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和書 467266 (239)



ロミオとジュリエット (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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これは喜劇の要素が強いと思う。

 シェイクスピアには4大悲劇がある。ハムレット、リア王、オセロ、マクベスだ。この4つも各々味わいは違うが 一応 人間の愚かさを見据えている点が共通している。シェイクスピアの悲劇とは 「登場人物が可哀想」という事ではなく「人間が不毛である」という突き放した視線にある。彼の悲劇くらい 泣けないものはなく 暗澹とするだけである。

 それに比べると シェイクスピアの中でも人気の高い本作は 喜劇である。簡単に言い切ってしまうと 誤解したカップルが頓死するどたばた劇ではないか。この話であれば 人間の不毛性というよりは「登場人物が 間抜けだけど まあ 可哀想」ということかと思う。人によっては泣けるでしょう。

 すくなくとも 書いているシェイクスピアが 冷笑しているような気がしてならない。




ヴェニスの商人 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 この本の中では高利貸しのユダヤ人、シャイロックをどう捉えるかによって評価が二分すると思う。普通に話の筋を読んで行けば、どん欲で意地汚い高利貸しを徹底的に懲らしめる勧善懲悪の喜劇として楽しめる。債務者アントーニオーの友人により借金返済のめどが立ったにも拘わらず、シャイロックは執拗なまでに債権者の処罰を訴える。それが仇となり、自ら裁判で裁かれることとなってしまう様子は痛快だ。一方、別の評価として、シャイロックの悲運を描いた悲劇とみることができる。なぜなら、シャイロックはユダヤ人であるためにキリスト教徒に野良犬扱いされ、口汚くののしられ、ほとんどの財産を没収されて、挙句の果てにキリスト教に改宗させられてしまうからだ。
 歴史的に見れば、本書は喜劇として捉えられる。だが、現代の文脈にそって物語を捉えてみるとシャイロックの悲劇として評価できるのではないだろうか。シェイクスピアが本作品をいずれに位置づけたにせよ、個々の読者により捉え方は多種多様になると予想される。これから「ヴェニスの商人」を読もうとお考えの方は、ぜひシャイロックの悲運にも着目した上で、評価していただきたい。
 最後に、債務者アントーニオーを裁く裁判官がユダヤ人であったら判決はどうなっていたのか。高利貸しシャイロックに圧倒的有利な判決がくだっていただろうか。そして、本作品が悲劇として語り継がれていただろうか、私には非常に興味深い。





明治史劇論叢(新典社研究叢書 87) (新典社研究叢書)
販売元: 新典社

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シンデレラストーリー
販売元: 白水社

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私はこの本を探していてすぐに購入しました。読んで見るといつも本を読むのが遅いのですが一時間で読んでしまった面白さでしたが、最後の結婚式の前の終わり方が少し納得のいかない終わり方でした。(泣)ですがそのほかはとても面白かったです。でもミュージカルを見てからのほうが面白いかなーと私は思いました(笑)しかし私は一番のお勧めです。ぜひ読んでみて下さい。




身毒丸・草迷宮―岸田理生戯曲集
販売元: 劇書房

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舞台『身毒丸』の正確な歌詞が知りたくて購入しました。CDにも歌詞カードが付いていなかったので。言葉のひとつひとつがとても美しい!!読んでいて舞台の情景が甦ります。
身毒丸ファンの方ならば“買い”だと思います★




新藤兼人―人としなりお
販売元: シナリオ作家協会

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新聞の作り方
販売元: 社会評論社

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迎え合わせ (新風選書)
販売元: 新風舎

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隣のテーブルに座る妹 (Shinp〓 books)
販売元: 新風舎

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早春スケッチブック〈上巻〉 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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ドラマは未視聴であるが、シナリオを手にとってみた。今でも根強いファンが多い作品だそうだ。「男たちの旅路」に並んで反響の大きいドラマだったと山田氏も語っている。

読み終えて・・・ドラマを見られなかったことが残念でならず、でももし見ていたらどんなに衝撃を受けただろうと考えると怖くもある、そんなシナリオだった。

視聴者に「罵声を浴びせかける」ドラマを作れないか・・・というのが執筆の動機であったという。視聴者に逆らわず、批評しない作品がほとんどのテレビ界における大胆な挑戦だったそうだ。罵声と言っても、山田氏が高所から偉そうに発信した作品ではない。山田氏も視聴者と同じ立場でその声に向き合い、対抗しようとした真剣な「もがき」がシナリオに込められた。だからただ刺激的でショックを与えるだけではない、罵声を吐く側の心情、浴びせられる側がどう受け止めたかが丁寧に描かれた作品になった。

受験生の和彦が山崎努さん扮する竜彦という男と出会い、竜彦から叩きつけるように次々と激しい言葉をぶつけられる。「気の小っちゃい、善良でがんじがらめの正直者め!」 かと思えば次には穏やかで翳りのある姿を見せられ、ストーリーはミステリアスに進行する。竜彦は、死んだと聞かされていた和彦の父だった。彼の出現に和彦の家族、望月家も危ういバランスになっていく。心をざわつかせる不穏な空気がシナリオ中に充満している上巻である。

古い、見たことがない、聞いたこともないというかたにも(そうした方にこそ)読んでいただきたいと思う。シナリオだけでも十分読み応えがあり、相当な迫力だ。



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