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和書 467260 (49)



倭漢朗詠集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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隠者の文学―苦悶する美 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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院政期音楽説話の研究 (研究叢書)
販売元: 和泉書院

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院政期説話集の研究
販売元: 武蔵野書院

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言説とテキスト学 (院政期文化論集)
販売元: 森話社

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院政期文学論
販売元: 笠間書院

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引用する精神
販売元: 筑摩書房

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 たとえば私の古里、土佐にも、なんとか富士と、下に富士山の名前をいただいた山がある。勝又浩流に考えれば、これも富士山の引用に違いない。引用なんてものは文化にごろごろしているから、われわれは引用だなと思っても、
ふふんと通り過ぎてしまう。

 通り過ぎないで、この「引用」はどこからきて、なんのためにもってこられたのか、ここに引用者の夢や生活やいや生きるスタンスがあるのではないかと、執拗に追いかけているのが、この書である。勝又浩の文章は、ぶらぶら歩く散歩のようであるから、あっち行きこっち行きたのしそうな口調に、読者はついかろやかな本と勘違いしてしまう。つまり読みやすい。ユーモラスでもある。

 しかし読者は読み終えたあと、ふと気づく。菅原道真に藤原良経に熊谷直美や親鸞など、次々と繰り出される引用の渦に、ニンゲンの生き様が詰まっていることに。実はわたしは、ぽろっと泣いてしまったページもあったのだが、どこだったかは秘密にしておこう。うっかり引用して、わたしの人生を読み取られてしまってはこわい。「引用」は深いと、この書で学んだ。

 本を手にとり、伊藤若冲のダイコンの描かれた表紙をみてほしい。ダイコンがお釈迦様になった涅槃の図である。しずかに横たわる悟りのダイコンのまわりを、かぶだの茄子だのが、ぐるりと取り巻いている。こういうちょっとハスにひいた味わいが、この書ではそよそよと音をたてている。
 




隠和歌詠みによる源氏物語の真相解析
販売元: 杉並けやき出版

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西行と兼好―乱世を生きる知恵 (ウェッジ選書)
販売元: ウェッジ

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中西進と歩く万葉の大和路 (ウェッジ選書)
販売元: ウェッジ

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