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DVD/ビデオ 775872 (69)



最前線
販売元: 紀伊國屋書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

第三者から戦争を見た娯楽性ではなく、あくまでも戦場そのものでの臨場感を味わうことに重きを置いたこの作品については従来から賛否両論ありましたが、昨今著しい再評価がなされています。イギリスの『ハリウェル・フィルムガイド』は「娯楽性を欠いた戦争映画」と本編を評していますが、アメリカの映画評論家レオナルド・マルティンはこれまでの「変わり映えしない戦争映画」という批評を近年改め、「定石を打破した型破りな戦争映画であり、もう少し注目されるべき作品である」とあらためて高く評価しています。たしかに、戦場の裸の雰囲気を伝えるために、極力無駄なエッセンスは排除して戦闘そのものとその前触れの恐怖のみを抽出して映像化しているあたりは後年の『プラトーン』や『シン・レッド・ライン』に通じるものがあり、時代を先取りしていると言っても過言ではありません。

アンソニー・マンのいつもながらの主張であるランドスケープとその中に放たれた人物を含む各要素とのコラボレーションはこの作品にて真骨頂の域に達します。戦場と化した荒涼とした大地でロバート・ライアン扮するベンソン中尉は疲れきった静のエネルギーを湛え、アルド・レイ扮するモンタナ軍曹はぎらついた動のエネルギーを発散させます。彼らに従い歩く小隊は、二人の男から放たれる相対するエネルギーによってようやく突き動かされているかのようです。それに呼応するかのように劇中全体にも静のシークエンスと動のシークエンスとが著しい対比を成していることによって醸し出される独自の雰囲気が漂います。ライアン、レイ、そして戦闘によりショック状態に陥ってしまった“大佐”に扮したロバート・キースがそれぞれ好演。

そのうえでマン監督は戦う男たちの行軍する空間をローアングルショットやクローズアップを駆使しながら臨場感たっぷりに造形し、観る者をその中に同化させることに成功しています。破壊された戦車から立ち上る煙、兵士たちが触れる草花や踏みしめる砂利、敵兵がその背後に隠れる木々、そしてその場の空気感までがリアルに、はっきりと、美しく描写されているあたりは、まさに空間造形の天才アンソニー・マン監督の独壇場。その意味においてこれは決して単なる型通りの娯楽作品にはもともとなりえるはずはなく、まさに戦争という非日常的かつ過酷な状況下で複雑に揺れる生の人間心理を体感するための実験的フィルムであるとすらいえるのではないでしょうか。マン監督のこうした作家的実験精神の賜物なのか、『最前線』は通常の戦争映画とは一線を画した極めてオリジナリティに富んだ、たとえるなら静寂さに満ちた虚無感とぴんと張りつめた緊張感とを併有した味わい深い芸術性をも持ちあわせています。

本編で見られるような映像作家としての感覚と技量を持ってすれば、アンソニー・マンは多くの傑作戦争映画を撮れたはず。しかし、戦争映画はこの『最前線』のみ。アンソニー・マン研究の第一人者ジャニーン・ベイシンガーが「アンソニー・マンは生涯のうちただ1本しか戦争映画を撮らなかった。しかし、それで十分事足りたのだった。それは『最前線』が彼の芸術性の顕著な表れであり、最も偉大な戦争映画の一つとなったからである」と述べているのが印象的です。かのフランソワ・トリュフォーは本編を「生涯のフィルム」の中の一本に定め、マン監督自身も生前「『最前線』は私の会心作です。すごく気に入っている」と語ってこの作品をこよなく愛したのです。




ザ・メッセージ
販売元: JVCエンタテインメント

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キリストの半生を描いた映画はたくさんありますが、マホメットを描いたものは少ないようです。恥ずかしながらユダヤ教もキリスト教も正教もイスラム教も神は同じということを最近知り、勉強のつもりで観ました。
驚いたのは、イスラム教を最初に迫害したのは多神教(アニミズム)だったこと。カーバ神殿には石や木の偶像がたくさんあったのですね。イスラム教が偶像崇拝を禁じているのはこういうことだったのかと合点しました。また、メッカを迫害されたマホメットらが、キリスト教の街メディナへと向かい、同じ一神教ということで滞在を許されるところも面白い。類は友だったのです。
インドネシアの国是(パンチャシラ)では、宗教は一神教でなければならないと書かれています。なぜなのかと思っていたのですが、こんな背景があるのですね。




ザ・メッセージ
販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ザ・メッセージ -砂漠の旋風-
販売元: パラマウント ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

預言者ムハンメドがどのように掲示をうけたのか、どのようにイスラム教は広がっていったのかを知る上でとても分かりやすいDVDでした。
宗教の内容的なものも解説があり、中近東イスラム教支持者から「お奨め」とされていると言う点にも納得しました。

イスラム教では預言者:ムハンメドの顔を描くことはタブーとされています。この映画でも預言者の顔は一切でできません。むしろ、預言者の目として物語が展開していくといった想定です。

