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和書 467252 (111)



女は下着でつくられる―わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい わたしのものよ (鴨居羊子コレクション)
販売元: 国書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

鴨居さんのものづくりの本質をがっちり掴んだ、その「下着をうりにゆく」やり方が、素晴らしすぎる。それはもう商売を超えて、ロマンチックですらある。解説にも書いてあるように「鴨居は、現実の根っ子をつかんで、そして夢見ていた」。それが、現実の前でたんなる夢で終わるのかというと、そうではない。
この本を読むまで僕も忘れていたのだけど、「正しいこと」はやっぱり現実よりも強くて、美しいのだ。それは鴨居さんのムダに飾り立てない文章の美しさにも現れている。たぶん、僕はこれから何度もこの本を再読することになるだろう。
例えば、鴨居さんが新聞社時代に書いたこんな文章がサラリーマンの僕には沁みる。
「彼らは社を憎み、社を愛し、仕事を憎み、そして仕事を限りなく愛していた」

いまどきのベンチャーの社長とか読んだらどう思うんだろう?「お客様を目かくししておいてその間にもうけようとするレベルの低い商売」が多すぎるぜ!




カモイ・ヴァラエティ (鴨居羊子コレクション)
販売元: 国書刊行会

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悪霊島 (香山滋全集)
販売元: 三一書房

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火星への道 (香山滋全集)
販売元: 三一書房

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臨海亭綺譚 (香山滋全集)
販売元: 三一書房

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評論・年譜他 (香山滋全集)
販売元: 三一書房

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魔空要塞 (香山滋全集)
販売元: 三一書房

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ペット・ショップ・R (香山滋全集)
販売元: 三一書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






カラスの早起き、スズメの寝坊―文化鳥類学のおもしろさ (新潮選書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 一言で言ってしまえば、「鳥にまつわる楽しい雑学書」である。もともと総合研究開発機構の月刊誌『NIRA』に1985年から連載されたエッセー。
 著者は日本野鳥の会の機関誌『野鳥』の編集長、山科鳥類研究書資料室長などを歴任した、筋金入りのバードウォッチャーで、日本野鳥の会には発足当初から関わっていたらしい。その長年の経験を生かして書かれたのが本書。モズの夫婦のつくられ方とか、アオバズクの鳴き声は真似しやすいこととか、興味本位で簡単に読めるような軽い話が多い。一編一編は面白いのだが、全体としての統合性には欠ける。著者本人が認めているように、ひと時代前のバードウォッチャーなのであり、鳥を観察すること自体を楽しむレベルに留まってしまっているのである。バードウォッチャーになるのはどういう人かとか、現代の人と鳥との関わりとか、そういうところにも踏み込んで欲しかった。特に物足りないのは、野生の鳥を保護していくという観点である。著者には、人間によって生息地が開発されたり、都市化が進んだとしても強い鳥は生き残り、弱い鳥は減少していくのだという感覚があるようだ。現在では、それですまない問題になっていると思うのだが、どうだろう。やはり古いバードウォッチャーということなのか。




カリブ諸島の手がかり 世界探偵小説全集 (15)
販売元: 国書刊行会

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◆「ベナレスへの道」

  ▼あらすじ

   西インド諸島のトリニダート。

   ポジオリはヒンドゥー寺院で行われたインド人の婚礼を見物しているうちに、インドの
   建築物とヒンドゥー教の根本思想であるニルヴァーナ(解脱)の関係についての
   思索に誘われ、その問題をつきつめてみたいという気持から寺院で一夜を過ごす。

   ところが、その夜同じ寺院で、前日結婚式を挙げたばかりの
   インド人の少女が首を切られて殺されてしまう。

   調査に乗り出すポジオリだったが……。
 


  ▼感想

   結末でポジオリを襲う悲劇は、衝撃の一言。

   しかも、単なるサプライズにとどまらず、本作の構成に有機的かつ必然的に
   溶かし込まれ、謎の解明においても必要欠くべからざるものである、という点が
   じつに秀逸です。


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