和書 467262 (209)
ある翻訳家の雑記帖
販売元: 河出書房新社
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ある英国人作家の偽りと沈黙
販売元: 草思社
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恋であれ何であれ、誰か人について考えるとき、自分がその人について考えることと、他人がその人について考えることと、その人自身が自分について考えることは、たいていの場合はみんな食い違う。人は自分の目でしか人を見ることができない。この小説に出てくる人たちもみんな、認識のズレに頭を悩ませ、ときには不安になり、ときにはそんなもんだと開き直りながら、なんとか人間関係をやりくりしていく。作者がそんな迷える登場人物、そしてその関係に向ける眼は繊細でとても優しい。認識なんていうのは主観でしかない、なんていうポントモダンチックな観念論には決して陥らずに、それでも人間は確かにそこにいて生きていることを柔らかく描き出す。翻訳も読みやすいです。1920年代、1930年代のイギリス文壇についての話題もたくさんあって、英文学が好きな人にはとくにおすすめです。
ある詩人の死―英米短編ミステリー名人選集〈6〉 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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ある詩人への挽歌 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)
販売元: 社会思想社
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イネスの第3長編です。前作「ハムレット復讐せよ」でイネスは退屈で読みにくいという印象を抱いた人にはお勧めしたい作品です。推理小説としてとても上手く出来ている上、前作のように登場人物が多すぎたり、無駄な部分が多く冗長になるようなこともない、簡潔で面白い仕上がりとなっています。
トリックや真相はいかにも乱歩好みという感じで、さして独創的で度肝を抜くようなところはないものの、謎の提出と推理がとてもテンポ良くかつ鮮やかで、最後まで驚かせてくれます。さほど重くはないものの、読み応えがあり、ブレイクの作品に似た味わいもあり、海外新本格派らしい作品です。
この作品は全七部に分かれていて、語り手がそれぞれ違うのですが、一人目と二人目では狂人と呼ばれるガスリーの言動や事件前の出来事を中心に語られていて、これは本格ではなくいわゆる犯罪小説かと思わされましたが、三人目の語り手の鮮やかな推理と真相に驚き満足し、これで終わりかと思えば浮上した疑問とアプルビイの更なる真相究明が始まり、まるで退屈しませんでした。この小説をつくるジグソー・パズルは次々と最後まで図柄を変えてくれるのです。派手ではありませんが、推理小説としてとても良く出来た読みやすい作品でした。
ある貴婦人の肖像 (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社
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絵画が主題の良い小説、実は意外と少ない。
絵画だけがメインではなく、主人公のジャーナリストとしての好奇心が、ストーリーの主軸にもなっている。
シリーズの続きがあるなら、是非翻訳していただきたい。
ある遭難者の物語 (叢書 アンデスの風)
販売元: 水声社
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地味な作品だなぁ、と思い(だが物語りに引き込まれ)あっという間に読み終えてしまいました。特になんということはなく本棚にしまわれました。
最近、海にもいっていないのに、私は飢えて疲労困憊状態であるのになぜか海水が足首をひたひたとぬらしている場で乗り上げてくる鮫の頭を櫂で死に物狂いで叩いていたという、きわめて曖昧な記憶を自分が抱いているという現実に触れていた。
なんということはない。本書を読んでいただけなのだ。
ある騎士の肖像 (MIRA文庫)
販売元: ハーレクイン
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あれ、なんだろう? (主婦の友はじめてブックシリーズ)
販売元: 主婦の友社
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あわてるにんタマ、テストでコケる!?―らくだいにんじゃらんたろう (こどもおはなしランド)
販売元: ポプラ社
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あわてんぼうさん
販売元: 朔北社
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