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和書 12610961 (273)



玉響 (秋田文庫―古代幻想ロマンシリーズ)
販売元: 秋田書店

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長岡良子が描くこのシリーズには藤原不比等ら歴史で習った事のある人物の名が多く登場する。
「玉響(たまゆら)」は後に壬申の乱で全てを失った不比等を養育する田辺大隅を叔父に持ち、
彼を師として従う史(ふひと)が主役の物語である。
主のために策を巡らし、時に人として苦しむ史を不思議な力を持つ幼い弟・首(おびと)は、いつも救ってくれるのだ。

歴史上の出来事を織り交ぜながら進む古代幻想ロマンシリーズは、まさにロマンという名に相応しいと私は思う。
惜しいのはコミックスの帯だ。
「藤原史(不比等)は異母弟・首の不思議な力に――」とあるが不比等と史は別人であるから
不比等の物語だけを読みたい人には同シリーズの別の作品を読むことをおすすめする。

しかしこの文庫にもほんの少しだけ幼少の不比等が登場している事を付け加えておく。




眉月の誓 (上) (秋田文庫―古代幻想ロマンシリーズ)
販売元: 秋田書店

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私が長岡良子さんの作品に出会った最初の本です。
飛鳥時代に突然現れた不世出の政治家藤原不比等の生涯を描いていくシリーズの、これが最初の作品。
異母妹五百重との秘愛を軸に幼少期より政治家として大成するまでの長い年月を、細微にわたる描写と入念な文献調査によって見事に描ききっています。
最初のページから始まる難解なト書きにひかれる方もおられるかとも思いますが、読み進んでいくにつれ、この作者の、揺れることのない骨太の歴史観に惹きこまれていく方も多いと思います。
私が大学で歴史(古代史)を勉強したい!と思うきっかけの一つともなったシリーズです。ぜひ多くの方に知って頂きたいです。




眉月の誓 (下) (秋田文庫―古代幻想ロマンシリーズ)
販売元: 秋田書店

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初月(ミカヅキ)の歌 (秋田文庫―古代幻想ロマンシリーズ)
販売元: 秋田書店

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「初月」を「みかづき」と読むみずみずしさ、この題名がすべてを物語って象徴的である。『万葉集』には、三日月と読むべきところを初月、若月と万葉がなで美しく表現している。
 この物語の主人公は、繊細な感覚の持ち主、恋の歌の名手、大伴家持の十六歳、ほのかな恋歌「振仰けて若月見れば一目見し人の眉引思ほゆるかも」で冒頭と末尾を飾っている。  
 この歌が誰に対して詠まれたものであるか、そのからまりの中で物語が進行していく。従妹の坂上大嬢ではないかと人に言われても、本人はその母(自分には叔母)坂上郎女の歌を真似て作ったただの題詠だと答える。家持に歌の手ほどきをし、家持自身も慕いなついていた叔母甥の歌才につながる間柄である。
 以上は史実に近いと思われるが、この物語で作者は、真野と名づける女性を創作している。最後に、子供を生み残し後、佐保山に葬られ、家持に挽歌を贈られる。「昔こそ外にも見しか我妹子が奥つ城と思へば愛しき佐保山」
『万葉集』には笠女郎、紀女郎ほか多くの女性との相聞歌が載せられているが、このコミックでは、できる限りシンプルに、特に「初月」に象徴される大嬢に返ってきてめでたい締めくくりにしている。
 家持の人となりは「優柔不断」ということばで何回もでてきているが、それにもかかわらず、この作中に散りばめられた十首ほどの愛情こもった歌に心ひかれるだろうし、『万葉集』という心の遺産の一端に触れる喜びを感じることができよう。
 悠久の時の中で人の命のなんとはかないことか。そのはかない私達が生きて人を恋し、泣き、笑い、怒り、また自然の美しさに心を動かされその感動を何かの形で遺さずにはいられなかったこと。名は忘れてもその時々の感情を歌は後の世に伝えてくれます。それこそが私達生きた証生きた人間の歴史なのではありませんか。作者はこのように訴えている(雅)




