沢あすかは出色の出来。
ミニスカートからこぼれるあれほど完璧な太ももに、再びまみえたことは今のところ無い。
ある映画の中で今までに気に留めた事のない女優の、まるで魔法にかかったような演技を見て面食らうという経験は映画ファンなら誰しもあると思うのだが
そんな作品は時間が経っても大切な一本として記憶に残るものだ。


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