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和書 467252 (177)



ジョルジュ・ベルナノス著作集 4 (4)
販売元: 春秋社

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ジョルジュ・ベルナノス著作集 5 (5)
販売元: 春秋社

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ジョルジュ・ベルナノス著作集 6 (6)
販売元: 春秋社

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詩歌三国志 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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土井晩翠のあの有名な『星落秋風五丈原』をメインに、諸葛亮孔明の人生を縦軸とした三国志関連の詩歌集!!その詩が詠まれたとき状況の解説など、単に漢文を日本語訳しただけではない、奥深い内容となっています。李白の『赤壁』、杜甫の『八陣の図』『蜀相』といった後年の詩人のお約束な詩の他、曹植(じゃないらしいんだけど)の『七歩の詩』、諸葛亮の『出師の表』などもカバーされており、諸葛亮ファンは間違いなく必携です。
中国では色んな時代のたくさんの詩人が三国時代のことを詠んでます。諸葛亮に思いを馳せる人も多く、著者の先生は、晩翠のマニアックな本歌取りを丹念に追いかけてくれているので、大変ありがたい1冊となってます。看板に偽りなし!!
昔、高校の国語の資料集で『星落秋風〜』のほんの一節だけ載っていたのを読んで以来、ずーっと晩翠の詩集(それも解説本)を探してたのが、ようやく見つかりました。『星落〜』ってこんなに長い詩だったのね(笑)。とてもじゃないけど、ちょっと口ずさむというわけにはいかない長さで、『丞相病あつかりき』だけで我慢するしかなさそう。
あ〜、土井晩翠って、ホントに諸葛亮の大ファンなんだな〜。彼をうたった漢詩、全部読んでんじゃないかと思えるほど、これでもかと本歌取りして『星落〜』に詰め込んでます(笑)。本人の当時のまま(現代仮名遣いでない)の字面は、見たこともない漢字ばっかでいかめしいんだけど(笑)、諸葛亮への思い入れはストレートに伝わってくるっ!文語調プラス画数の多い漢字が並んでるせいで、現代人に土井晩翠の名前が届きにくいという指摘に、悔しいけど納得せざるを得ません。




シェイクスピア全集 (1) ハムレット
販売元: 筑摩書房

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シェイクスピアを一度も読んだことが無い人にはお薦めできません。
現代のTVドラマなんかと比べたら、展開が遅いし、台詞がやたら長いからです。
ハムレットを読みたい・読まなきゃいけない気がする、
そんな人には、この松岡和子さんの訳を
是非お薦めします。

「生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ。」

翻訳のすばらしさ(イメージの喚起力・カッコ良さ)にかけては、
おそらく右に出る訳はないと思われます。
なにせ翻訳家のご本人が稽古場へ出向き
演じる役者さんや演出家と台詞について相談し
創り上げた作品だそうですから。

また、
たぶんハムレットの魅力は、「どんな作品か」ではなく、
「どう読んだか」だろうと思います。

キャラクターたちが口走る言葉の中に
自分と共通する「なにか」がひっかかってくるからです。

最近なんか知らないけど
人生のことが気になってしょうがないあなた。
約四百年前から変わらない
人間の根本的な問いに
迷い込んでみてはいかがでしょうか。




シェイクスピア全集 (10) ヴェニスの商人
販売元: 筑摩書房

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初心者のレビューだと思って読んでいただければ幸いです。

ヴェニスの商人と言えば
『きっかり一ポンド、それより多くても少なくてもいけないし、血は一滴も流すな』
が有名だと思います。
この台詞、実は主人公(なのであろう)アントーニオを助けるための台詞なのです。
この台詞が主人公のものでないのに有名なことからも分かるとおり、
この話は主人公を中心に回るが、活躍するのは主人公ではないと言った、一風変わったお話です。
おそらく、ヴェニスの商人の主人公役をやる俳優はむしろ彼のライバルであるシャイロックのほうをやりたいと思うでしょう。

