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和書 467268 (34)



モモ―MY DEAR DOG
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

愛犬との生活について書かかれている。
特に心に残らなかった。




桃太郎
販売元: ピエ・ブックス

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さすが希代の文豪と画家の手にかかると昔話のパロディもここまで
格調高くなるものなんですね。しかも一度みたら夢にでてきそうなほど
強烈なインパクトがある絵本です。

ここで子供心に感じていた「ももたろう」への疑問を思い出してください。
たとえば
【Q1】大きな桃はどこから流れてきたのか?
【Q2】なぜ桃の中に人間が入っているのか?
【Q3】犬、猿、雉のお供は頼りになるのか?
【Q4】鬼から宝物を略奪するのは悪事では?

芥川さんがしっかりとした世界観を構築していることに加え、
寺門さんの絵が加わることで、昔話が実にリアルな物語として迫ってきました。

本作の桃太郎は髪も服も(頭の中も)ピンクオンリー。まるで渋原にいる若者のよう。
黒を基調とした背景とあいまって、画面からは毒々しいオーラが放射されまくってます。
しかし、この桃太郎に共感してしまう人も少なくないのではと思います。
なぜなら話しに一貫して流れているのが、ある意味 現代人的本音だから。
損得計算・自分本位・無目的な行動・弱い者いじめ etc.

登場人物や動物の内面に現代人のゆかんだ価値観をあてはめていくと、
勧善懲悪ヒーロ物語が月面宙返り3回転半ひっくり返り、まったく別な物語に
なってしまうのです。

読者は素朴な疑問から恐怖の解答を得ることでしょう。




モーラと私
販売元: 新潮社

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 もうすぐ6歳の娘にはちょっと早いかとは思ったのですが、自分が立ち読みして欲しくなり衝動買い。こちらが思うより、娘はスッとこの本に入っていきました。読めないはずの漢字も一度教えただけですぐ飲み込んで買ってきた日から毎日1回は、この本を一人で読んでいます。これほどまで気にいった本は今までありませんでした。きっと主人公と自分をダブらせているんだろうなと思います。まだ、本人は気づいていないけれど、大人になることは「孤独」との出会いだけれど、「希望の野原」はいつまでもずっと、おばあさんになっても持ち続けていられるんだよと語りかけてくれているこの本のテーマを子供心にも、いや子供だからこそカラダで感じ取れるのかもしれません。「現実」や「尊敬」などの言葉も、きっと今はわからずに雰囲気でよんでいるのでしょうが、この本をまた思春期になった頃本人が読み返すのだろうなぁと思うとなんかじーーんときます。親子がそれぞれ「個」としての自分として愛せる本です。もちろん、すべての「孤独」を恐れながら暮らしている人々にも。




闇の夜に
販売元: 河出書房新社

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 日もまだ落ちきる時間でなければ、光る水面や、水中をそよぐ水草を眺め、四季折々変化に富む川沿いの植物に目をやる。柳は風にそよいでいる。
そんな時は音楽はフルボリュームで。空気の流れと音楽が混じりあうのは気持良い。

 
 しっとりとした青に暮始めた空にはぽっかりと月が映える。その明かりによって木々や、こうもり、からすの低空飛行の黒い影ができる。ウシガエルは野太く、かなかなとセミは高音の声。
たまには音楽を落として、そんな夏の音に耳を傾けながら景色をゆっくりと味わってみる。
 
 
 東京の人工的な植物たちからも、美味しい空気は運ばれていて、何かあると通ってしまう場所。夏場は夕刻を過ぎても人がまばらにいるので、安心して散策。でなければ、人でない何かに取って食われそうな怖さも在り。都道と隣り合わせのオアシスです。

 
 そこで出会った虫や植物の存在を、見たまま形にしてくれたようで嬉しくなった一冊の絵本は、3部から成る薄っぺらなもの。打って変わりこちらは音のない世界をみているようで、良いです。




優雅に叱責する自転車
販売元: 河出書房新社

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まず、やはり絵が最高に素敵です。静かで、黒くて(といって他の絵本よりは暗くない)。話は(私には)不可解でしたが、絵にも話にも、何分余白が多いもので、想像力が喚起させられます、まぁシュールであることには変わりありませんが。
それに章が1、2、4、7、11、12、15、19、22と疎らに進んだりして、数字が妙に印象深い。きっと徒労に終わるでしょうが、共通点を探したくなります。
また、見開きの左に英語の原文、右に日本語の訳文で書かれている本のスタイルも、分かりやすくて大変良いと思います。皮肉めいていて、子供に読ませる本ではありませんが、自分で読むには、お勧めです。





夢ノキロク
販売元: 産業編集センター

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老夫婦
販売元: ブックローン出版

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★ブレルは歌う。
「年老いたふたりには、いまはもう話すこともなく、ときおり、おたがいにそっと目をやるばかり。お金があろうとなかろうと、みじめさにかわりなく、もうゆめもなく、思いやりがあるばかり。….」
バンサンは友人に手紙を書く。
「私は、絵を描いています。ずっとブレルを聴きながら描いています。….ブレルの歌を聴かずには、一筆たりとも描いたり塗ったりすることなどありません。….ブレルのシャンソンの何がそんなに心をゆさぶるのでしょう。」
前書きを書いたことのないというクリスチャン・コンバは、バンサンにむけて書く。
「こんな表現の出来る人は、生きることの何たるかをご存知だ、とすぐに気がつきました。……….あなたのお仕事は余分なものを切り捨てて、品格をもって人間の信実を表現されています。老いたものにとっての哀しみは、外見ばかりにこだわる世間が、老いを醜いとしていることなのに、あなたくらいデリケートに、老いという主題を扱われることの出来る方はいないでしょう。本当にこの世での姿は老婦人であろうとも、心の奥に秘めたるもうひとつの「現実」ではまだ10歳の少女なんですよね」★

「老い」についてこれ以上語る必要があるだろうか?バンサンの愛ある人間の本質への凝視と「老夫婦」の姿のデッサンの真実。それは、私であり、あなただ。そう、人は 心の奥底では いつも同じとしなのだ。
それだけ分かっていれば十分だ。




ヴァイオリニスト
販売元: BL出版

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モノクロームの絵は多くを読者に語る。
コンクールにも賞にも縁のない「しがない音楽家」が父親にみかけだおしといわれながらも、純粋に音楽する男性ヴァイオリニストの内面がよく描かれている。やがて、家の窓べで毎日通ってくる無垢な少年とこの音楽家との交流が明るい最後となるが、親と子の関係についても多くを考えさせてくれる作品である。絵そのものが視覚言語であると感じる大人のための絵本である。




(有)アランジアロンゾ (文芸シリーズ)
販売元: 角川書店

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はっきり言って「もりだくさん」です。
迂闊に手を出すと大変な事になります。
一所懸命読んでも一日が潰れます。
読んだ後には、マラソンを完走したような充実感があります。

楽しい、可愛い本なのに、ふと、「仕事」ということを考えさせられます。
そして、有限会社を作りたいと思うひとには、勢いがつくかも知れません。

アランジアロンゾ好きな人だけでなく、会社をはじめたいと思う人にもいい本だと思います。


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