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和書 1094378 (20)



エレクトラ―中上健次の生涯
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

これまでも何作か評伝を読んだことがあるが、これ程に圧倒されたことはかつてなかった。
中上建次の作品も何作か読んでいるが、その作品がどのように生まれ、編集担当者との壮絶なやりとりの末、完成されたかを知ると、もう一度中上作品を読み直さずにはいられない。
無頼派、豪放磊落、破滅的な作家とならした中上健次も、この作品を読むと、物悲しくもあり、家族も愛した普通の男の一面も理解でき、以前よりもう少し身近な存在となりえた気がする。
あの時代、あのような出自を背負い生きた男の足跡を、著者はしっかりと描き追った渾身の評伝である。中上作品を読んだことのない読者にもお奨めだ。




炎上―沖縄コザ事件 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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王の闇 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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具志堅用高でボクシングが好きになった私にとって、リアルタイムでその試合を観たことがなかった輪島功一には苦労人の(元)チャンピオンで(今)は人の良いダンゴ屋のオヤジというイメージしか持っていなかったのだが、その評価が一変したのが【ドランカー(酔いどれ)「敗れざる者たち所収」】と本作に収められた【コホーネス(肝っ玉)】だ。

前者は、3度目の王座返り咲きを果たす前後の輪島の姿を、後者は、その3ケ月後王座から転落し1年後4度目の返り咲きを目指したものの惨敗・引退した数ケ月後の輪島の姿を描いた作品なのだが、輪島の凄さを感じることができるのは後者であると思う。

あのテレビで見せるヘラヘラ笑いと、決して饒舌ではないはずの輪島が発し、著者沢木耕太郎が記した「狂気」ともいえる言葉とのギャップに驚かずにはいられなかった。高校生の頃に初めて読んだときには「なんてカッコいい男なんだ」と素直に思ったのだが、何度読んでもそう思う。

沢木耕太郎の作品は「私ノンフィクション」と呼ばれている。代表作の「深夜特急」や「一瞬の夏」に代表されるように、どのテーマ(人物)を対象にしても自分自身が主人公になっているからなのだろう。20代の頃、わたしは著者の作品をむさぼるように読んだ。だが、自分自身が年齢を重ねるに連れ「好きだけど嫌い」という微妙な作家になっている。いつまで主人公は自分なんだろう、と気恥ずかしくなってしまうことがあるのだ。だから、「凍」以降に発表された作品を手に取っていないし、過去の作品を再読することも殆んどなくなった。

しかし、この「コホーネス(肝っ玉)」だけは違う。この作品での輪島功一は《主人公の沢木》が霞んでしまうような存在感がある。短篇だが個人的にはもっとも好きな沢木耕太郎作品。




王の闇
販売元: 文藝春秋

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王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)
販売元: 創元社

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まず、ベルばらモードで読むコト♪つまらない教科書じゃナイんだから一挙一動、クソ真面目に物々しい史実だけを追って薀蓄垂れたい・・ナンテ方には不向きかしらん。
何故って、この本ったら、オーストリア皇女時代からのマリー・アントワネットの貴重かつラブリーな肖像画&エピソードがギッシリで、アントワネット好きなアタシとしては、満足の行く内容の完成度の高い一冊だと思うの。
でも、ただ、史実だけが無機質に知りたい方や革命派っぽい方が流れ作業的に読んでも、「?」って感じだと思う。
アタシ個人的には、ホント、レアなマリーの簡素ドレス&素髪姿の肖像トカ、すごーく好き♪あと、特記したいのは、王太子妃時代の16歳位のラブリーなアントワネットの肖像と、王妃になってからの1番有名なルヴラン夫人が描いた薔薇を持った25歳位のアントワネットの肖像なんだけど、→どっちも同じ様な水色系のドレスを着て、表情もほぼ一緒なのが、気にいりました。水色が1番好きだったのね♪と、安易に想像出来ちゃいます。余談だけど、ポリニャックさんったら、どことなく日本人みたいな顔だったのねって思ったわ。笑
アントワネットも黒髪が多い生粋のフランス人からしたらモロにアッシュブロンドの外国のオーストリア顔だものね。




音吉少年漂流記 (旺文社ジュニア・ノンフィクション)
販売元: 旺文社

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大いなる海へ
販売元: 講談社

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大いなる飛翔 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 日本の航空技術の高さを示す本。この短距離離着陸機飛鳥や、第二次世界大戦当時から世界水準を維持している飛行艇を旅客用に改装すれば、自然破壊を最小限に抑えた飛行場建設ができるのに、なぜ、それをしないのか。日本の政治家や官僚の頭には脳細胞ではなく、腐った糠味噌でも詰まっているのだろうか?




大いなる飛翔
販売元: 講談社

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狼がやってきた日 (文春文庫 (240‐3))
販売元: 文芸春秋

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前半で通産省を中心とする官僚の対応
後半に産油国の入札に挑んだ総合商社の動きを描いている。
入札に際しては各社の駐在員による駆け引き・情報交換があり、
それらがリアルに記されているので非常に面白い。

夏/パニック/アラブへの密使/ジレンマ/
未完の「四分類」作戦/オークションの謀略/
鞄の中身/ゴータビリティの風土/ブーメランの論理/
8946の構造/エピローグ/あとがき



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