歴史的な色々な背景も面白く、興味深い1本でした。




ミッドウェイ (ユニバーサル・セレクション2008年第9弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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ミッドウェイ
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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オープンニングは、ドゥーリトル中佐率いるB-25爆撃機が空母から発艦し、帝都を爆撃するシーンから始まる。映画「パールハーバー」などでも再現されているが、白黒で表現された、こちらの方がリアリティを感じました。

全体の内容はイマイチ(私が日本人だからかな?)でした。映画「トラ!トラ!トラ!」では、日本軍は日本の名俳優が日本語で話し、英語字幕となっておりますが、この映画では、山本五十六役の三船敏郎以外は日系人俳優であり、全て英語で話します。よって我々日本人から見ると非常に違和感を感じ、映画自体に入り込むことが全く出来ませんでした。

また、各シーンの映像も、うんざりするほど「トラ!トラ!トラ!」の使いまわしばかり・・・。さらに映画には直接関係ないが、字幕は誤字だらけ・・・。よくもこんな字幕のまま発売したもんだと関心してしまいました。

米海軍が全面協力しており、母艦機発着艦シーンや戦闘シーンには、カラーの本物の実写映像も使用されています。メイキングで「違和感ないように努力した」というだけあって、なかなか調和していたし、この点は良かったと思います。

負け試合を見るのは、楽しい事ではないが、その中には重要な教訓もたくさんありますね。このミッドウェイ海戦が戦争の流れを変えてしまったことをご存知ない方も、その原因を知る意味では参考になるでしょう。ただし、少しは勉強してからでないと、あまり意味が分からない映画かも知れない。




ミッドウェイ
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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日本は今、選挙においてミッドウェーに差し掛かっています、
どの道を日本国民は選ぶのでしょうか?これは私の問題であり
あなたの問題でもあります。
国民の国民による国民のための政治を!




ミッドウェイ
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1942年に起きたミッドウェイ海戦の映画化なので、かなり面白い。

三船敏郎演じる山本五十六は格好いいので、
それ以外にも観るべき所はある。

また「トラトラトラ!」(1970年)からの映像が多いのも、ちとうれしい気になる。




ミッドウェイ 特別版
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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太平洋戦争中の幾つかの海戦の中でも最も有名なのがミッドウェイ海戦です。この勝敗が日米の明暗を分けたことは言うまでもないが、珊瑚海海戦の敗北に続いてのミッドウェイでの連合艦隊の惨敗の時点で、何故その後の戦争を放棄しなかったのか?と問いたくなるような作品です。

この作品は、70年代の一連の超大作として位置づけられており、もちろん、その主役はチャールトン・へストンですね。単なる戦争映画というだけで鑑賞したり、『トラ!トラ!トラ!』との比較よりも、ミッドウェイ海戦史をある程度理解してから観た方が面白い。特に、俳優たちが実在の人物にどれだけ迫った演技をしているかが注目です。猛将ハルゼー中将にロバート・ミッチャムは適役!ただ、南雲中将にジェームス・繁田はちょっとね?山本五十六(三船敏郎)があまりにもセリフが短く、ほとんど会話になっていなかった。それに比べ、二ミッツ提督(名優ヘンリー・フォンダ)は主演のへストンより目立った演技でした。特に最後の「Were we better than the Japanese or just luckier?」は名セリフで、暗号の解読をミッドウェイと断言し実行した名将二ミッツ提督の心境がうかがえる。

全体的には、敵国日本を侮辱するようなシーンはなく、真珠湾攻撃の悪夢から起死回生のアメリカ海軍の勇猛さをアピールしているが、なんといってもアメリカ在住の日系人に対してもかなりの配慮を示している作品でした。

それから、TVシリーズで後に日本でも人気を博したトム・セレック『Magnum P.I』とエリック・エストラーダ『CHiPs』らが出ていたのが嬉しかった。





















ミッドウェイ 特別版(ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ミッドウェー海戦をアメリカ側から見た作品である。圧倒的に有利な日本の連合艦隊が劣勢のアメリカ海軍に敗れた海戦として、日本だけでなく世界的に知られている。日本の作戦ミスもふくめて、ストーリーはおおむね史実にしたがっているようだ。しかし、それは予備知識があってわかることで、この映画では両軍の戦い方はなにもわからない。
 ハワイの司令部の作戦指導と前線の判断はどうだったのか。どちらも掘り下げ方が不徹底だった。また、日米両軍の作戦を並行して描いたが、これも不徹底になった理由であろう。アメリカの情報探索と作戦にしぼっていれば、それだけでも興味津々のストーリーになっていたはずで、こちらも知りたいところである。
 複雑な前線でスプルアンスはなにを考えてどう決断したか。なぜ幸運をつかむことができたか。それらは何も描かれていない。映画の製作者も混乱していただけだったのである。


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