戻る

前ページ   次ページ

DVD/ビデオ 575090 (326)



フィツカラルド
販売元: 東北新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

内容においても、主演クラウス・キンスキーの役回り、存在感にせよ、「アギーレ・神の怒り」と対を成す作品である。 ややパラノイアックで誇大妄想的なキャラクターという点では共通だが、「アギーレ〜」の鬼気に対して、本作は稚気。自分の夢に生きるドンキホーテ的な純粋さは、終始身につけるヨレヨレの白いスーツと、逆立ち気味のヘアスタイルも相まって、可愛い印象すら与えられる。 アマゾンの密林と原住民達のストレンジな不気味さは「アギーレ〜」同様。そして、何と言っても最大の見せ場、船が山を越えるシーン!特撮じゃなしに、これを本当にやってしまったヘルツォークは凄い。まさに現在では実現不可能な、映画という名の土木事業。監督自身も、楽屋裏ではキンスキーと揉めまくっていたのにも関わらず、主人公フィッツカラルドに同化していると言っても過言ではない。 ラストシーンの夢を諦めないフィッツカラルドの男伊達、心意気が痛快だ。




ファイブ・イージー・ピーセス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この映画が公開された1970年といえば、アメリカがベトナム戦争で迷走していた時期に重なる。フロンティアと共に目的意識を失ったアメリカ人が自己内省を繰り返していた、ピーター・ボグダノビッチ監督の『ラスト・ショー』と同じ時代背景だ。本作品の主人公ロバート(ジャック・ニコルソン)は裕福な音楽一家に生まれながら、自らドロップアウトした変わり者。石油採掘場で肉体労働者として働く場違いな生活を送っている。

職場に行く途中、渋滞に巻き込まれたロバートが前方に止っているトラックの荷台のピアノを弾きはじめ、石油採掘場とは全く違った方向へ車が走り出してしまうシーンは、ロバートの心象をうまく現している。肉体労働者に身を落としているが、ブルジョワとしての上流家庭に育ったプライド(偏見)を捨てきれていないロバートは、恋人のレイや相棒のエルトンに対して差別的な態度を隠そうとしない。

父親が病に倒れたことを知ったロバートは実家の戻り、口の聞けない父親に涙ながらに訴える。「俺がいろいろな場所を旅するのは、真実を探すためではない。俺がいるとその場の雰囲気を必ず悪くする。逃げ出しているだけなんだよ」上流階級のインテリとの気取った会話にも、恋人レイの品格のかけらも無い行動にも、ただむかつくことしかできないロバート。映画タイトルは、ジグソーパズルの枠の中にうまくおさまらない粗悪な5人家族のピースを表しているのだろうか。「自分を愛せない人にどうやってよりそっていけばいいの?」実家でつかの間の情事に溺れた兄嫁キャサリンからも突き放されたロバートは、恋人レイを置き去りにして北へと向うが、自分の居場所を見つけることはけっしてできないだろう。





ファイブ・イージー・ピーセス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 自分が産まれる前の映画だが、見入ってしまった。
一人の青年の、自分の行く道を探す苦悩がよく描かれている。
自分も、32だが、この映画の主人公のように今現在も人生について悶々としている。
共感するところがあった。




ファイブ★イージー★ピーセス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

斉藤守彦なんて聞いた事も無い奴の解説なんて鵜呑みにするな。レイの求めに応じて弾くニコルソンのショパンの演奏の素晴らしさ。彼は自分の才能が人を傷つける事を知って家を出たのだ。そのくらいの理解力もない人間が偉そうにものを言っている。不快の一言。黙って見ろ。そして感じろ。




ファイブ★イージー★ピーセス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 自身の存在意義を見失ったかのように、腐れ縁状態の恋人レイ(カレン・ブラック)となりゆきまかせの怠惰な日々を送るボブ(ニコルソン)。
さして劇的な展開もないまま物語は進み、終盤父親に自己の存在を否定するような告白までする。
固定カメラによる長まわしのエンディングは、観客にグサリと深手を負わせる。答の見出せないもどかしさの果てに、もはや問いかけさえ意味を失ったかのようだ。
 イージー・ライダーが口火を切ったアメリカン・ニュー・シネマ、時代の映画とは言え、屈指の名作だ。
作品が提示するエンプティー感は少しづつ形を変えつつ、私たちも共有しているのだから。 
ニコルソンがここでもキレる危ない男を熱演する。イージー・ライダーでも彼と競演したカレン・ブラックが、後に「イナゴの日」でも見せた”アメリカ娘”キャラを好演している。

