このページに書かれている選曲と評価は、管理人の全くの独断と偏見で書かれたものです。
バッハ 半音階的幻想曲とフーガ
チェンバロ用の曲です。半音階的幻想曲とフーガの2曲で1セットです。個人的にはピアノで演奏されたものの方が好きです。
半音階的幻想曲は、アルペジオのあたりから天に昇って行くような解放感があり、気持ちいいです。
フーガは、だんだん声部が増えて複数の声部が絡まりながら迫力が増して行き、最後はもの凄い迫力になります。
ショパン バラード第1番
ピアノ好きの人は第4番の方が好きな人が多いようですが、私はこの第1番の方が好きです。
通しで聴いたときの印象がこの第1番の方が好きだからです。
ゆっくりしたところから始まり、だんだん速くなって行き、嵐のようなアルペジオになり、一転、やさしく歌うようなメロディになるのですが、
速いところや嵐のようなアルペジオも繊細に美しくできています。
個人的には、アルトゥール・ルービンシュタインによる演奏が好きです。
ショパン ポロネーズ第7番「幻想」
とにかく響きが美しい。まさに幻想です。リズムの関係上、ポロネーズに分類されていますが、響きの美しさを追求した感じの曲です。
個人的には、ホロヴィッツによる演奏が好きです。
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン協奏曲の中では一般にあまり知られていませんが、私はヴァイオリン協奏曲の中ではこの曲が一番好きです。
第1楽章は、かなり渋いですが、響きが美しいです。
第3楽章は、バイオリニストがヴァイオリンを自在に操って楽しめるように作られていて、聴いている方も楽しくなって来ます。
個人的には、シェリングとドラティによる演奏が好きです。
ブラームス ピアノ協奏曲第2番
ピアノ好きの人は第1番の方が好きな人が多いようですが、私はこの第2番の方が好きです。
ピアノ・パートは目立ちませんが、曲全体としてはこの第2番の方が好きだからです。
最初のオーケストラの全奏(Tutti)を収束させるあたりのあの淡い響き一つとっても、さすがはブラームスと思わせるものがあります。
ちょっとコードを知っているくらいではあれは考え出せません。
もちろん、それ以上に、通しで聴いたときのバランスの良さが凄いです。聴き手の心の欲求にピッタリ合っています。
個人的には、アシュケナージとメータによる演奏が好きです。
ブラームス 交響曲第4番
かなり暗い感じの曲ですが、それにこだわるとこの曲のすばらしさがわかりません。先入観なしに聴けばこの曲の美しさが感じられます。
第1楽章と第2楽章は、大変美しいです。初めて聴く人にも聴きやすいかもしれません。
第4楽章は、ちょっと変わった構成ですが、気にせず聴けば、あの独特の雰囲気と美しさを感じることができます。
個人的には、ベームとウィーンフィルによる演奏が好きです。