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和書 467254 (237)



神と悪―ドストエフスキーの思想 (1958年) (三一新書)
販売元: 三一書房

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神と玩具との間―昭和初年の谷崎潤一郎 (1977年)
販売元: 六興出版

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神と世界―ゲーテ詩集 (1954年)
販売元: 第三書房

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マーク・トウェインの世界 (亀井俊介の仕事)
販売元: 南雲堂

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亀井勝一郎選集〈第5巻〉島崎藤村論,作家論 (1965年)
販売元: 講談社

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仮面の経営者・堤清二―不透明な引退劇 (TENZAN TIME JAPAN)
販売元: 天山出版

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仮面の神学―三島由紀夫論
販売元: 構想社

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仮面の谷崎潤一郎
販売元: 創元社

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仮面の人・森鴎外―「エリーゼ来日」三日間の謎
販売元: 同時代社

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  若き日の森鴎外がドイツ留学から帰国した時、彼の後を追ってエリーゼ・ヴィーゲルトという女が来日した。これは「エリス事件」として知られているが、鴎外とこの女性との関係はよくわかっていない。本書では鴎外は軍医を辞してまでエリーゼと本気で結婚する気だったという説を展開する。
仮説のひとつに鴎外の「我百首」のなかの

 護謨をもて消したるままの文くるるむくつけ人と返ししてけり

が、消しゴムで消した後のある鉛筆書きの手紙を、鴎外がエリーゼに別れの手紙として送り、エリーゼがそれを見て激怒したことを詠ったものだとしている。しかし私はこの説には賛成できない。毛筆で手紙を書かれるのが習慣だった当事、いくらなんでもそんな失礼なことはしないであろう。それに鴎外がドイツから帰国したのが26歳のとき。「我百首」が発表されたのが46歳と期間が空き過ぎている。
  この短歌は見知らぬ人から鉛筆書きの失礼な手紙をもらった鴎外の腹立たしい気持ちを詠ったものではないかと私は考える。
  しかし本書では興味深い事実も明らかにされている。ひとつはエリーゼは鴎外を追いかけてきたのではなく、彼より先に出発し後から日本に着いていること。鴎外の留学中から後見人の西周が縁談話をすすめていたことなどである。またエリーゼの旅費を誰が出していたのかという謎も残る。
  鴎外とエリーゼとは実際どんな間柄だったのだろう。年月は経ってしまったが新たな証拠は発見されないだろうか。




唐草物語 (河出文庫―渋沢龍彦コレクション)
販売元: 河出書房新社

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 始皇帝の御世の徐福伝説、紀元一世紀のローマの博物学者プリニウス、平安時代の蹴鞠の名人や文章博士など、古今東西の人物の奇行や変わったエピソードをモチーフにした物語風のエッセー集。最初のうちはその人物の奇癖や変わった嗜好を紹介する形で進んでいた話が、途中から原典を離れて、著者が自由に空想を紡いでゆくところ。そこに本書の一番の妙味を感じました。
 人物肖像画的なエッセーが、グラデーションの色の変化のように、徐々に物語へとシフトしていく一連の作品(『唐草物語』『ドラコニア綺譚集』『ねむり姫』『うつろ舟』『高丘親王航海記』)の最初期に位置する一冊。雑誌「文藝」に、1979年1月から1980年(昭和55年)1月にわたって連載された十二篇。「鳥と少女」「空飛ぶ大納言」「火山に死す」「女体消滅」「三つの髑髏」「金色堂異聞」「六道の辻」「盤上遊戯」「閹人(えんじん)あるいは無実のあかし」「蜃気樓(しんきろう)」「遠隔操作」「避雷針屋」。
 今回再読して一番の魅力を感じたのは、平安時代の陰陽師・安倍晴明と、奇行をもって知られる天皇・花山院にスポットライトを当てた「三つの髑髏」。合わせ鏡のような無限連鎖の光景、夢幻の箱の中の箱の中の・・・とでもいう入れ子の構図に、吸い込まれるような妙味を覚えた逸品です。


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