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和書 12610961 (335)



水滸伝 (6) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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ツタンカーメン (1) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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というのは乱暴なくくり方か。
冒頭、雑誌掲載時にはカラーページであったろう美しい完全な形のスフィンクス。今、我々が見ているものは砂に埋もれ、時を経、かつての色彩は失われ顔は欠け落ちて我々に何も教えてくれない。人類的な喪失感と悲しみだけがある。
1903年のエジプト、考古局査察官のハワード・カーターは遺跡発掘中、エジプト人の信じる死後の世界観、二つのうち天に昇らず地上に残る魂を意味する「カー」と名乗る美しい少年と出会う。
「日出処の天子」と相似の構図でスタートしたこの物語は、この巻ではまだLalaの少女読者に向けて描かれた華やかさを楽しむことが出来る。
続く二巻の半ばで、いかなる事情か掲載誌が潮出版のコミックトムに変わる。ベテラン作家による東西の歴史漫画の載る雑誌だ。当然、読者層は男性中心でありおそらく年齢も高い。そこに、少女漫画的なアイキャッチは絵にも物語にも必要とされない。現実の歴史がある以上、物語の着地点を変えるわけにはいかないが、隙間をどう埋めるかは作家の自由だ。少女漫画的に飛翔することも出来たろうこの物語は、大人の雑誌で大人の展開をし大人の作品として完成する。
我々は、存在したかもしれない少女漫画的本作の有り様を想像しながら現実の本作を楽しむことが出来る。
この文庫本にツタンカーメン本編以外の作品は収録されていない。
解説は、エジプト考古学者の吉村作治。




ツタンカーメン (2) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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ツタンカーメン (3) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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エジプト、イギリス、二国間の政治的駆け引き、無限の砂の中から何かを掘り出すことの難しさ、ましてや未盗掘の遺跡の発見など・・・その奇跡のようなクライマックスには純粋な感動がある。
しかし、悲しいかな、そんな物語の中に地上に残った霊の居場所などはない。
夢の中に、砂嵐の中に、かすかに気配を感じるだけだ。
カーターは、誰もなしえなかった夢を叶え、その代償に多くのものを失った。「彼」を見失ったのもその一つかもしれない。
砂漠が広すぎるのだ。
歴史が長すぎるのだ。
一度見失った者との再会など・・・。

現実の謎のファラオには会えた。
だが、私は著者の創作したあの少年にも、もう一度会いたかった。
こんな不完全で物足りなくさみしい、しかし「作品の成功」もあるのだなぁ・・・。
解説は荒俣宏。




白眼子 (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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占い、オカルトの類は本気で信じていないのだが、エンターテインメントとしてよく出来たものなら歓迎だ。盲目の運命観相・白眼子は、小さな災難を小さな幸福に変えるのが自らの存在理由であるとのたまう。しかし、障害は避けようとしたところで、遅かれ早かれやって来る。問題は、如何にして受け止めるかだ(それが簡単に出来ないから、我々凡人は苦しむ)。身の丈を超えた幸運を望めば、隅に追いやられた災いが必ず大きな不幸となり、襲って来るとは彼(正確には、作者である山岸凉子)の言。どんな占い師や宗教家、霊感師より、白眼視の言葉は説得力を持つ。内容とは関係ないけれど今回、私は作者の名前を四半世紀以上も「涼子」と間違って覚えていたことに、大いにショックを受けた。




花情曲(はなのこえ) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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皇なつき先生の華麗で優雅で緻密な絵によって描かれる、夢幻と花の佳人達の物語です。
「花情曲」は、宋貴祥と牡丹の精である華麗な美女、待春との出会いの物語。
しかし、この頃の待春って、コケティッシュで可愛い感じですね。
彼女はだんだん貫禄が付いていくというか・・・「胡蝶至花園」は、待春の弟の如春と胡蝶の精の愛華の、
何とも少年少女らしい、ほろ苦く甘酸っぱい、切ない恋の話です。
「天網の疎」は、不思議要素がない、どちらかというと現実的な感じの話でした。
それにしても宋貴祥って優しい人ですね。待春も彼のこんな所が好きなんでしょうね。
私が本作品集で一番好きな話は、何といっても「花の薫る日」です!!
翠絶がすごく素敵な女性なんです。容姿といい、風情といい、まさに玲瓏たる花の佳人というか。
感動的な愛の物語です。「恋泉」は前世て恋人同士で天界と人界に離れ離れになった
銀華と六天の話は切ないけれど、最後に希望を感じさせてくれる話で良かったと思います。




燕京伶人抄 (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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 1920年代の中国は、辛亥革命と第一次世界大戦の混乱がおさまったものの、日本や欧米列強の影響、軍閥の地方支配、政治の腐敗に悩んでいました。その一方で自由主義や共産主義など様々な思想が入り、魯迅などが活躍し、若者を中心に新しい時代を切り開こうという気風に満ちた時代でもありました。
 このマンガは中国の最も伝統的な京劇に生きる役者と、新しい時代の風を受けるモダンガールたちが織りなす青春劇です。伝統と革新が混在し衝突し複雑に絡み合う1920年代の北京を舞台に、京劇の役者、女子学生、劇作家、モデルなどが悩み、傷つきながらも一生懸命に生きる様を華麗な筆でいきいきと描いています。




宗像教授伝奇考 (第1集) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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大学で民俗学を教える宗像教授、各地に残る伝説や神話、言い伝えに興味を覚え現地に調査に出向き、事件に巻き込まれたりしながら、そこに隠された真実をつきとめる。と、あらすじを書いてみると味も素っ気もなくなってしまいますが、これが実におもしろい。さすがにこれはないだろ・・・。と思えるような大胆で突飛な内容のものもあるのですが、そこはSFや伝奇ものの傑作を多く送り出してきた作者、博学な知識と巧みなストーリー展開で、宗像教授に一つずつ説明されていくと、妙に納得してしまいます。
新シリーズがはじまったのも、うれしいかぎり。まだまだこれからも伝説や言い伝えの裏に隠された驚くような真実に迫っていってもらいたいものです。




宗像教授伝奇考 (第2集) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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仮説を楽しむのに最適。歴史、伝奇、民俗に興味のある人は楽しめる。




宗像教授伝奇考 (第3集) (潮漫画文庫)
販売元: 潮出版社

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