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和書 492084 (40)



春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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本書の特徴は難解な原文を思いきって廃したこと。 明晰な現代文で通読出来ることで左伝がぐっと身近なものになった。 個人的には史記や三國志におとらぬ魅力があると思う。 まずは上巻からお試しあれ。




春秋左氏伝〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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下巻はあの『臥薪嘗胆』で有名な呉越の戦いで幕を閉じます。
そしていよいよ時代は戦国へ…。
私は気に入った箇所に付箋を貼るのですが、下巻が一番付箋だらけになりました。
幕末維新の志士たちは本書の大きな影響を受けたと言われてますが、現代の政治家にも是非読んで貰いたい本です。




春秋左氏伝〈中〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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中巻の見せ場は斉、晋、楚の強国の三つ巴の死闘と駆け引き。
君主と言えども凡庸ならば部下に寝首をかかれる激動の時代に二人の賢人が現れる。
晏子と子産、のちに孔子も尊敬したという名宰相の進退からは、現代の私達にも多くを学ぶことができる。
一番面白く読めた巻だ。





千字文 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 中国六朝時代、梁の武帝は、王子たちに書を習わせるため、あの王羲之(楷書・草書において古今に冠絶(ずばぬけてすぐれてる)、その子王献之と共に二王と呼ばれる)の筆跡から、重複しない1000文字を抜き出させ、教材を作らせた。

 ところがもとより1000枚のばらばらの紙片、これではどうも学びにくい。そこで武帝は、周興嗣という詩文をよくする者を呼び寄せた。普段は詔勅の起草などをやってる人物である。
「この千文字を余さず使って、韻文をつくれ」。

 周興嗣は命を受け、一晩かかって四字一句、計二五○句の整然たる韻文一編をつくり、武帝に奉った。彼はその苦心のために一夜で髪が真っ白になったという。世界一速成の、命がけの教科書。
 

 よくできた韻文は唱えやすく、したがって覚えやすい。用いられる修辞にもそれぞれ典故(モトネタ)があり、その後出会うであろう漢文のエッセンスが満載である(注解は、千文字しかない本文に、凝縮されたネタを丁寧に説きほぐして、漢文古典マメ知識の宝庫である)。おまけに字はあの王羲之だ。
 

 伝説の当否はともかく、『千字文』は漢字文化圏の児童が最初に文字を学ぶ初等教科書また習字手本として永らく用いられた。中国大陸はもとより、朝鮮半島、日本、モンゴル語訳まである(近世には英仏独伊羅語に翻訳され、ヨーロッパ版も作られた。
 

 『千字文』は中国の「いろは」である。本当にこれで数を数えてたことがあるらしい(天-1、地-2、玄-3、黄-4、……)。科挙の試験の席番号なんかはこれであった。




トゥバ紀行 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 トゥバとはモンゴルの北に1921年から1944年までの23年間だけ存在した独立国で、その後はソビエト・ロシア共和国の自治州となった国です。この国に1929年入国したオーストリア出身の民俗学・考古学者メンヒェン=ヘルフェンの貴重な記録です。
 トゥバ人はテュルク系の言語を話すテュルク系民族ですが、モンゴルの支配を長く受け、宗教もモンゴルの影響からラマ仏教が信仰されていましたが、シャーマニズムも根深く庶民に信仰されていました。
 その後トゥバは、清朝と帝政ロシアが領有権を争い、当初は清朝が支配下に置きましたが、やがて帝政ロシアが領有することになります。ソ連が誕生すると、ソ連の意向の下、一旦トゥバ人民共和国として独立しますが、これは、最終的にロシア共和国に編入させるためのステップに過ぎませんでした。ソ連の強い監視下にあって、外国人の入国が不可能であったその短い独立国期間に、幸運にも入国できた唯一の外国人が著者でした。
 トゥバは、モンゴルの強い影響を受けてはいますが、その基盤にはテュルク系の遊牧文化が残り、トゥバ独自の素朴な文化・社会を形成しています。しかし、人々の暮らしは非常に貧しく過酷な様子が様々記されてます。一方、ソ連による植民地支配の様子も記録されています。例えば列車内で、KGBの工作員がわざと政府を批判する発言を大声で発し、同意するものがいないかと様子を窺いますが、事情を察している乗客達は無視を決め込みます。
 本書は、ソ連という大国の植民地として翻弄され、過酷な状況におかれる少数民族の実態と、社会主義者である著者が、ソ連の帝国主義的植民地主義を世界に告発した貴重なルポルタージュとなっています。
 なお、トゥバは自治州としてロシアに編入されますが、その後自治共和国となり、さらにソ連崩壊後は、ロシア連邦を構成するトゥバ共和国となり独立性を取り戻しつつあります。




ムガル帝国誌〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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モンゴルの歴史と文化 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 ドイツ人のモンゴル研究者ワルター・ハイシッヒが原著を出版したのは一九六四年。当時学会ではモンゴル研究が一全盛期で、訳者田中克彦もボン大学に渡り原著者に師事しました。本著の価値は、モンゴル人によるモンゴル語の過去の古写本や古文書等を発掘・解析して「モンゴル文献学」を初めて確立、またそうしながら“「モンゴル人の歴史認識」復元”の作業過程をそのまま開示した点、と訳者が解説します。読者によっては筆致に堅苦しさを感じるでしょうが、丹念な古書探索とその分析の資料性を背景とした学究本位の外国人作品という点で、モンゴルの歴史・文化研究の基礎を提供してくれます。個人的には、近代までの全史を貫いて民族の統一モンゴル(今日で言えば特にモンゴルと中国内の内蒙古の統一)待望の文脈が浮彫りになっていることが印象的でした。ノモンハン事件(一九三九年)は、この文脈の中でモンゴル人の視点から、“日本軍の信用失墜”と捉えます。当時“日本の援助のもとに単一の独立のモンゴル国家体制に統一されるだろうと期待していたから”です。現代史では、今年建設中の国会議事堂正門前銅像に象徴され、モンゴル国民の英雄としての地位を不動にするチンギス・ハンが、実は一九六二年の生誕八〇〇年では反対に“民族主義助長の反動”の国家的汚名に晒されていた、という共産主義体制化で捩(ねじ)れた一側面も。なお、書類に頼る文献学ということもあり、遊牧民たちが広大な自然と大地に依拠し生活に根ざして形成してきた文化、また家族文化には焦点が当てられていないと思います。




高麗史日本伝 (下) (岩波文庫―朝鮮正史日本伝)
販売元: 岩波書店

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高麗史日本伝〈上〉―朝鮮正史日本伝2 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 佐伯有清の「三国史記倭人伝」を受けている。個人的には待望の書であった。
 本書では高麗史に現れた「倭」「日本」関係記事を収録。
 特に倭寇関係や蒙古襲来に関する記事が興味深い。
 中世の外交史を研究するには重要。




三国史記倭人伝 他六篇―朝鮮正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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本書は、『三国史記』『三国遺事』にみえる倭・日本関係の記事を抜き出し、併せて七支刀・広開土王(好太王)碑・高仙寺誓幢和上塔碑に記されている倭・日本関係の銘文を取り上げて、これに訳注を施したものです。古代日本に関する朝鮮資料を一書に集めた基本史料集です。巻末に原文(影印)・年表・参考文献を付しているので便利です。


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