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和書 467260 (92)



語りの文学
販売元: 筑摩書房

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語り物と近世の劇文学
販売元: 桜楓社

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語り物文学の表現構造―軍記物語・幸若舞・古浄瑠璃を通じて
販売元: 風間書房

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花鳥風月百人一首 (日本図書館協会選定図書)
販売元: 京都新聞出版センター

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万葉恋歌―日本人にとって「愛する」とは (カッパ・ブックス)
販売元: 光文社

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本書は70年代にカッパ・ブックスから出た本の再版で、内容は同じだけれど再版されたときに新書版のハードカバーになりました。
中古本でしか手に入らないようですが、リストを見ると、発行年度で区別のできるものとどちらか分からないものが混じっているようです。
いないと思うけど、コレクションしようという人は注意。
誰も読まないと思うけど、とりあえず書いておきます。
内容のレビューについては、今現在新本で手に入る2004年発行の文春文庫版を参照のこと。





源氏物語絵巻の謎を読み解く (角川選書)
販売元: 角川書店

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小町伝説の誕生 (角川選書)
販売元: 角川書店

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万葉集の誕生と大陸文化―シルクロードから大和へ (角川選書)
販売元: 角川書店

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女人蛇体―偏愛の江戸怪談史 (角川叢書)
販売元: 角川学芸出版

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物語文学の誕生―万葉集からの文学史 (角川叢書)
販売元: 角川書店

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 古代文学(たとえば『万葉集』)に多少なじんでくると、時代の流れでは奈良から平安へ、ジャンルとしては 和歌から物語へ、どのように展開していったのだろうかという疑問を感じるようになるであろう。そのようなとき、本書が格好の道案内をしてくれる。
 20巻ある『万葉集』の巻16が特に物語的な題詞や左注が多い。それは平安期の歌物語の文体と通うものがあると言う。従来このことを力説する人があまりいなかっただけに、本書の論は意義深い。通常、物語の始まりは平安初期の『竹取物語』、歌物語では『伊勢物語』と言われているが、すでにその芽生えを『万葉集』に見て取るのである。この歌集巻16ー3791の題詞は「昔老翁ありき。号を竹取の翁と曰ひき。此の翁(後略)」と始まり、長大な長歌と反歌二首が続く。要約すれば、翁の成長の過程、青春の輝き、その喪失と歌われ、誰でも老いていくものであるという教訓的な終わり方をしている。この老いをテーマにした万葉から、竹取になると、恋にすべてをかけた青春の男たちの失敗の物語になる。
 大伴旅人が書いた創作がある。「松浦川に遊ぶ序」(巻5ー853)は概略「私はたまたま松浦県の玉島の淵を逍遙していて、釣りをする娘たちに会った。娘たちはとても優雅であった。神仙ですかと尋ねると漁師の貧しい家の子ですと答えた。日が暮れて帰らねばならなくなり、想いを歌にして贈った」という内容である。これは明らかに旅人の虚構である。中国古典の神仙譚にならって創作していると言える。自分の体験として書いているが、実は幻想して書いた虚構であり、創作である。
『万葉集』は万葉仮名で和歌を書いたものとされているが、著者は「和文で物語を書こうとする試み」がすでにここに芽生えていたという論を展開した意欲的な著書である(雅)


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