和書 467260 (316)
中国怪異譚・平妖伝 (地球人ライブラリー)
販売元： 小学館
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中国説話文学とその背景 (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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なんと著者の志村五郎氏は、あのフェルマーの最終定理を解く大きなヒントとなった「谷山・志村予想」の志村氏です。
本書は主に唐代の説話随筆の類を翻訳解説したものですが、なによりその「文体」が心地よいのです。文章の「たゆたい感」、あるいは「1/fゆらぎ」とでも言いましょうか。
物理学者の湯川秀樹氏もそうでしたが、「超」一流の学者ともなると裏芸でもやはり超一流となられるもののようです。
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入門 源氏物語 (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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百首通見 (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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平安朝文章史 (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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文章史という扱いづらい問題に正面から切り込んだ力作。とはいっても、一般読者で内容を理解するのは難しそう。この本では、竹取物語や源治物語、枕草子といった比較的ポピュラーな作品のほか、三宝絵詞といった馴染の薄い作品が取り上げられ、個々の作品を読んでいないとわかりにくい部分もある。
国文学専攻の学生、あるいはレペルの高いカルチャーセンター出身者向けという物だろう。内容をくだいて分冊にすると、もっと多くの読者が読めるようになるはず。著者の奮起を期待したいのだが・・・
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物語の結婚 (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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百人一首への招待 (ちくま新書)
販売元： 筑摩書房
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平家物語―「語り」のテクスト (ちくま新書)
販売元： 筑摩書房
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「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・・沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」の名フレーズでおなじみの、言わずと知れた中世日本人の国民叙事詩「平家物語」について分析した新書であります。本書で僕がナルホドと感心したのはズバリ二点。
ひとつは平家物語こそ、「源平交代史」という歴史観を日本人の心性に着実に埋めこんでいった装置だったということです。もともとは頼朝の挙兵なども初期は「源氏」の旗揚げというよりは、むしろ「西」の朝廷の権威をおびやかす「関東の反逆」と見なされていたものが、あれよあれよと言う間に内乱は単なる「源平両氏の抗争」という枠組をチャッカリはめられてしまい、朝廷と帝の権威は雲の遥かかなた、決して手が届かないところに安泰になっているというこの構図。もちろん実際の歴史では、頼朝はそれまで表向き独立勢力にはなりえなかった関東御家人を「幕府」に結集することで朝廷の権威を大いに削いでいるのですが、（権力がないとしても）概念上の上位または中心にある朝廷とその左右に控える（実際上の権力者である）源平両氏、その交代、というイデオロギーを「平家物語」は物語であるゆえに日本人の心に着々と植えつけていったというわけです。幕末動乱と明治維新、その後の近代天皇制へといたる流れを考えてみると、「源平交代史」的なイデオロギーというのも結構バカにならないものがあるような気がします。
あとは「テキスト」それ自体の特徴ですね。いま「平家物語」というと我々は岩波文庫なんか買ってきて読むわけですけども、その「読書体験」が、かつて琵琶法師が「平家語り」をしていたときの体験とはまったく違うものであるということです。だいたい我々近代人は文字テキストをじっと黙読するわけですが、かつての琵琶法師は盲目ですからそもそも文字テキストが読めない。だから琵琶法師の場合、師匠が朗詠する「平家物語」を聞き、暗唱して最初から最後まで音声体験としてそれを記憶して芸にしていたのです。この芸は活字を見てそれを声に出す「朗読」ですらないんですね。著者はこれを一種の霊媒というか、シャーマンに近い「語り」の体験だろうと言っています。これは本読みとしては、まったく異なるテキストのあり方を示されたようで非常に面白い指摘でした。
万葉集と古代韓国語―枕詞に隠された秘密 (ちくま新書)
販売元： 筑摩書房
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ほかの「韓国起源説」を扱った本同様にこじつけが多く、読むに値しません。
現代韓国語と比較して万葉集を読んでどんな意味があるのでしょうか？
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星取棹―我が国の笑話 (筑摩叢書)
販売元： 筑摩書房
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