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和書 3327241 (143)



ある船乗りの太平洋戦争 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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戦時急造商船戦記

本書は戦時下の数少ない商船士官の戦記である。太平洋戦争開戦当時は神戸高等商船学校機関科2年生で、海軍予備士官の卵としての厳しい訓育の実態と当時の若者の心情をさらっと吐露し、昭和19年4月卒業証書と海軍少尉任官書を手にする。同年5月川崎汽船の戦時標準貨物船利川丸の二等機関士として乗り組み、粗製乱造エンジンの補修に身を投じ、悪戦苦闘の日々を赤裸々に述べている。

 やがて関東軍部隊を釜山からマニラへ輸送の任務についたが、機関故障で船団離脱のうえ再度バシー海峡突破に挑戦。僚船が敵潜に被弾するも、利川丸は幸運にも無事マニラに乗船部隊を揚陸・・・直後、米グラマン機の大編隊の来襲で被弾、沈没。機関長・局長が戦死するなど、敵機の一方的攻撃になしすべもない悲惨な情景や、軽武装商船の悲哀など臨場感をかもした筆致で表現している。

 その他、大叔父の戦局に対する卓見。鈴木貫太郎総理秘書官への直訴。戦時下の船員処遇改善工作秘話。現代社会への警鐘等々、戦記のみに偏しない幅広い内容で読み応えがある。






ある英人医師の幕末維新―W・ウィリスの生涯
販売元: 中央公論社

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ある英語教師の思い出―小泉八雲の次男・稲垣巌の生涯
販売元: 恒文社

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ある華族の昭和史―上流社会の明暗を見た女の記録 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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彼女をはじめて知ったのはテレビで、某宮様のご婚礼のコメントをしていた時だった。日本にもこのようなマダムと呼べる人がいたか、と感心させられたが、それよりも冷たいまでの気高い風貌とは異なって、そのお相手のお嬢様にとても暖かいコメントをされていたのが印象的だった。マダムなどと申し上げるのも世が世なら相当失礼なことで、彼女は加賀百万石の前田のお姫様だったのである。通りで高貴な印象を与えるはずである。そしてまたその暖かいと感じたコメントも本書を読めばわかるはずで、戦争という時代が彼女をただのお姫様でなく相当な苦労や困難を通り抜けてきた一人の女性としての重みある発言だったのだ。

この「ある華族の昭和史」は私達の知りえない旧華族の日常やその中でのヒエラルキー、恋愛哲学、マナーが記されていてとても興味深い一冊だった。少々自画自賛的ではあるが、それもお姫様なのだから、と目をつぶってしまえば、今の私達にも充分使えるテクニックとテクニックを越えたもっと深い生き方がちりばめてあると思う。自伝的小説であって、仮名なのか?実在していない人物なのか?と思わせる人物も主要な人間関係の中に出てくるが、??を忘れさせる著者の文章力にとうとう夜中まで付き合わされてしまったわけである。。

中でも最後の章に登場した三島由紀夫氏との付き合い(男女関係というわけでなく)は、個人的にとても興味深いところだった。。常々氏の「肉体の学校」のヒロインは酒井美意子女史がモデルではないかと思っていたので、自分の中で想像が確信に近いものとなった。。

今では旧華族という言葉もまわりには存在しないのだが、華族という制度の功罪はともかくとして、彼女のような本当の品性のあるしかもウィットに富んだ女性がこの著書だけでなく数々の著作を我々に残してくれたのは本当にありがたいことだと思う。親子の関係が歪んでしまっていたり、ゆとりがない時代に改めて紐解いてほしい一冊だと思う




ある華族の昭和史―上流社会の明暗を見た女の記録
販売元: 主婦と生活社

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歴史で戦前の、昭和初期の日本をほとんど習うことなく今を生きる私たちには必読。

かつて存在した日本の貴族階級とそれをとりまく上流階級、大戦争に抗えず突入していく乱世、当時の軍部の様子を素晴らしい文章力であらわす。かつて存在した上流社会、貴族階級とはどういう歴史を経た、どういう人たちで、どのような生活をしていたのか。東条英機は、松岡洋右は、陸軍は、海軍は、どういう人達だったのか、前田家のお姫様として、戦争末期には外務省職員として、一般庶民とは違う舞台で激動の昭和をつぶさに見てきた筆者の自伝。

かつての日本に存在した質実剛健、華麗で上品な社会に、同じ国とは思えないほどの衝撃と新鮮さを感じる。小説としても、史料としても、面白く、読み出したら一気に最後まで引き込まれる。抑制とユーモアの聞いた豊かな表現力に知性と品格とを感じさせる文章。

筆者の豊かな才能と、非凡な人生とが生み出した卓越した本。一人でも多くの人によんでもらいたい。どこの書店にいっても絶版といわれ、置いていない(大叔母にもらった古本を私は読みました)ので、皆さん、たくさん注文して再版してもらいましょう!




ある血液内科医の物語―高山厚生病院院長・内海眞の軌跡 (悠飛社ホット・ノンフィクション)
販売元: 悠飛社

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この先生は、欲がありません。人が大好きです。このため、先生の回りには、いつも人がいます。自分のことはあまり語らず、ボランティア活動も人を誘うことはせず、もくもくと行動されます。なぜこのように生きられるのか、この本で少しわかりました。生き方の勉強になりました。




ある起業家の激動人生記
販売元: たちばな出版

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ある軍国教師の日記―民衆が戦争を支えた
販売元: 高文研

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ある軍国教師の生涯―大正自由教育運動から国民精神総動員へ
販売元: 碧天舎

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激動の時代の地方教育者の生きざまを追いながら、最後の列強を目指そうとした軍国日本の哀しい姿を見つめる。会ったことのない祖父の姿を、当時の社会、風俗、人物を通して、その輪郭に迫ろうとする筆者の試みは、読み物としての価値も備えている。秀作である。




ある軍属の物語 草津の墓碑銘 (「戦争と平和」市民の記録)
販売元: 日本図書センター

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