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DVD/ビデオ 575050 (190)



暁の追跡
販売元: バップ

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赤と黒
販売元: アイ・ヴィー・シー

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赤松唯 I Love 唯
販売元: イーネットフロンティア

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赤目四十八瀧心中未遂
販売元: ネオプレックス

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臓物の串刺し
冷蔵庫に保管された辞書
不自然に青い空
刺青
夜顔
愛のないSEX
コインロッカー


この映画には<死を連想させるアイテム>がたくさん登場する。モツを串刺しにする時や刺青マシンで肉を削る時に生ずるピチャピチャという耳障りな音にさえ死臭が漂っている。作家崩れの漂流物・生島役に<さしすせそ>を旨く発音できない俳優をキャスティングした点にも、監督の作為が感じられるほどだ。

作品全体が<死>の気配に包まれてはいるが、ルイ・マルの「鬼火」のようなドスンとくる暗さを不思議と感じない。それには、天性の明るさが染みついた大阪に近い立地と荒戸監督の気質が影響しているような気がする。赤目四十八滝という場所も、関西地方の人ならば誰もが知っている観光スポット。けっして華厳の滝のような自殺の名所ではない。

自分の居場所をみつけられない男は、地縛霊のごとく尼に住み着いている人々からも結局は追い返され、再び死に場所を求めてさまようことになるのだろう。蝶を追いかけて見知らぬ場所まで辿り着いてしまった少年のように。




赤目四十八瀧心中未遂 プレミアム・エディション
販売元: ジェネオン エンタテインメント

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男にとっては行為における至上の到達点として存在する「死」が、女にしてみれば分断された一回ずつの「添え物」を青天井の性欲により先鋭化しただけのことに過ぎない。
別に利口ぶって理屈をこねなくても、性行為を伴う2〜3回の恋愛でウンザリするほど思い知らされるこのどうしようもない事実を、延々三時間の長尺で淡々と描かれても困ってしまうのだが、この辺どうなんだろう。別に邦画を格付けする偉い人たちが色事にウブであるとも思えないのだが、何がこんなに高評価ですか。
寺島しのぶの存在か、とも考えるのだが、アレをアレするだけでアレだというなら、日本AV界のキカタン女優には寺島氏以上の評価を受けて然るべき人材がゴマンといる。色気がある、とどれだけ言われても、私の知る限り「寺島しのぶ、妖艶なり」と評する方は決まってジェンダーが女性であり、なおかつ特有の共通した傾向(明記は避ける)があるため、客観的事実としては迂闊に信用できないのだ。
結局「なぜ」に立ち返ると、その理由には某女性劇作家に某権威ある文学賞を取らせたムーヴメント、すなわち日本のある種の人たちが持つ「ある種の人々の猥雑な生命力に対するコンプレックス」が根底に流れているのではないか、と思えてくるがどうだろうか。ある種、日本のジェンダーフリーについて考えさせられる。
最低ではないので☆ふたつ。トイレの我慢がキツかった。




アカルイミライ 通常版
販売元: メディアファクトリー

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僕は、監督が映画を作るとき、
何を伝えようとしてどのように撮るか、
どんな風に人が描かれてるかって事が関心の中心になる。
だからこの映画はすごく戸惑った。

戸惑ったのは守(浅野忠信)のせいである。彼にはまったく感情移入が出来ない。
真意や感情を表さないし、一貫した行動によって何かを表現しているのでもない。「こうあるべき」というものも持ってないようである。
解釈をまったく拒んでいるようにすら見える。

しかし彼は理解されることを拒んでいるわけではない。
というか、より深い立ち入りを求める。
簡単に片付けてくれるな、というわけだ。

つまり、彼の存在は、「問いかけ」なのである。
彼は人間ではない。
監督からの「問いかけ」そのものなのである。
ひたすら仁村を、仁村と親父をつつき、つつく。
謎を残しながら一連の出来事を主導していく。
彼は監督の「問いかけ」そのものなのである。

私たちは一体何を問われているのか?

守は雄二に対して大人の常識を説き、自分に理解者がいることを示した。
他方、藤原(工場長)には若者の繊細さと危うさを示した。

彼が問うているのは、簡単になりすぎることを恐れずに言うのならば、
若い世代には自分の立場を、周りを取り巻く大人の気持ちを直視する勇気を、
古い世代には、若者を直視し、受け入れる度量を問うているのである。

「アカルイミライ」の題のとおり、
雄二と有田の父の間には理解と信頼と愛情が生まれたが、
「君らすべてを許そう」の言葉に象徴されるように、
これは彼らの個別的な問題ではないのだ。

世代対世代、世代に属する全個人の大きな問題なのだ。
この問題を自分のこととして引き受けることができるか。
クラゲ=少年たちは解き放たれた。
しかしそのクラゲを美しい、
さされる事も忘れて手を触れてみたくなるほど、
彼らを愛しいと感じることが出来るのか。
微妙な生き物である彼らを、
真剣に面倒見ていくことが出来るのか。