夢の奥城 (秋田文庫―古代幻想ロマンシリーズ)
販売元: 秋田書店

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学問的見地から見れば失笑もののファンタジーなのでしょうが、やっぱり少女漫画はこうでなくては。それにしても有間皇子はその悲劇性からあちらこちらでヒロインの相手役に選ばれてますね。若くして亡くなった悲劇の人物ですから、ドラマチックに感動させるには最高の人材で、少女漫画はそういう妄想が爆発したうっとりするものでなくてはいけません。ベルばらやアンジェリークやこの作品のような濃ゆーい妄想爆発歴史少女漫画作品が、きょうびは少なくて寂しいと思います。




アバンチュール21 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
販売元: 秋田書店

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これは初期の大傑作「地底国の怪人」のリメイクです。
かの作品は主人公が死ぬという現在では当たり前のような設定を始めて使い,話題を呼びました。
戦後3年とか4年とかたっていない時代ですよ。

本作品はそれをちょっと現代的に書き直したものです。




アラバスター (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
販売元: 秋田書店

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ダークなヒーローものである。はっきり言って「アラバスター」と名乗るこの男は極悪人と言って良いが、読者の共感は得るかもしれない。彼もまた、屈辱と共に、深い心の傷を負い、彼の憎しみの理由も分からぬでもないからだ。
まず、当時(1970年)では現在よりはるかに人種差別が露骨であったろうと思う。アラバスターも黒人であるが、ある理由で、並の黒人よりはるかに大きな苦しみを体験する。
そして、黒人差別だけを問題にしないのが、医学者でもある手塚治虫の構成の幅広さである。
アラバスターは超人的に強い男であるが、亜美という美少女の不幸の原因を作ってしまう。彼女は幼い時からのどうにもならない運命に弄ばれるのだが、手塚治虫は、可愛い女の子にも容赦のない苦しみを与えることもある。あまりに衝撃的なシーンが頭から離れなくなったと女性作家が解説しているが、現在の露骨な性描写と違い、読者に妄想させるこちらの方が後を引くかもしれない。
手塚治虫には、アルビノ(先天性白皮症)が頭にあったかもしれないと思う。虐げられる者の苦しみや悲しみとその怨念を手塚治虫が残酷に描く。




アラバスター (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
販売元: 秋田書店

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深い悲しみの果てに悪に目覚めた亜美。彼女を慕うゲンと、亜美の兄カニ平の愛は、果たしてアラバスターの手から彼女を救い出す事ができるのか…。
狂気の男アラバスターの結末はどうなるのか。前巻を購入した人は読まずにはいられないでしょう。
重い話でも平気な人は是非。




海のトリトン (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
販売元: 秋田書店

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海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い詰められたトリトン一族。

人間と同じ容姿を持つトリトン一族男児の生き残り「トリトン」は赤ん坊の時に人間に拾われ、自らの出生を知らずに人間と同様に陸で育てられる。

やがて自らのことを知ったトリトンはトリトン一族存続のためにポセイドン一族に戦いを挑む。

生物の起源である母なる海で繰り広げられる、勇敢な若者の神秘的な物語全3巻。




海のトリトン (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
販売元: 秋田書店

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海の支配者ポセイドン一族に絶滅寸前まで追い詰められたトリトン一族。

人間と同じ容姿を持つトリトン一族男児の生き残り「トリトン」は赤ん坊の時に人間に拾われ、自らの出生を知らずに人間と同様に陸で育てられる。

やがて自らのことを知ったトリトンはトリトン一族存続のためにポセイドン一族に戦いを挑む。

生物の起源である母なる海で繰り広げられる、勇敢な若者の神秘的な物語全3巻。

ポセイドン一族に戦いを挑み始めたトリトンは、ドデカポーダ,ヘプタポーダ,オクタポーダと33人いるポセイドン子どもたちを次々に倒していく。

人魚の身体を持つトリトン一族女児の生き残り「ピピ子」を見つけ出したトリトンは、ピピ子の存在に興味を持つ人間の邪魔をかいくぐりぬけながら、ポセイドン一族退治に向かっていく。


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