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DVD/ビデオ 575090 (52)



オール・ザ・キングスメン
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1947年にロバート・ペン・ウォーレンによって書かれた原作は、ルイジアナ州に実在した上院議員をモデルにしたと言われ、ピューリツア賞を受賞、2年後に、その後に「ハスラー」などの傑作を撮るロバート・ロッセン(製作・監督・脚本を兼務)によって映画化にこぎ着けられた本作品は、同年のアカデミー賞作品賞など主要3部門の栄冠を得たものの、その衝撃的内容ゆえ、当時占領下にあった日本では公開できず、ようやく27年後の1976年、エキプ・ド・シネマによって東京・岩波ホールでの国内一般公開が実現されました。ロッセンはその後、悪名高い赤狩りに引っかかり、苦い経験をすることになります。正にこの映画は、彼のその受難を予見するような厳しい社会告発の姿勢に貫かれた映画になっています。主人公の政治家は最初、政敵の追い落としのために、小学校の手抜き工事を州議会で徹底追及していきます。やがて、主人公は、政敵以上の腐敗にまみれた怪物に変わっていきます。デモクラシーと裏腹の金まみれの腐敗、腐敗あるところに必ず潜む政治的陰謀――50年以上前の米国の田舎町のことが、現在の日本の状況と少しも変わらないことに、衝撃を受けるでしょう。




オール・ザ・キングスメン
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

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監督のロバート・ロッセンは「ハスラー」でとくに有名ですが、もちろんこの作品も傑作です。こんなに才能のある監督が赤狩りの犠牲になってしまったのは本当に残念なことです。もっと、もっと知られてしかるべき監督です。




オール・ザ・キングスメン
販売元: オルスタックピクチャーズ

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オール・ザ・キングスメン
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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レッドパージでハリウッドからメキシコに逃れた「ハスラー」のロバート・ロッセン監督の名実ともに最高傑作。汚職を告発した正義感あふれるウイリーが選挙に勝ち権力を獲得し独裁者に豹変していく様子を元新聞記者のジャックと彼の恩師や幼なじみの兄妹らを絡めて描いた政治群像劇といっても良い作品。
ウイリーが自らの正義感を成就させるために選挙に出て勝ち方を学んだ時の「勝ち方がわかった」という一言や農民を味方につけるきっかけとなる迫力の演説はリアルであり、恐ろしくもある。
特に農民に有利な道路や橋を作ることを公約し、彼等の支援を得る政治手法は極めて日本の政治家に近いこと、権力を得ると汚職や買収に手を染める構図は70年代のロッキード事件ともかぶるため、1976年の日本公開時のインパクトは凄かったと思う。

また、ウイリーの正義感に惚れて右腕になるが、敵方の弱点を探し買収・脅迫のネタを提供する役割を担うことになるジャックのウイリーから離れたくても離れられない心境やジャックの幼なじみでウイリーのやり方を拒む医者のトムの陥る運命、ウイリーに共感し愛人になるその妹等の人間模様を実にバランス良く絡めており、どの人に感情移入しても面白い。

映像も農民のデモや演説風景はドキュメンタリー風に撮られており、そのためで臨場感やリアルさを増す効果を出している。ウイリー絡む複数の人物の政治にかかわる様をスリリングに描いた傑作であり、古い作品だからといって敬遠してはならない作品だと思う(2006年にリメイクされているがこの作品ほどバランスの良い政治群像劇に仕上がってはいない)。





世界名作映画全集74 オール・ザ・キングスメン
販売元: GPミュージアムソフト

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オール・ザ・キングスメン コクターズ・エディション
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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オール・ザ・キングスメン コレクターズ・エディション
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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ルイジアナ州の片田舎の一公務員から州知事にまで上り詰めそして破滅したウィリー・スタークを、彼の側近として最後まで目撃し続けた元新聞記者であるジャック・バーデンの目を通して描かれた社会派作品。重厚な作りで非常に見応えがありました。

前半ではウィリー・スタークの演説の場面は明るいのですが、後半に入って彼が闇に染まって行くにつれ演説の背景も闇になっていきます。また彼の用心棒が銃の手入れをする場面が何度か挿入される度に、いやがうえにも結末に対する不安をかき立てられます。幼なじみであり恋人でもあったアン・スタントンとの再邂逅に際して話し合う場面で、何かを拒否するかのように彼女の顔はあくまでも白いベール越しにしか描写されません。そのように、言葉では無く映像で語らせる場面で一歩間違えるとあざといと取りかねない描写が、ぎりぎりのところでバランスを保っており、そのあたりも評価に値します。

ジャック・バーデンの名付け親でもあり幼少時代から愛してくれた人を破滅に追いやってしまうなど決して観ていて楽しい作品ではありませんし、おもぐるしく感じるかもしれませんが、愛、嫉妬、欲望、打算、後悔、誇り、矜持などの人間が人間である限りどうしても逃れきれない感情を横糸として良く作り込まれた秀作です。




大統領の陰謀 スペシャル・エディション
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

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若き日の、レッドフォードとホフマンの競演を味わえる作品。しかし、ストーリーを理解するには、ウォーターゲート事件についての予備知識が必要。




大統領の陰謀
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

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この映画の見所は、センセーショナルな話題をリアリティーのある映像で表現したことでしょう。ゴードン・ウイリス撮影監督の手腕によるところが大きいと思いますが、脇役たちも実に敏感な名優たちがずらりと揃い、主役の二人以上に雰囲気を出してこの映画を一級のものにしています。社会派ドラマを得意にしたアラン・J・パクラのおそらく最高傑作でしょう。無駄のないきびきびした編集、抑えの効いたデビッド・シャイアの音楽、今は懐かしいと思うタイプライターの音が、ジャーナリスト達の日常の効果音になっています。何度観ても飽きないと思うのは、私だけでしょうか。




大統領の陰謀
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

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ドンパチでは無いハードな男の世界を描いてるクライム・サスペンスの秀作が好きな人なら、これは本当にオススメです!何しろ実話ですから。このお値段ですから。(登場人物が多くて名前憶えるの大変ですケドね)

全編に渡ってどきどきわくわくスリルたっぷりです。新米記者(レッドフォード)に、16才から新聞社に携わってる自称ベテラン(ホフマン)が賛同して織りなすコンビネーションの小気味良さ!

そして、大統領や政府高官を相手どるネタの重さに他社が次々と降りる中で、彼らを援護し共に進むよう社内幹部にゲキを飛ばすかっちょいー正義肌の編集長(故ジェイソン・ロバーズ)!元祖ナゾの情報提供者ディープ・スロートとは誰なのか・・・?

などなど、推測・憶測・ガセネタ・妨害工作が飛び交う中で、若き熱血オトコたちが真実を追究してゆくその姿に、観終わった後、今の社会が失ってしまった正義・勇気・行動・忠誠心・真実の探求とは、なんと凛として美しい資質だったことか!と非常に残念に思いました。

監督はクライム・サスペンスの大御所アラン・J・パクラ。ストーリーのトーンが似てる彼の作品「ペリカン文書」と比較して観るのもおもしろいと思います。是非!


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