[蛇足] 存在証明を求める旅はイタリアの巨匠アントニオーニ監督も好んだテーマで、「さすらいの二人」にはニコルソンも出演しており、そのせいか二つの作品の中に紡ぎ出された湿度の低いエンプティーな空気にはどこか重なるものがある。
 タイトルは「ボブにとって(容易に弾きこなせる)5つの曲」というような意味らしく、挿入歌となった4曲のカントリー曲とクラシック5曲とを対峙させている。
「イージー」はラフェルソン監督が脚本を書いた「イージー・ライダー」の連作であることを意識したものでもあるのだろう。




気球船探険 スタジオ・クラシック・シリーズ
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ファイブ・イージー・ピーセス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

深夜のテレビ映画を好きな感覚で、ついこんな映画が観たくなる。この映画を撮ったスタッフは、ほんとうに映画をよく知ってる。今更観てみて間違いなかった。手元に置いておきたい、なんでもない素適な映画・・・・昔、叔父さんが言ってたのを思い出す。「深夜にボーっと観て、さえない心にすーっと入ってくるのが男の映画なんだ」って。




父親たちの星条旗
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

プライベート・ライアンのテーマとしての流れをくむ実話版といったところです。1枚の写真の歴史を変えたという実話から父親たちの生き様を捉えた作品。太平洋戦争中最大の激戦地であった硫黄島での戦いは、米兵の死傷者数が日本兵のそれを上回った唯一の戦いとして記憶に刻まれています。現代、硫黄島の戦い、その後の人生が交互に入れ替わり、戦い自体は思い出の出来事として表現されています。今作は戦争を描いた作品ではありません。戦争自体はひとつの事件ですが、それに関わざるおえなかった人間達のドラマ。そのため全体的に静かなイメージが続きます。ハリウッド的な娯楽作ではなく欧州的な芸術味があり非常に格調が高い作品となっているのは見事としか言いようがありません。星-1なのは次世代仕様への不安から。日本ではブルーレイシェアが90%を超えているので、ブルーレイを購入するのが筋なのでしょうが、世界全体をみるとHDDの方がシェアは上。今、どちらを購入するかは悩まれるところです。画像や面白みではHDDの方が上なのですが…国内シェアが…両規格共共存してくれれば良いのですが。




父親たちの星条旗
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 硫黄島の戦いを日本側の視点から描いた『硫黄島からの手紙』と対をなす作品。両方観た後の感想として人の命は平等であるということ。アメリカ人であろうと日本人であろうと。人一人の命の価値は非常に重い。それがあっという間に散っていく戦争というのはなんと悲惨なものだったろうと思います。
 この作品は星条旗を掲げ、生き残った三人の青年の心境を描いています。戦闘シーンはフラッシュバックとして随所に散りばめられ青年たちのトラウマを描き出します。戦後青年たちは英雄として脚光を浴びますが彼らが考えるのは戦場で死んでいった仲間たちのこと。

「死んでいった彼らこそが英雄だ」

彼らは言います。英雄扱いされたくない。そんな気持ちを胸に彼らはそれからの人生を歩きだします。しかし順風満帆とはいかない。戦後も新たな逆境と戦う彼らがとても切なかったです。若くして死んでしまう者までいて悲しくなりました。戦争には勝って公には幸せだけれども人間に焦点を当てれば残酷な現実が浮かび上がってくる。人生とは苦しいものだと感じさせられました。




父親たちの星条旗
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

日本からの視点、アメリカからの視点で描かれていた「硫黄島」
日本人は、「父親たちの星条旗」を
アメリカ人は「硫黄島からの手紙」を見てほしいですね。
そのために二つの視点で描いたのだと思います。一方的な映画にしなかったのも、すばらしいことと言えます



前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