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和書 467266 (253)



全集 黒澤明 〈第4巻〉
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この全集を手にした時の感動は、今も私の脳裏に鮮明に残っています。世界映画史の金字塔とも言える黒澤作品のいわば「設計図」をわが手に出来た興奮と喜びは何物にも代え難く、収録されたシナリオを読み返す度に、新たな発見と胸の高鳴りを覚えます。黒澤監督がメガホンを執られた作品だけでは無く、他の監督さんに書き下ろされたシナリオや、関係者のインタビュー、随想等がふんだんに収録されている点も、”クロサワ大遺跡”を旅する者の助けとなること請け合いです。また本全集と共に黒澤監督の随筆「蝦蟇(ガマ)の油」を読むと更に黒澤ワールドの奥深さを味わえると思います。このレビューのフルマークが5つ星なので「5つ」にしましたが、心情的には「10星」もしくは「5太陽」と評したいところです。




全集 黒澤明 〈第5巻〉
販売元: 岩波書店

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「わざわざ薬品をお届けいただきました上に、
使用量の御指図まで、
……ははは、
実は、私も、このところノイローゼ気味で、
今夜は一つ、ご親切に甘えて、
あの薬品の少量をいただいて、ぐっすり、
……もしもし?
……もしもし?」
●『悪い奴ほどよく眠る』より


「ふん……
血の匂いをかいで
腹のへった野良犬が集まって来やがる。
よってたかって血を流して、
集めた絹をその血で染めてよ、
それから絹市をたてたらいいだ!!」
●『用心棒』より


シーン108
ト書き
(若侍達、すでに蒼褪めている。
三十郎と室戸、街道へ出て対峙する。
これからの二人の決闘は、
とても筆では書けない。
長い恐ろしい間があって、
勝負はギラッと
刀が一ぺん光っただけできまる……)
「オ、お見事 !」
「馬鹿野郎ッ!! 聞いた風な事をぬかすな!!」
●『椿三十郎』より


「ママ……ママ……早く来て
……とても綺麗だよ……
煙突から桃色の煙が出てるよ」
●『天国と地獄』より


「あんたの娘は、近頃、
正気にかえる時間が永くなった、
……だから、自 殺 する気にもなったんだ……
死なせてやるのが慈悲かも知れんが
……わしは医者だ」
●『赤ひげ』より


「日本の劇画が海外に輸出されようとしてまだ果たせない時、黒澤作品はなにが国際性かという示唆を与えてくれた」手塚治虫




全集 黒澤明 〈第6巻〉
販売元: 岩波書店

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「わし、虎、撃った。
小さいカピタン。
虎、殺 す、悪い。
大変、大変、悪い」
●『デルス・ウザーラ』より


「思えば、笑止な。
敵も味方も人は欺けたが、
馬だけは欺けなんだ!」
●『影武者』より


「一本の矢は、たやすく折れる。
だが束ねた三本の矢は折れぬ。
兄弟三人力を合わせれば、
一文字家もこの国も安泰じゃ」
●『乱』より


「僕というもののかなりの部分が黒澤映画によってつくられたということを発見します」井上ひさし


ちなみに「小柄で痩せていて、少し身体が弱そう」なタルコフスキーの『惑星ソラリス』の撮影現場を訪れたときの随筆ものっています。




ゼンダ城の虜―苔むす僕らが嬰児(みどりご)の夜
販売元: 白水社

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思わずニヤリの言葉遊び、異なる二つの時間軸のクロス、個性的だがどこにもいそうにない登場人物、お茶目なエロさ。この本にもそんな野田秀樹の魅力がつまっています。

『ゼンダ城の虜』…人工呼吸の森に囲まれたゼンダ城、赤頭巾少年は両性具有の姫を目撃する。そこは「居留守キリスト」の城。 人間はもともと同じ一人の人間ではなかったか?自分は動いていない、世界ばかりが動いているのではないか?そんな問いを投げかける作品。キャラクターが魅力的でテンポがよく、一気に読んでしまう。何より面白い。

『御触れ書き』…4ページのエッセイ。5年前美人だった女性に再会すると、今は…。「美意識が引越しをしてしまった」。著者を取り残して引越しを始める日常世界を描く。エッセイにしては難解㡊??比喩が深く、わかりづらい。

『走れメルス』…「こちら岸」と「向こう岸」で展開する、男女の愛のもつれてドタバタな話。男と女の間に角砂糖のランプをおくと、二人の間が歪んでみえるという「相対・性理論」。男女の「愛」というか「腐れ縁」がわかります。ゼンダ城が子供な作品なら、こちらは大人な作品。しかし、正直わけがわからない作品でした。どこが「走れメロス」のパロディになっているかも、私には複雑すぎてよくわかりません。登場人物もゼンダ城ほど魅力を感じません。

野田作品の特徴は複雑・難解なストーリーです。そこには寓意も含まれています。明解なストーリーを好む方にはきついと思いますが、しかし同時に、ストーリーがわからなくても全く面白いのが野田作品です。これほど言葉を楽し!く遊ぶ作品はありません。

戯曲を読んだことのない方も大丈夫です。ただし元気のある時に読みましょう。 




善人の条件
販売元: 徳間書店

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幽霊射手 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐20))
販売元: 東京創元社

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「不可能犯罪の巨匠」ディクスン・カーの短編集。
アンリ・バンコランもの四編を含む短編五編と、ラジオドラマ用の脚本四編を収録。
読んでみて、カーは雰囲気づくりがうまいなあと再確認。短編五編は、その舞台が屋敷の一室だったり走る列車の中だったりとさまざまなのですが、どれも暗くおどろおどろしい雰囲気は共通、ジワジワと忍び寄ってくる恐怖が上手に醸しだされています。
ラジオドラマ脚本のほうは、放送の時間制限があったためでしょう、どれもそれほど長いものではありませんが、その中に人間消失等の不可能犯罪とそのトリックが小粒ながらも上手に効果的に使われていて、これなら放送当時に聴いていた人も楽しめたのでは。テレビの二時間枠のサスペンスドラマよりおもしろいことは確かです。

不満なことがひとつ。解説によると、アメリカで出版された原書を、本書と『黒い塔の恐怖』の二冊に分けて出版したらしく、本書のほうには作品の原題が出ていない。原題は『黒い塔の恐怖』のほうを参照とのこと。二冊に分けるのは別にかまわないのですが、せめてこちらにも原題をいれてほしかったです。




百鬼夜行の楽園―鶴屋南北の世界 (創元ライブラリ)
販売元: 東京創元社

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美女と野獣 (創元ライブラリ―コクトー双書)
販売元: 東京創元社

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この美女と野獣の話は、私が知っているものとはまた違いました。
でも、これはこれで面白いです!!永遠の名作を何度でも読んでみてはどうでしょうか?




ニュー・ミメーシス―シェイクスピアと現実描写 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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唯物論シェイクスピア (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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