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和書 467266 (73)



国性爺合戦・鑓の権三重帷子 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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西国の伊達男 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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桜の園 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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この手の海外文学は新しく訳されるたびに
文章と感動のレベルが下がっていくのが常ですが
この小野さんの「桜の園」の訳は違います。
非常に読みやすく、各登場人物に感情移入が出来る作品になっています。
文体は丸みを帯びた暖かい感じであり、桜の園消失の存亡の中にも
自分のペースを失わずに生きている少し哀しくて可笑しい人々が生き生きと描かれています。
桜の園本来のコメディの趣旨を生かした日本語訳としては
多分唯一のものではないでしょうか?
訳者のあとがきを読むと全登場人物と作品に対する愛情がひしひしと感じられ
この作品の登場人物の生き方も欠点もその人物の個性と愛着を持って語り
訳されている台詞は登場人物の感情を良く吟味して訳されているように見受けられます。
通常は没落地主の悲劇性を強調する解釈が多いのですが
この訳文ではむしろ新しい時代に旅立っていく人々の明るい未来が垣間見えます。
そうした新時代の幕開けの中で90近い執事のフィールスが桜の園に留まるラストは泣けます。
各人が新しい人生の旅立ちの為に駅に出かける中で
桜の園を人生の終着駅にしなくてはならない老人のぼやき。
この訳文で初めて涙が出たシーンでした。

小野さんは「ワーニャ伯父さん」も訳されておられますが
是非「かもめ」「三人姉妹」も訳して欲しいものです。




サロメ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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他にもサロメの日本語訳本はありますが
文体と格調の美しさと簡潔さはこの福田さんの訳本が一番でした。
此処に出てくるサロメの姿は月の光のようにはかなく消え入りそうでいて
最後抑えていた感情を全て曝け出して愛する男の首に接吻する狂える女。
神秘的で幽玄・・・そして可愛いらしくも強い少女です。
ビアズリーの挿絵(これも素晴らしいのですが)すらこの名訳の前にかすんでしまうほど。
この福田さんの訳本が無ければ自分はここまでサロメという作品に魅せられなかったでしょう。
文句なしにお勧めです。




三文オペラ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ワルと警察署長が親友で〜っていうような設定は、自分好みです。
私が昔に戯れに書いてみた芝居と、同じだったので、ちょっとビックリ。

千田是也・訳のほうは、「うちのレディたちを妊娠させないと責任能力の条項に〜」うんぬんのくだりの意味がよく分からなかったのですが、新訳では注釈がついていて、よく分かりました。




ザッフォオ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ギリシアの女流詩人ザッフォオの恋愛悲劇を題材にした戯曲。
その才能で神の如く崇められる彼女は、自分に憧れを寄せる青年ファオンに一目惚れし、夫として海辺の故郷に連れ帰る。
ザッフォオを愛しておらず、故郷から遠く離れたファオンは悲劇的な過去を持つ孤独な女奴隷メリッタに同情して恋におち、ザッフォオから離れて行く。
孤高の芸術の世界と恋という世俗的な幸福のはざまで苦悩するザッフォオの姿は現代人にも通じるものがあり、結末の悟りに達した神々しい最期は印象に残る。
ファオンは人間的、メリッタの健気さも魅力的である。
登場人物それぞれの立場や心情を偏り無く描き、対立する芸術性と世俗性の問題を扱う点で傑作といえる作品。




思想の達し得る限り―原名 メトセラ時代に帰れ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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繻子の靴 (上) (岩波文庫)
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繻子の靴〈下〉 (岩波文庫)
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修善寺物語・正雪の二代目―他四篇 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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他を省みずエゴイスティックなまでに己の芸術を求道する人間を描出した作品としては、「五重塔」(幸田露伴)「月と六ペンス」(モーム)などがその高名を文学史上に馳せているが、この「修善寺物語」もその主人公の能面師・夜叉王の排他的芸術至上主義の凄絶さが開陳され、稀に見る傑作戯曲として、先に挙げた作品に比して遜色なく史上に屹立している。死をも創作の糧とする孤高の芸術家のストイックなアティテュードには読後に感嘆の漏れること必定。夜叉王の二人の娘の相反するキャラクター描写も秀逸。其の他併収の戯曲も良いが、やはりこの「修善寺~」にとどめを刺す。必読の一編である。


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