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和書 3431331 (4)



昭和史20の争点 日本人の常識
販売元: 文藝春秋

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 昭和史の捉え方には、大雑把に言って「進歩的文化人」と呼ばれる人の「東京裁判史観」や「自虐史観」があり、近年、これらを問い直そうという動きが多方面から出ている。
 そのどちらにたつかは置くとしても、〜「東京裁判史観が絶対で議論の余地はない」などという凝り固まった人は除外して〜昭和史における議論の熾烈な20点に絞って、問題点の整理をしている。
 双方の見解を公平に並べて紹介した上で、双方の見解の疑問点、論証不足の点を的確に示している。
 賛否はどちらにするかは読者の判断として、判断の材料としては的確なものを提示してくれていると思う。




新撰組おでかけBOOK
販売元: コーエー

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ところどころに可愛いカットイラストも散りばめられた女性向けの日本全国新選組史蹟巡りガイド。
史蹟は年々変化していくものなので、新選組関連のガイドブックも度々購入していますが、遊び心豊かな装丁のわりにはかなりマニアックなところまで網羅された、充実の内容でした。

史蹟写真はサイズが小さいため、ガイドブックを観るだけで浸れるというわけにはいかないのですが、その分ひとつの場所に散在している複数の史蹟の写真が全部掲載されていたのが、ちょっと感動。

とくに京都御所内の史蹟は、配置図つきでかなりのコマ数が掲載されていましたので、以前何も持たずに自分の足で御所内を探しまくった自分としては、これはかなり美味しいかも!(ちょっと悔しい気すら)

壬生屯所の馬小屋跡や、多摩のとうかん森はじめ、事件のあった橋や通りなどまで写真付きできっちり取り上げられているところ、それに異説のあることが明記されていることは、史実をないがしろにしない真摯な姿勢の伺える編集。

おもかげ度や現在のアクセス度、史蹟としての充実度に関する指標が添えられている上、モデルコースの添え書きには歩き方のアドバイスまであって、この本を片手に実際史蹟巡りをする読者への細やかな配慮が感じられます。

フルカラーの史蹟写真が少ないのが難と言えば難ですが、この内容でフルカラーを増やすと値が張ってしまうでしょうから、手ごろな値段で充実の内容重視を追求したものでしょう。
お土産や関連グルメも最新の情報が載っていますし、観て楽しむよりむしろ、どんどん活用したいガイドブックです。

なんど巡っても巡りきれないくらいいっぱいの史蹟たち。

このガイドブックを観てると足がうずうずしてきますよ!




新選組紀行 文春新書 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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 小石川伝通院から、
 京都の新選組屯所となった壬生
 会津、そして函館、宮古など、
 新選組の活躍、移動した土地を訪問し、当時起こったことと、
その地の現在の様子を書いた本です。
 
「義に殉じた士の血潮は三年経つと碧くなる、という中国の古伝承にもとづいて命名された蝦夷共和国軍戦没者慰霊碑」 
函館の碧血碑について
「旧弊な二元論を超克しているところに美点があった」
とあるのが印象的でした。

 作者が旅を楽しんでいる様子が描かれていて、これから出かけたくなってくる楽しい文でした。




新撰組近藤勇伝
販売元: NHK出版

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新撰組残影
販売元: NHK出版

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新選組の真実
販売元: PHP研究所

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研究レポートであれば巻末にでも参考文献が付されるものではないでしょうか。著者は長年多数の文献に触れられて全ては列記できないでしょうが、先人先輩の調査も参考にするなら研究者の礼儀は尽くしてほしいです。私としては、研究者の本としては危険、執筆スタイルは不誠実に分類しています。

ですが図説は大変わかりやすく、文章構成も読み易く、新選組を知りたい方には親切なつくりになっているのは確かです。
ですから「解り易い話は、判り易くつくられている」と了解の上で読まれるならば良書、この一冊でわかる気になるなら悪書になるでしょう。

新撰組関連本を読み始めて1カ月そこらですが、これほど論説の根拠となる文献明記が省かれた本をみたことがありません。その為に研究報告なのか判然としなかった部位もあり、私は小説として読み下しました。




東京駅歴史探見 JTBキャンブックス
販売元: JTB

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時空浴―熊野 高野から
販売元: NHK出版

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数量化革命
販売元: 紀伊国屋書店

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 欧州での中世から近世へと移行するに際し 物事の「数量化」と「視覚化」が大きな役割を果たした点を解明する一冊である。

 既に「数量化」「視覚化」を前提とした現代に生まれた小生ゆえ 「当たり前」であることが 実は「革命」であったという本書は 目からうろこが落ちる思いである。歴史の本を読む楽しさの一つは 自分が持っている常識が いかなる経緯で常識となっていったのかが分かる点であると思っている。

 また 本書の特色としては 数学、音楽、絵画、会計という 現代人から見ると全く異なる世界を 横串で突き刺し それらが誕生した際にあった共通の心性を見事に炙り出している点にある。会計と音楽を貫く時代の精神がかつてあったという点は 「現代会計入門」とかいう本をたまに読まざるを得ない サラリーマンたる小生にしても 一服の清涼感である。音楽を聴くように会計を勉強すればよいのだ。

 仕事に直接関係ない本を読むことは 気分転換になるし 勉強にもなる。しかし それ以上に 特に このような本を読んでいると 日々の仕事に潜んでいる 歴史、人間の「精神」が見えてくることがある。そうなると仕事も馬鹿にできない。仕事の先に見えてくる「精神」。そんなものも信じているのが若干楽観的な小生ではある。




スパイの世界史
販売元: 文藝春秋

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本書はスパイというキーワードで炙り出されるもうひとつの20世紀クロニクルです。読み進めていくうちに、「マタ・ハリ」、「ゾルゲ」、「ウォーターゲート事件」、「フォークランド紛争」などその言葉だけは、どこかで聞いたことがある、というモノたちに意味を肉付けしていくことができました。巻末には索引も付されているほど、とても多くの人たちが登場してきます。そのためぼくのように国際政治や歴史に疎い人は混乱してくるかも知れません。気にしだすと読書が止まってしまうので注意しましょう。この本の論旨からは外れるのだろうけれど、個々のスパイをセレクトして彼らのドラマを掘り下げてくれていたら、もっと楽しめただろうなと思いました。興味深い内容なのですが、人物の記号的配置、事実の横並び的羅列で終始してしまっているため、無味乾燥した印象が拭えないからです。まるで教科書を最初のページから丹念に読ん込んでいるみたいで、読書のリズムをつかむまでに少々手間取りました。


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