2005/9/25更新   

推奨 飛行機のフライト・レポのDVD

スカイネット・アジア航空ボーイング737の羽田→熊本のフライトの操縦室内(一部、ブリーフィング室)を撮影したDVDです。 ほぼ完全に密着取材で、すべて機長や副操縦士の視点から見た場面だけで構成されています。

離陸時の操縦室内の様子はこんな感じです。エンジンの推力を上げ、34Rを滑走し始めたあたりから...

 周りの音「キーン、ゴーーーー、トン。トン。トン。トン。トン。...」
 副操縦士「エイティー」(80ノットの意味)
 機長  「チェックト」
 周りの音「トントントントントン...」
 副操縦士「ヴィーーーーーーワン、ヴイアール」
 副操縦士「ヴイーーツー」
 副操縦士「ポジティブ」(上昇の意味)
 機長  「ギヤ・ラップ」
 副操縦士「ギヤ・ラップ」
 機長  「プッシュ・ヘディング・セル」
 副操縦士「ヘディング・セル・プッシュド。ヘディング・セル」
 機長  「...(聞き取れず)」
 副操縦士「ライト・サイド・クリアー」

この後、東京湾上空で右旋回して上昇し、巡航、降下、アプローチと続け、着陸に入ります。
着陸時の操縦室内の様子はこんな感じです。

 機長  「ローカライザ・キャプチャ」
 副操縦士「ローカライザ・キャプチャ」
 機長  「...(聞き取れず)、ゴーアラウンドしたら、
      ...(聞き取れず)ミストアプローチ・コース出るね。」
 副操縦士「はい」
 機長  「...視程があんまりよくないから」
 副操縦士「はい」
 機長  「アプローチ・プッシュ」(ILSによる自動操縦(APR)ボタンを押すの意味)
 機長  「グライド・スロープ...(聞き取れず)」
 副操縦士「グライド・スロープ」
 (中省略)
 機長  「ギア・ダウン」
 副操縦士「ギア・ダウン」
 機長  「フラップス、トゥエンティ」
 副操縦士「トゥエンティ」
 機長  「ランディング・チェックリスト」
 (中省略)
 副操縦士「ランディング・ギア」
 機長  「ナウ、スリー・グリーン」
 副操縦士「スタンバイ、ワン・アイテム」
 機長  「フラップス、トゥエンティ・ファイブ」
 副操縦士「トゥエンティ・ファイブ」
 (しばらく経ってから)
 機長  「...(聞き取れず)、フラップス、サーティー」
 副操縦士「ラジャー。フラップス、サーティー」
 副操縦士「アウター・マーカー」
 機長  「チェックト」
 副操縦士「ワン・タウザン」(高度1000feetの意味)
 機長  「ノー・フラグズ」(異常を示す表示なしの意味)
 副操縦士「ノー・フラグズ」
 副操縦士「アプローチング・ミニマム」(ミニマム(決心高度)に接近の意味)
 機長  「チェックト」
 副操縦士「ミニマム」
 機長  「ランディング」
 副操縦士「ランディング」
 GPWS「ミニマム」
滑走路がぐんぐん迫って来た。台形に見える下側も一気に広がり始める。
 GPWS「ワン・ハンドレッド」「フィフティー」「トゥエンティ。テン」
 周りの音「ゴトン」
 副操縦士「スピード・ブレーキ...(聞き取れず)」
 周りの音「ゴトゴトゴトゴトゴトゴト...」

機長と副操縦士の連携の上手さが、大変よくわかるDVDです。


全日空エアバス320の羽田→山形のフライトの操縦室内(一部、管制塔、客室)を撮影したDVDです。 機体はエアバス320ですので、操縦桿はスティックです。スティックですが、着陸は目視とマニュアル操縦で行っています。 滑走路目前まで左旋回を続け、機体を水平に戻したときには 100feet を切ってます。 その後も、中心を合わせるために、機体を右に大きく傾けて、その後、左に少し傾けてます。 右から左にかなり強目の横風が吹いているようで、機首を右に向けて接地してます。 このDVDを見ると、スティックでも難なく着陸させられることがわかります。

離陸時の操縦室内の様子はこんな感じです。エンジンの推力を上げ、滑走し始めたあたりから...

 機長  「スタビライズド」
 副操縦士「スタビライズド」
 周りの音「トン。トン。トン。トン。トン。...」
 副操縦士「エイティー」(80ノットの意味)
 機長  「ラジャー」
 周りの音「トントントントントン...」
 副操縦士「ヴィーーーーーーワン。ヴイアールヴイツー」
 副操縦士「ポジティブ・クライム」(上昇の意味)
 機長  「ギヤ・ラップ」
 副操縦士「ギヤ・ラップ」

この後、上昇、巡航、降下、アプローチと続け、着陸に入ります。 着陸時の操縦室内の様子はこんな感じです。

 副操縦士「ワン・タウザン」(高度1000feetの意味)
 機長  「ノー・フラグズ」(異常を示す表示なしの意味)
 副操縦士「ノー・フラグズ」
 副操縦士「アプローチング・ミニマム」(ミニマム(決心高度)に接近の意味)
 機長  「ラジャー」
機体を左に30度ほど傾けて旋回しながら...
 副操縦士「スリーハンドレッド」(高度300feetの意味)
 副操縦士「ヴイ...(聞き取れず)プラス、ワン、ツー」(たぶん 速度はVREF+12の意味)
 副操縦士「ライウェイ・クリアー」(滑走路上に障害物なしの意味)
 機長  「はい」
滑走路への進入灯が見えて来た。地面まで 300feet(100m)くらいしかない。機体を水平に戻して行く。
 副操縦士「ダウン、スリーグリーン。フラップ、スリー。オール・オーケイ」
      (脚を降ろし、3ランプとも緑点灯。フラップは3段目。すべてOK。の意味)
 機長  「はい」
 GPWS「ワン・ハンドレッド」
中心を合わせるために、機体を右に大きく傾けて、その後、左に少し傾ける。
 GPWS「フィフティー。サーティー。テン」
 周りの音「ゴトン。ゴトゴトゴトゴトゴトゴト...」
 機長  「ワイパー・オフ」
 副操縦士「ワイパー・オフ」
 副操縦士「セブンティー」
 機長  「はい」

滑走路目前まで旋回して降りるのを撮影したDVDは他に見当たりません。そういう意味では貴重なDVDです。




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