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和書 492084 (35)



滑稽―古代中国の異人(ストレンジャー)たち (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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本書は大室氏の全仕事上で重要な転換点となった、あの『劇場都市』の助走あるいは原型にあたるものだ。取り扱う中国史、中国思想史の時期がそうであるが、文体的にもすでに『劇場都市』を彷彿とさせる。大室ワールドの読者で、その世界の成り立ち、全体像、構造にも興味のある方、未読ならすぐにも読まねばなるまい。大室幹雄氏の仕事に未知ではあるが、中国思想史には興味をお持ちの諸兄にも、是非お勧めしたい。ここから大室氏の他の仕事に入っていかれるならば、なおのこと結構である。あなたの知的読書の枠を大いに広げられることであろう。




毛沢東の朝鮮戦争―中国が鴨緑江を渡るまで (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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朝鮮戦争最大の謎であった中国の参戦過程を解明した同タイトルの書物の文庫版。単行本版はまだ中国が史料をあまり公開していなかった1991年に出版されたが、文庫版ではその後公開された史料や研究成果を踏まえて第一章を全面的に書き直されている。中国の政策決定プロセス自体今もってあまり解明されているものが少ない中、とりわけ謎であった朝鮮戦争の参戦過程を、当事者へのインタビューや一次史料を活用して解明しておりその後公開された史料や単行本版の出た後に出たテーマ
の本とも寸分たがわぬ分析で、十分時代の試練に耐えられる研究書である。
 私は本書を読むまでは中国は北朝鮮の南進を早い時期から支持し、中国の参戦も事前に北朝鮮と申し合わせた既定方針だとばかり思っていたが、本書を読むと、実は中国は北朝鮮の南進に消極的で支援さえしていなかった事が分かった。参戦も、威勢のいいスローガンとは裏腹に大きな不安を抱えての参戦だったことも判明した。また参戦が中国に与えた影響として、参戦過程で毛沢東の強いリーダーシップのもとで参戦が決定され、結果的にそれが成功した結果、毛沢東の威信が高まり、独裁に拍車がかかったという結論も的を射ている。
 中国は朝鮮戦争に参戦した結果、国際的威信を高めたが、反面毛沢東の威信は途方もなく膨れ上がり独裁に拍車がかかり、毛沢東に逆らうものはいなくなり、毛のイニシアティブで行われた強引な政策である大躍進を始めたときそれを面と向かって反対するものはいなかった。そしてそれに失敗し威信を失墜させた毛が権力を再び自分の手に戻すために文化大革命にはじめた事を考えると、朝鮮戦争参戦はその後の中国の歩みを決定づけたといってもいいだろう。






歴史のなかの中国文化大革命 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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歴史と近代化 (岩波講座 現代中国)
販売元: 岩波書店

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現代中国の政治世界 (岩波講座 現代中国)
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現代中国研究案内 (岩波講座 現代中国)
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静かな社会変動 (岩波講座 現代中国)
販売元: 岩波書店

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岩波講座 世界歴史〈14〉イスラーム・環インド洋世界―16‐18世紀
販売元: 岩波書店

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岩波講座 東南アジア史〈1〉原史東南アジア世界
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岩波講座 東南アジア史〈2〉東南アジア古代国家の成立と展開
販売元: 岩波書店

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