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DVD/ビデオ 575118 (24)



遠い国
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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1954年製作というから約半世紀前のハリウッド黄金期の西部劇である。監督がアンソニー・マンそして主演がジェームス・スチュアートとこれまた黄金コンビの佳作西部劇と位置づけられます。同じコンビの「ウインチェスター銃73」(1950年)、「怒りの河」(1952年)、「裸の拍車」(1953年)、「ララミーから来た男」(1955年)等でも分かるように大自然の中での冒険と裏切りそして復讐といったストーリー展開は今見ても決して色あせていない。 遠い国は主人公スチュワートによる1880年代のアラスカの港町スギャグウエイからゴールドラッシュに沸く最果ての町ドーソンへの厳しい雪原の中の旅とドーソンでの悪党一味との戦いがストーリー展開である。 撮影はカナダのヤスパー国立公園でされているのでロバート・ミッチャムとマリリン・モンロー共演の「帰らざる河」(1954年)と同じであり、見たような風景が出てくるので気づく方もいるかもしれない。これらカナディアンロッキーの絶景の中で展開される本格派アクション西部劇として必見の価値ありです。また相手役のルース・ローマンとコリン・カルヴェもそれぞれ印象的で、ウォルター・ブレナンとJ・C・フエッペリンもいつものベテランバイプレーヤーとしていい味が出ている。とにかく理屈抜きで楽しめる作品であり、西部劇ファンは必見です。




遠い国
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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遠い国 (ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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人間の複雑な心理描写を西部劇というジャンルに定着させたアンソニー・マン監督のウェスタンです。

主演はマン監督と本編、『ウィンチェスター銃’73』、『怒りの河』、『裸の拍車』といった四つの西部劇を作ったジェームズ・スチュワート。ここでも彼は訳ありの複雑なヒーローを演じています。彼の過去になにがあったのか、なぜ彼がここまで人間不信に陥ってしまったのか明かされていないため、いまひとつこのヒーローに感情移入できないのが残念です。また、人間不信にも関わらず、彼がなぜ名優ウォルター・ブレナン扮するおしゃべりだが人のいい相棒とべったりしているのかいまひとつ理解できません。それが、このヒーローの魅力を半減させています。スチュワートが好演しているのにも関わらず残念です。

ルース・ローマン扮するスノッブな女とコリンヌ・カルヴェ扮するそばかす娘にはさまれたヒーローの恋の行方も今ひとつ行方が定まらず、もやもやした印象を持ってしまいます。いったいどちらが好きなのか、はっきりしろといったところです。まぁ、マン監督得意の複雑な人間描写からしたら枝葉のごとくといったところなのでしょうか。加えて、ラストの展開も今ひとつ描き方が定石どうりで拍子抜けしてしまいます。

このフィルムの最大のメリットはいかにも好々爺から放たれた感じのするウォルター・ブレナン節と、マン監督お気に入りの名脇役ジェイ・C・フリッペンの味のあるおとぼけ、西部劇の常連ジョン・マッキンタイア扮する悪徳判事の余裕綽々の貫禄が楽しめること、そしてなんといっても雄大なランドスケープの中で浮かび上がる人馬のシルエットの美しさでしょう。その限りにおいてはさすがは風景描写の魔術師、アンソニー・マン。

というわけで、本編はマン、スチュワートがコラボレーションをした西部劇の中ではもっともインパクトに欠けるものになってしまったのですが、それでも娯楽作品としては素直に楽しめるウェスタンではあります。




ムービー・ジャンル 西部劇
販売元: パイオニアLDC

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第3期 マカロニウエスタン コレクション 夕陽の血斗 ボックス
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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荒野の用心棒
販売元: パイオニアLDC

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西部劇の名作として謳われている本作だが、私の好みではなかった。理由としては、西部劇“アクション”として観てしまったから。銃声のチープなこと、撃たれ役の倒れ方の下手なこと・・・ここまで迫力皆無の銃撃シーンはモノクロ作品以外では観たことがない。少なくともアクションの名作でないことは理解できた。クリント・イーストウッドは西部劇俳優といわれているが、ホントあのハットとマント、リボルバーが似合いますな。ラストの一騎討ちはそれなりに緊迫感があって多少ドキドキした。だけどその後のスナイパーを仲間が撃っちゃうのはいらなかった気が。まぁ名作に文句言うのもなんですが(笑) 94分と短めな作品にしては展開がノロノロしてて少し眠くなった。迫力のあるアクションが好みの私としては、アメリカンリメイク版『ラストマン・スタンディング』のほうが断然楽しめた。コテコテの西部劇ドラマが観たいなら『荒野の用心棒』を、バリバリの西部劇アクションが観たいなら『ラストマン・スタンディング』を、ってところですな。




太平洋航空作戦
販売元: PSG

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世界名作映画全集88 太平洋作戦
販売元: 株式会社GPミュージアムソフト

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太平洋作戦
販売元: エー・アール・シー

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太平洋航空作戦
販売元: アイ・ヴィ・シー

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骨太の作家精神を持ったニコラス・レイ監督、戦争映画も得意とするアメリカ映画界の巨人ジョン・ウェイン、複雑な人間描写を見せてくれるフィルム・ノワールの雄ロバート・ライアンががっちりトリオを組んだ作品ということで期待は増しますが、いかんせん平凡な結果に終わってしまいました。これは製作者である億万長者ハワード・ヒューズ(詳しくはマーティン・スコセッシ監督作品『アビエーター』を観てください)の趣味の映画ともいえるもの。それを証拠に飛行機が扱われているし、戦争ヒロイズムも高らかに謳われています。それが悪いというわけではありませんが、レイ監督はしばしば自作で見せる大胆な映像構成をここではまったく行っていません。カット割りも平凡、カメラワークにも少しの面白さもありません。実写とフィクションの融合も思ったように効果をあげていませんし、ストーリーもありきたりです。唯一の救いは上官と仕官の心情が対立するさいのパワフルな雰囲気でしょうか。ニコラス・レイはただ作品をこなすこともできるのだという好例です。


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