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和書 467266 (234)



新体 シェイクスピア
販売元: 慶應義塾大学出版会

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死んだあいつ
販売元: 近代文芸社

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近松門左衛門 (新潮古典文学アルバム)
販売元: 新潮社

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法律家シェイクスピア (新潮選書)
販売元: 新潮社

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浄瑠璃集 (新潮日本古典集成)
販売元: 新潮社

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近松門左衛門集 (新潮日本古典集成)
販売元: 新潮社

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浄瑠璃は「本を素読みにしても結構なもの」だと(落語で)聞いたので、
有名どころを読んでみました。
ムムム、やっぱりこれは「見て聞いて」楽しいように工夫されたものなんだろうなあ。
浄瑠璃に日ごろ馴染みのない私は、あまり音のイメージを膨らませることができずに、
「上手な人の舞台を見たら、きっといいものだろうな」とよだれをたらしただけでした。

「うたう」言葉として、その掛け調を味わうのが本来だとは思いますが、
ストーリーを追うだけでも、なかなかのものです。
特に「国姓爺合戦」の一種けばけばしくさえある活劇と、
「心中天の網島」のなんともやりきれない狂おしさは、
派手なストーリー展開にならされた今日の読者でも、間違いなく楽しめると思います。

ただ世話物は、いくらかでも「廓」の下知識がないと、世界に入りにくいかも。




謡曲集 (上) (新潮日本古典集成)
販売元: 新潮社

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謡曲集〈下〉 (新潮日本古典集成)
販売元: 新潮社

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謡曲集〈中〉 (新潮日本古典集成)
販売元: 新潮社

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ジュリアス・シーザー (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 シーザーと言うと言いにくいので カエサルと言い直すことをまずご了承頂きたい。

 「ガリア戦記」と「内乱記」というカエサル自身の著作が読めることは 彼の死後 2000年以上を経た我々の 幸せである。カエサルの文章は あのキケロが絶賛しただけあって 実に簡潔で彫りが深い。21世紀に生きている我々が読んでいて 普通に面白いという点では 空前絶後ではないか。小林秀雄も 「ガリア戦記」という題で一編書き残したのも有名である。

 ということで カエサルはローマを支配するまでが「カエサルであった」と言って良い。その後 プルータスに暗殺されたのは エピローグに過ぎない気もしないでもない。

 それに対して シェイクスピアが注目し 劇としたのは 正しくそのエピソード部分である。有名な「プルータス お前もか」というカエサルの辞世の言葉と それに続く アントニーの褒め殺し演説が 本作の最大の見せ場である。これはもうシェイクスピアの興味の動き方がはっきり解るような気がして 実に面白い。

 極言すると シェイクスピアは別にカエサルを描き出そうとしているわけではない気がする。ある時代の英雄の死と それに伴う人々の移ろい易い心に興味があるだけではないかと思う。シェイクスピアにとっては カエサルは只の材料であり 真の主人公は いい加減な民衆達なのかもしれない。そんな気がしてならない。

 それにしても欧州の文化は誠にローマに負っている部分が大きいような気がする。これはこれで凄いことかと思う次第。 
 
 


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