和書 492084 (222)
中国の書物と印刷 (中国文化史ライブラリー)
販売元: 日本エディタースクール出版部
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フォトドキュメント 中国の世紀
販売元: 大月書店
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中国の生命の樹
販売元: 言叢社
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中国の千年王国
販売元: 東京大学出版会
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中国の宗族と国家の礼制―宗法主義の視点からの分析
販売元: 研文出版
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中国の宗族と政治文化―現代「義序」郷村の政治人類学的考察
販売元: 創文社
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中国の対日政戦略―日清戦争から現代にいたる中国側の戦略思想
販売元: 原書房
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中国の大地は忘れない―侵略・語られなかった戦争
販売元: 社会評論社
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虚実ばっかりのこの本。見るだけでアレルギーを起こしそうです。
中国の文化と近代化
販売元: 白帝社
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ラストエンペラーと近代中国―清末中華民国 (中国の歴史)
販売元: 講談社
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毛主義はどこから来たのか、どのように成立したのか、という素朴な疑問の下に読了しました。結局、マルクス主義とナショナリズムのセットということ以上に新しい見解は得られませんでしたけれど、次の11巻に描かれる登小平との対比的な関係からよりは縦糸の経緯が少しは理解できたように思います。突然降って湧いたかのような洪秀全(1814〜64)の太平天国の乱から知識人の戊戌変法、義和団の乱まで清朝末期の腐敗と屈辱は農民土着の階級闘争へと、まるで現在の反米テロリズムのように繰り返された上で反抗の芽を噴き始めます。
最終、ロシア革命を契機に世界大の潮流となったマルキシズムの徹底した歴史破壊と下層民の怨念利用は袁世凱の暴政を経て欧米列強との抗争、抗日、反ソを具象的な契機に見事なまでに中華ナショナリズムとしての一国社会主義、一国社会主義としての中華ナショナリズムへと結実していったというわけです。
しかし、毛でなくてもよかったではないか、蒋介石(1887〜1975)、張学良(1901〜2001)、周恩来(1898〜1976)等々誰でもよかったではないか、なぜ毛なのかと私は思いますが、読み終わればカリスマが集中し吸引していくその数奇な運命と偶然は結果として何億の民人のおびただしい血に贖われながら現在のアメリカに経済的に対抗するまでになった中国に直接つながっていることを否応なく知らされることでしょう。