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和書 12610961 (241)



サイボーグ009 (21) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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第21巻は『神々との闘い編』『サイボーグ戦士・誰が為に闘う編』『パッシング・ショット編』の3作を収録。

未完の大作『神々との闘い編』のプロットは、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』あたりを思わせるものです。地球の進化は高等な宇宙人によって操られたもので、彼らの存在が太古の人間から受け継がれる中で“神”と呼ばれるようになったというものです。但し、ここに出てくる神=宇宙人には邪悪な面もあり、自分達が進化に関与しているという秘密に近づいた者は殺してしまうのです。009達が偶然この秘密に近づいてしまい、神=宇宙人との全面対決が避けられなくなったところで残念ながら連載は中絶しています。

宇宙人との戦いというのはSFマンガとしては決して突飛なものではありませんが、ここでは彼らを“神”として位置づけている為か、哲学的で重々しいムードに満ちあふれています。

この作品は元々『天使編』(本文庫では23巻に収録)として書き始められたものの中絶してしまい、構想を新たにして再度書かれたものですが、『天使編』と同じ運命を辿ってしまいました。晩年の石ノ森氏は完結編のプロットを書き始めており、その一部がテレビ東京のアニメで放映されましたが、作者の死によって永遠に完結しないこととなってしまいました。




サイボーグ009 (22) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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第22巻は『雪割草交響曲編』『ベビー・ポピンズ編』『動物園にて・・・編』『走れ!にいちゃん編』『高い城の男編』『サイボーグ戦士編』『裸足のザンジバル編』『緊急シュミレーション1992編』の8編を収録。

もともとは本巻が最終巻になる予定だった為、残り物的な作品が多いことは否めません。大部分の話が『ホテル』あるいは『ブラック・ジャック』を思わせるヒューマン・ドラマで、別に009達が登場しなくても成り立ちそうな感じです。「009を書いて欲しい」という出版社からの要望が強いんでしょうね。

そんな傍系的な作品群ではありますが、これらのエピソードによって009達の人間性に様々な角度から光が当てられる結果となり、読者としては彼らにをより身近な存在として感じられるようになるという効果を持っています。

009ファン以外には勧めませんが、ファンなら持っていたい一冊です。




サイボーグ009 (23) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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『天使編』と『ロマンノヴェルズ編』の2編を収録。『天使編』は完結編として描き始められたものの、数回の連載で中断。後に『神々との闘い編』と改題されて初めから描き直されたもののこちらもやはり中断してしまいました。この秋田文庫シリーズでは既に21巻に『神々との闘い編』を収録しており、内容的に重複する『天使編』は収録しない予定でしたが、作者の死によって本当の意味での完結編が描かれることがなくなったことを受けて、急遽シリーズを締めくくる意味で本巻が刊行されました。

一方の『ロマンノヴェルズ編』は酒井あきよし氏による小説で、『地下帝国ヨミ編』をベースにした物語です。穴埋め的に収録されたことは否めませんが、小説という媒体の性質上やや大人びた筆致であり、009と003の恋愛がマンガよりもリアルに描かれるなど、興味深い作品です。




サイボーグ009 (3) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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海底ピラミッド編は1979年に『マンガ少年』に連載された久々の大長編です。なんとなく『地下帝国ヨミ編』を意識したような作品で、地下を海底に置き換えた基本設定も似ていますし、メイムという人魚が敵なのではないかとハインリヒが疑うのも同様の流れです。

当時と大きく違うのは作者の不思議現象に対する知識がグンと増して、ミステリーに説得力を与えることができるようになったことでしょう。本作では海底や月面にもピラミッドがあることがわかり、ピラミッドは王の墓ではないのではないかという魅力的なミステリーが語られています。その謎解きは次の4巻でどうぞ。




サイボーグ009 (4) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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3巻から続く『海底ピラミッド編』の後編です。前巻で提示されたピラミッドの正体についての謎がこの巻で明らかにされます。この真相にはちょっと『デビルマン』(もちろんTVアニメではなく原作マンガの方)を思わせるものがありますね。他のレビュワーの方が書いておられるように、前半の思わせぶりに比べるとややスケールダウンの感がありますが、連載当時は胸をわくわくさせて読んだものです。

最後の30ページほどには『サン・ジェルマン伯爵』という短編が収められています。本編に名前だけ登場するフランスの錬金術師サン・ジェルマンをSFチックに紹介したものです。私もこれを読んで彼の魅力に取り付かれ、関連本を読んだりしました。




サイボーグ009 (5) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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「サイボーグ009」の一番の悲しみは、メンバー全員が「死んでも誰も悲しまず、困らない人」を選んでサイボーグ化したことです。00ナンバーは誰もが孤独という悲しみを背負って、果てることのない戦いを続けているわけです。
テレビアニメを見ていた頃は知りませんでしたが、誕生編を読んで衝撃が走りました。だから、勝っても勝っても彼らは哀しい。

それを知って、大人になりました。




サイボーグ009 (6) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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この巻には5巻から引き続いて誕生編が収められています。
4巻からはじまるこの誕生編こそが以降、
石ノ森章太郎のライフワークとなったこのサイボーグ009の原点ですので
是非読んで頂きたいところです。
そこには自ら望まずして生み出された者の悲哀、
そして、本来兄弟ともいうべき者達が刺客として迫り来るが故の悲劇が

描かれています。しかしそれらの悲しみを噛み締めつつ尚、希望を求めて
前へ進もうとする9人の戦士達の姿を見るからこそ、人は感動とともに
こう嘆息するのだと思います。「サイボーグ戦士誰が為に戦う」と。




サイボーグ009 (7) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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サイボーグ009 (8) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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サイボーグ009 (9) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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