さて、ところでこの翻訳版、1ページの4分の3程が本文で、4分の1が翻訳する際に気をつけたこと、日本語に直すと分からないところの注釈となっています。
これは私のような英文学初心者(というか文学初心者)にはとてもありがたく、ここでこの単語で韻を踏んでいるのか、などがとても分かりやすくなっています。
さらに翻訳者自身が、言葉、文化の違いで本来なら分かりにくい洒落も、日本人でも同じような感覚で捉えられる洒落を充ててくれ(もちろん注釈付き)
と本の文章の翻訳ではなく、本の中身の翻訳といった感じがとてもよく、とても気に入った翻訳者になりました。

なお、本の内容的に性的な表現が多々あるので、あまり小さい人には理解できないかもしれません。




シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット
販売元: 筑摩書房

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 この作品を下地にした映画やドラマなどでは家族同士の確執による悲恋物である点を強調しているので、かなりロマンチックな物語と思いきや、他のシェイクスピア作品と同じで登場人物は直接的な猥雑さに溢れている。むしろ、それがあるので純粋さが強調されていると言えようか。
 出会いや逢瀬、有名な最後のシーンなどはテキストで読むとあまりにもあっけなく、舞台上での演出家の腕の見せ所と思える。
 物語を語る単調なドラマではなく、いわゆる「ボケ」「突っ込み」などが溢れる喜劇的なやりとりの中に、真情を吐露する独白が混じったり、セリフに文化的な教養や時事性、痛烈な皮肉があるのには驚いた。さらにセリフに溢れる罵詈雑言、猥雑さに驚き、「ライブ総合芸能」としての演劇のエネルギーというかエンターテイメント性に感心した。実際には衣装、舞台装置や照明、そして客の反応を見るような間が演出されたりするのだろうが、あまり馴染みがなかった「演劇」にがぜん興味が湧いてくる。
 原典が古いうえ何通りもあること、さらに解釈が色々あるのが古典の常だが、国内外の前例を踏まえた丁寧な脚注や解説がそれらを補ってくれている。こちらは文学という学問ジャンルへの取り組み方の認識が改まるところだ。





シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇
販売元: 筑摩書房

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 前者はいたずら者の妖精パックの粗忽な働きで、惚れ薬の使い方を間違えて、相手が少しずつずれていくドタバタが、見え見えなんだけれど最後は綺麗に収まってしまうところが、あたかも夏の一夜の余興にぴったりという感じだ。
 後者は双子の貴族とその従者がまた双子という凝った仕掛け。これに親子別れの話が絡んで、大団円直前までは抱腹絶倒の勘違いストーリーが展開される。いい加減混乱したところで最後は人情話で丸く収まるところが後味の良い結果を生んでいると思う。
 いずれも明るい予定調和の結末である点が、安心できる後味の良いデザートと言えるような楽しい作品だ。
 シェイクスピアの作品に名言は限りないと思うが、かつての恋人を嫌って、一度は夢中になってもそこから目が覚めると幻滅する様にたとえて「いわばお前は食べ飽きた料理、異端の教えだ」という一言、拙い演劇でも心がこもっていることを評して「純朴で忠実な心が差し出すものは何であれ、不都合のあるはずはない」、練習したのにあがってセリフが声にならなかった演者に対する「愛と、舌を縛られた純朴さは、聴く耳さえあれば、寡黙であればあるほど多くを語るのだ」というセリフは心に残った。





シェイクスピア全集 (5) リア王
販売元: 筑摩書房

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シェイクスピア全集 (6) 十二夜
販売元: 筑摩書房

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松岡和子さん翻訳で送るシェークスピア・シリーズの第5巻。松岡訳は従来のものに比べるとテンポが早く、軽快。訳注を参照しつつじっくりと内容を読み解いてゆく、という学術的シェークスピアというよりは、なによりもまず「読んで面白い!」翻訳です。松岡さんのそんな翻訳スタイルがもっとも威力を発揮するのは、この『十二夜』のような作品ではないでしょうか。たわいもないおとぎ話なのだけれど、なにか心に残る、そんなシェークスピアの「喜劇」の世界。『ハムレット』や『リア』といった重い作品だけがシェークスピアではないのです。ぜひあなたの本棚に!


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