戻る

前ページ   次ページ

和書 467260 (284)



万葉集を歩く JTBキャンブックス
販売元: JTB

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 万葉集ゆかりの地は、全国いたる所に散在しているが、本書はその中心をなす近畿地方にしぼって、万葉故地、作られた歌、そこへの道順まで丁寧に解説している。
「万葉の旅」というと、だれでも最初に訪れるのは飛鳥であろう。ここを一日で歩いてまわるのはかなりきついので、橿原市などに宿をとる方がいい。時間を短縮するなら、アップダウンはあるが、橿原神宮前駅や飛鳥駅前などのレンタサイクルを利用する方法もある。
 山の辺の道。泊瀬・宇陀。吉野。葛城・巨勢。生駒・斑鳩。春日。佐紀・佐保路。山城・恭仁京。宇治川・木津川。近江。難波。紀伊。これだけの地区に分けても、それぞれ限りない魅力に富んだ万葉故地の自然風景と寺社伝来の文化財、なにより万葉の歌がそこに息づいている。
 妻争いをした歌のある大和三山。甘橿丘から一望される。「あをによし寧楽の京師」と讃えられた平城京。「春日野に煙立つ見ゆ をとめ等し春日のうはぎ採みて煮らしも」の歌を紹介し、「うはぎ」は食用にもなるヨメナであると注を付ける。写真は春日山を望む平原を載せている。「春日野」を詠み込んだ歌は万葉集に22首あるという。
「万葉を歩く会」の「万葉ウォーク」などに参加するのもよかろうが、本書を手引きにして自分なりに納得しながらマイペースで故地を訪ね、歌の生まれた原風景に浸るのは、すばらしい体験になるに違いない。また、事情が許されない人は、本書を開いて見るだけでも、ビジュアルに編まれているので、そこに行った気にさせてくれる万葉入門書である。 




慈円研究序説
販売元: 桜楓社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






辞格考とその研究
販売元: 青史出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






自己言及テキストの系譜学―平安文学をめぐる7つの断章
販売元: 森話社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






笑いの戯作者 十返舎一九 (日本の作家 35) (日本の作家)
販売元: 新典社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






十返舎一九研究
販売元: おうふう

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






十返舎一九集 (叢書江戸文庫)
販売元: 国書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






実録研究―筋を通す文学
販売元: 清文堂出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






自分史スタイルの物語としての『更級日記』
販売元: 明治書院

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






寂聴 今昔物語
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