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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎
販売元: 松竹

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沢田研二の演技にあっぱれだ。素朴で純粋な青年をよく演じている。目の色に二面性を感じさせないさまは、みごとだ。田中祐子の魅力も存分に引き出している。




男はつらいよ 花も嵐も寅次郎〈シリーズ第30作〉
販売元: 松竹ホームビデオ

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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎〈シリーズ第30作〉
販売元: 松竹ホームビデオ

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 この映画に託した山田洋次のメッセージは、結婚を躊躇する適齢期を過ぎた女性たちに対する「愛情を確かめたら、結婚に踏み込め」というものだ。

 田中が演じる螢子が沢田が演じる三郎との付き合いの悩みを寅さんに打ち明けるときに、よけいな世間知を持たないと言う意味で純粋な寅さんが「惚れ合っているんだろ、それじゃ幸せなんだろ」と、螢子にいう。妹の桜が「結婚て女にとってもっと現実的なものなのよ。お兄ちゃんには分からないは、経験がないんだから」と寅に言うと、怒って「どうせ俺にはわからないよ」と、すねて二階に上がって行く。螢子が「寅さんに叱られちゃった」と言って引き取る場面がプロポーズの前に設定されていて、山田監督のメッセージを巧みに導入している。

 私が論じたいのは田中裕子の魅力である。「湯の平」温泉での寅さんとの出会い、そこには平凡なOL螢子を演じる田中が実に新鮮である。山田洋次の映画がそうであるように、日常性の中で性的な部分は極力抑えられている。田中が演じるのは休暇の九州旅行を楽しんでいる庶民的な可愛い女性の姿である。実に現実的に真実味を込めて演じている。湯の平の旅館や周辺の風物を背景に実にありそうな旅姿を演じる力は、その演技の単純さが逆に強く田中の俳優としての成熟を示している。

 田中の持つ空間感覚は、平均的な日本人のそれよりも少し狭く人間臭い。懐に一気に飛び込んでしまう。それは相手をかすかに当惑させる。それを救うのがあの田中特有の微笑なのだ。この感覚は演じられているものではなく、田中裕子特有のものだ。このような女優を持った我々は幸福だ。

 例を挙げる。螢子が三郎と付き合い始め、そのせいで縁談が断られ、家族から問いつめられる。その時、三郎との仲を心配した寅さんが電話をかけてくる。柴又に向かう螢子。駅で出迎える寅。寅に気付いて手を振る螢子。螢子は寅さんの右手に両腕を絡める。胸に抱き込む感じである。その時、渥美清が一瞬、戸惑う。「寅さん」ではなく、俳優渥美清が!そして、割れんばかりの螢子の微笑。田中裕子の魅力が遺憾なく発揮される場面だ。この場面だけでこの映画は見る価値がある。寅と螢子は柴又の参道を歩き、午前様に出会うが、寅さんは螢子の手を握っている。寅さんは当惑して「深く反省しています」という。事情が飲み込めず当惑する螢子の表情は、直前の太陽のような破顔と対照的で現実感があると同時に、美しい。

 渥美清をもかすかに当惑させる微妙な距離感覚は、それに伴う魔法のような微笑とともに、「寅さんシリーズ」の中にも見事の生かされている。




第30作 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 HDリマスター版
販売元: 松竹

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男はつらいよ 奮闘篇
販売元: 松竹

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寅さんシリーズの傑作は中後期〜後期に集中していて、前期にはみるべきものがすくない。とくに1969〜1971に粗製濫造された7本(第ニ〜八作)はなくてもいっこうにかまわない。このころのトラは粗野で下品、後年の彼ととても同一人物とは思えない。
しかし、この初期作品群を特別に愛する人がまたいるのも事実である。まったく別のところに魅力を感じているんだろな。さくらの美しさは初期が格別なのはたしかだが・・・
なかでもこの『奮闘編』は全シリーズ中ワースト1の第一候補だとおもう。最後まで見通すのがつらいほど。折角、榊原るみを起用しながら、なんとももったいない。作り手にトラへの愛情が、作品への愛情がひとかけらもほんのひとかけらも感じられないのだ。それどころか悪意さえかんじさせるほどだ。典型的なやっつけ仕事であろう。




男はつらいよ 奮闘篇〈シリーズ第7作〉
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 マドンナは、榊原るみ。おいおい、寅さん、40に手が届くというのに、ちょっと若過ぎるマドンナじゃねえか?
 第2作『続・男はつらいよ』以来のミヤコ蝶々扮する寅の産みの親が、久しぶりに出てきた。
 『続』では最後、仲が良かったと思うのだが、今回はまた、仲がよろしくない。
 でも、子を思う親の情が見られた。
 してみると、今回のテーマは、親子の愛情?
 寅さんの、花子(榊原るみ)に対する感情も、実は恋愛ではなく、子に対する親のような感情だったようにも思える。
 結婚もできない、ましてや子どもを持つなんてことは想像もできない寅ではあるが、親のような情が見られる一篇である。




男はつらいよ 奮闘篇〈シリーズ第7作〉
販売元: 松竹ホームビデオ

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第7作 男はつらいよ 奮闘篇 HDリマスター版
販売元: 松竹

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寅さんシリーズの傑作は中後期〜後期に集中していて、前期にはみるべきものがすくない。とくに1969〜1971に粗製濫造された7本(第ニ〜八作)はなくてもいっこうにかまわない。このころのトラは粗野で下品、後年の彼ととても同一人物とは思えない。
しかし、この初期作品群を特別に愛する人がまたいるのも事実である。まったく別のところに魅力を感じているんだろな。さくらの美しさは初期が格別なのはたしかだが・・・
なかでもこの『奮闘編』は全シリーズ中ワースト1の第一候補だとおもう。最後まで見通すのがつらいほど。折角、榊原るみを起用しながら、なんとももったいない。作り手にトラへの愛情が、作品への愛情がひとかけらもほんのひとかけらも感じられないのだ。それどころか悪意さえかんじさせるほどだ。典型的なやっつけ仕事であろう。




男はつらいよ フーテンの寅
販売元: 松竹

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『色恋の 仲を取り持つ 色男 我が身恋路の 謎は解くまじ』




男はつらいよ フーテンの寅〈シリーズ第3作〉
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1969年9月に第1作「男はつらいよ」が公開され、大ヒット。以後、松竹は4ヶ月に3本の続編を作り、同年11月から1970年2月にかけて続々と公開しました。しかし、当時の山田洋次監督は忙しすぎて第2作しか監督できず、第3作と第4作は脚本だけ担当。この第3作「フーテンの寅」は森崎東が監督しました。(第4作「新・男はつらいよ」はテレビの演出家小林俊一が監督。)森崎監督の演出はドタバタ喜劇の要素が強いですが、前半の寅さんのお見合いと春川ますみ夫婦のための宴会までのストーリーはなかなか笑わせます。もう一つ印象的だったのは、あまり台詞が無い中で、最後に「おまえがそのバカだ!」という言う故左卜全の老番頭の台詞。確か、左卜全の寅さんシリーズへの出演はこの1作だけだったと思います。笠智衆の御前様の出演場面も最後に除夜の鐘と突くシーンだけで、台詞が無いのが非常に例外的な作品です。


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