この物語はシビアで、一切のヒロイズムはない。
示されているのは人間に邂逅の可能性が残されていることと、
しかし終わりなくテストが続いていくことである。




こんなにも真摯に若者を見つめる年長者がいることに感謝・敬服。





アカルイミライ 特別版
販売元: メディアファクトリー

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誰も言わないから言わせてもらう。この映画は、「カリスマ」から始まるエコロジーをテーマ?にしたエコロジー映画の1本である。
「カリスマ」は、1本の木を巡る物語、「大いなる幻影」は、今話題の「黄砂」の物語、「回路」は、ホラーの衣装をきた「電磁波症候群」の話。
そして、この「アカルイミライ」は「リン系化学物質」の物語だ。
主人公の2人が、なぜ、「おしぼりの工場」で、働いてたのか、もう少し人は議論しなければ、いけない。
そこが、解けないと、実は浅野君の殺人も、床下のくらげも、藤竜也のリサイクルショップも、理由が解けない。すべてこれは、現代の「化学物質」に対しての黒沢清の「警告」なのだ。
床下のくらげは、実は我々の床下にも、存在する。それが、河となり、世界を汚染していく。その汚染が実は、ラストの青年たちの無軌道な行動の後退移動に繋がる。
環境ホルモンの恐ろしさの映画をこのような青春映画に仕立てる黒沢さんは、孤独だ。というか、これでは、誰もわからない。
しかし、黒沢清は誤解も恐れない。勇気ー有機の人だ。残念なことだが、この映画を最後に、エコ映画を撮らなくなった。世界は、もう、終わりなのか?黒沢さん・・・




阿川弘之 私と「パールハーバー」 なぜ日本は対米開戦に追い込まれたか
販売元: コニービデオ

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秋津温泉
販売元: 松竹ホームビデオ

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岡田万茉莉子映画出演100本目を記念して自ら企画を立てた作品だけあって、まさにこれは岡田さんの代表作と言っていいでしょう。 あの数々の和服姿の艶やかさといったら言葉になりません。 また映画全盛期の撮影所の底力で、1カット1カットが絵画のよう(あの舞い散る桜の花びらは小道具なのでしょう)に綺麗に撮られています。 デジタルリマスターで蘇ったこの作品、ケースのカバーの美しさも含めてDVD商品のお手本のような品です。

他のレヴュアーの方が仰っている通り、“映画でもって映画以外のことを語る”吉田監督作品の中にあって、これは唯一の情緒てんめんたるラブストーリー。 しかし、戦争という極限状態でのみ真に生を実感でき、戦後の平凡な生活の中に意味を見出せない人々−というのはやはりちょっと観念的な話です。 私はこの映画、理解はできますが話的にはあまり好きではありません。 まったく個人的な好みを言って恐縮ですが、どうも主人公周吉のように、死ぬ死ぬと言って実際には死なない文学者くずれーというキャラがあまり好きではないのです。 もっとも長門宏之はそういうタイプの男を上手く演じていて、それはそれでいいのですが。 ラストのバス停での新子とのやりとりなど、真剣なような滑稽なような小ずるいようなーで、確かに人間とはそんなものだ、というリアリティがあります。 ある意味でこれは吉田喜重版“浮雲”でしょう。 ただこの映画のヒロインは“浮雲”のヒロイン以上の情念の炎をラストで見せてくれます。 “浮雲”系列の作品がお好きな方にとってはこれは必見の名作でお薦めできます。




アキハバラ@DEEP
販売元: 東映ビデオ

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秋葉原を舞台にしたサイバーチックなアクション・・・といえばいいのか(苦笑)。判断に困ってしまう作品である。源監督は今回、役者の撮り方がとっちらかっている。というのも、これだけの俳優陣を起用していながら、各人の個性が全く生きてないからだ。成宮寛貴は好演だが、あそこまで喋りに難がある役作りの必要があったのか。もっとカッコいいオタクで突っ走らせた方が成宮らしいのに。本作とか「アンフェア」とか、成宮はもう少し作品選びをした方がいいかな、と(笑)。山田優の描き方だけは様になっていた(ファイトシーンはホレボレした)が、荒川良々はもっとハジケさせてほしかったし、三浦春馬は途中から難病であることをすっかり忘れられている。佐々木蔵之介も中途半端な悪役で、最後のあっけなさといったら・・・。寺島しのぶもそれは同じで、役柄に命を吹き込めなかったのではないか。そして何より、舞台が秋葉原でなくても支障がない点が大きなマイナスだろう。東映スタジオで撮ることは東映製作である以上当たり前だが、それにしても秋葉原界隈でのロケが少ない!電気街大通りを昼間から突っ切るとか、そういうシーンも欲しかったなあ。規制が厳しいとは思うが、世の中にはゲリラ撮りしている作品もたくさんあるし、そういう迫力が足りないからアキバ感が感じられないのでは。残念な出来で星2つ。


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