描写はあまりに赤裸々で年少者にはこの本は向かないかもしれない。
それをふまえた上で、富と権力を得、皇帝までないがしろにする
ほどの強権を持った数パーセントの有力宦官たちのあくなき権勢
欲、宮廷闘争、秘密警察としての暗躍に多くの紙面が割かれている。
中国史に有る程度興味がないと少しつまらないかもしれないし、
予備知識がないと解りづらい感もある。
宦官というものを理解するうえでとても参考になる本であるが、
研究書とは言えない。さらに興味があれば、できれば他の著作や
研究書にも触れることをお勧めしたい。
描写はあまりに赤裸々で年少者にはこの本は向かないかもしれない。
それをふまえた上で、富と権力を得、皇帝までないがしろにする
ほどの強権を持った数パーセントの有力宦官たちのあくなき権勢
欲、宮廷闘争、秘密警察としての暗躍に多くの紙面が割かれている。
中国史に有る程度興味がないと少しつまらないかもしれないし、
予備知識がないと解りづらい感もある。
宦官というものを理解するうえでとても参考になる本であるが、
研究書とは言えない。さらに興味があれば、できれば他の著作や
研究書にも触れることをお勧めしたい。
著者は日本人は韓国の偉人を知らな過ぎるとなげくが、はっきりいって当然だ。理由は色々あげられるが、やはりお隣の中国の存在が大きいことが一番の理由であろう。中国の偉人達が中国のみならずアジアいや世界に残した業績が非常に大きいこと、そして人生の教訓になるような非常に魅力的な逸話に満ちあふれていることによる。
しかるに、そのような視点で本書を読むと実になげかわしい。せいぜい日本に影響を及ぼした程度が限界で、世界いや人類に多大な貢献をした人は誰もいないのだ。これでは日本人が韓国の偉人を知らないとしてもむりはないだろう。そう思いませんか?
韓国人は日中韓だけの小さな世界をいつまでもずっと見ているようではいけないと思う、国際社会の一員として、ぜひ人類の発展に貢献できるような人を排出していただきたいと思います。それが真の偉人というものです。
そして、それがベースになって植民地支配中に持ち込まれた大衆浴場が、鎮海の桜とともに、今も生き残っていると指摘していますが、なるほどと思わされます。
江戸時代に日本を定期的に訪れた朝鮮使節使は「混浴」などを乱れていると書き残していますが、儒教的な倫理観から裸になることは戒められ、沐浴程度に抑えられていたようです。
日本の公衆浴場は明治政府が都市に設けてから習慣化したようですが、元々風呂が好きという清潔好きな文化があったために普及し、朝鮮でも受け入れられたということでしょうか。
釜山の公衆浴場に日本とは格段に厳しい目隠しや混浴禁止が領事館から通達されたという話など、民衆レベルの生活がうかがえて面白いです。
何かと対立しがちな歴史認識問題の隙間を埋める力作と言えます。