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和書 467252 (17)



わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡 (塩野七生ルネサンス著作集)
販売元: 新潮社

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イタリアの都市国家、なかでもルネサンスの中心となった共和国として、フィレンツェとヴェネツィアの歴史はおさえておきたいところです。後者に関しては同じ作者に「海の都の物語」という大作・好著があり、それがカバーしてくれますが、前者、特にコシモ・メディチが実質的に支配するようになって以降の歴史は、501ページに及ぶ本作がカバーしてくれます。というのは、本書はマキアヴェッリがフィレンツェ共和国の官僚として、そして失脚して以降の本人の言動を中心にすえて彼が活躍した時代を生き生きと描くとともに、その前後の歴史、つまりマキアヴェッリが生まれる前、生まれてから官僚に登用されるまで、そして死後フィレンツェ共和国がトスカーナ大公国になってしまうまでの歴史も簡潔に記してくれているからです。この構成が素晴しい。

マキアヴェッリ本人は有能だが、決して権謀術策の人ではなく、まさに「わが友」と呼びかけたくなる人間味あふれる人物だったことが本書でよくわかります。特に失脚中に、夜書斎で読書、つまり古の人と対話をするときにわざわざ官服を身につけていたという冒頭のエピソードが感動的です。わが国の漢詩に「一穂の青燈万古の心」という読書の醍醐味を集約した名句がありますが、それに通じます。歴史ものの読書を愛する人にとって、このエピソード一つとっても「わが友」と呼びかけたくなる人物にマキアヴェッリが思えてきませんか。




わが弾片 (庄司肇コレクション)
販売元: 沖積舎

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わが文学的自伝・日本語実用の面 (中野重治全集)
販売元: 筑摩書房

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わすれなぐさ (吉屋信子乙女小説コレクション)
販売元: 国書刊行会

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女学校を舞台に少女たちの交渉、生活、成長が描かれるという、吉屋信子の典型的な少女小説。乙女な雰囲気がたっぷり堪能できます。
3人の少女を軸に描かれる設定になっていますが、結果的には3人のうちの2人ばかりにスポットライトが当たり、あとの一人ははじかれてしまった、というか物語中にうまく取り込めなかったようで、お話全体のバランス配分は今イチな印象を受けます。
嶽本野ばら氏の解説と訳注は単独として読むとなかなか面白いのですが、なにぶんにも「平成的」にくだけすぎているので、本文と照らし合わせながら読むとちょっと雰囲気くずれる…と感じることも。あと、若干ながら間違いもあるようです。“五間の家”の五間はサイズじゃなくて部屋数でしょうに、とか。




わたしの昭和史〈2〉少年篇 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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わだつみの友へ (同時代ライブラリー (164))
販売元: 岩波書店

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われ山に帰る (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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愛あるところに神あり (トルストイの散歩道)
販売元: あすなろ書房

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愛の続き (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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映画化時のタイトルは、「Jの悲劇」で昨年11月に公開されたイギリス映画でした。
原題は、「Enduring Love」で、「継続する愛」と「耐える愛」の二重の意味を持っています。映画では一部省略されていますが、小説の中には、いくつもの「愛の形」が登場します。登場人物たちは、「愛」故に悩み、苦悩します。
その究極として、「妄想的な愛」が登場し、主人公たちはそれに悩まされ、それまで良好だった二人の「愛」もおかしくなってゆきます。そうした精神的な苦悩を綴った物語です。
そのあたりが、映画ではもう一つ描ききれていませんでした。そのために、全体的な雰囲気は伝わってくるのですが、もう一つ明確な形を捉えられませんでした。それが、原作を読もうと思った理由なのですが、こうした心理小説的な作品を映画化することの難しさを改めて認識させられた作品でした。




アイスランドへの旅 (ウィリアム・モリス・コレクション)
販売元: 晶文社

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ウィリアムモリスのアイスランド旅日記
アイスランドというと地球の割れ目ギャオ
雪と氷の国、長寿の国くらいしか知らない
民族は北欧のスウェーデン、ノルウェイ
デンマークから移住してきた人々を祖先と
するらしい。美髪王ハーラルの圧制から逃れるために移住してきたと言う。
それだけでサトクリフの「ヴァイキングの歌」を思い起こす。

モリスがアイスランドに惹かれるのは
古ゲルマンの神話 サガの舞台であることかららしい。
ニーベルンゲンの歌のジークフリートもベーオウルフも
このサガが原典らしい

サガの舞台のアイスランド
わたしが興味深かったのはやっぱり
ギャオ。深い地球の割れ目の底を馬で
通り過ぎる場面でモリスの手書きの

地形図や溶岩が作り出した模様がユーモラスで興味深い。
島全体が火山なのに緑に覆われた牧草地帯に花畑があり、
石造りの家にはひとなつっこい人々が住んでいて
モリスたち一行をもてなしてくれる。
アイスランドから帰ったモリスが
人々が風景に対して異常に大きく見える
と言った言葉がおもしろい。
小さな島なのに人口密度の低い
大自然にあふれた島

アイスランドに一度は言ってみたいと思った


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