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和書 492086 (46)



戦国の終焉―よみがえる天正の世のいくさびと (考古学リーダー)
販売元: 六一書房

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弥生時代のヒトの移動―相模湾から考える (考古学リーダー)
販売元: 六一書房

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考古学は愉しい
販売元: 日本経済新聞社

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考古学はどう検証したか―考古学・人類学と社会
販売元: 学生社

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 2000年11月に「毎日」のスクープで発覚した「旧石器捏造事件」は、英国の「ピルトダウン人事件」以上の大事件であった。英国ではこの捏造化石をもとに書かれた論文は100余本というが、日本では藤村資料に基づいて書かれた論文・著書、出された博士号の数はこれをはるかに上回る。
 筆者は、藤村石器の展示会を国立民博で開催したことを恥じて、すでに2003年に「考古学者はどう生きたか」(学生社)を書き、考古学における研究倫理を問題とした。ここでは明治期から昭和中期までの著明な考古学者が遡上に載せられた。
 本書はその続編ともいうべきもので、戦後に生きた(生きている)考古学者の、発掘遺物の「検証態度と方法」が論じられている。当然、関係者からいわれのない非難が出ることを予想し、原著論文(詳しい引用文献付き)を中心に、その後の発展を「補注」のかたちで付与し、自分の批判的意見のオリジナリティを確保するというかたちで、全5章が編纂されている。巻末にはわざわざ「初出一覧」を設け、原著論文の所在も良心的に明示している。
 こういう真摯な努力が積み重ねられないかぎり、日本考古学は失った信用を取り戻すことはできず、「文学部不要論」がますまつ世に強まることだろう。この書を貶めるのは天につばする行為であろう。
 真の考古学を愛する人に、ぜひ一読を勧めたい。索引がないのが欠点で、よって星4つとする。
 




考古学はどんな学問か
販売元: 東京大学出版会

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考古学に関心があって、でも自分で勉強するにはどこから始めたらよいのかわからないという人(私だ)に心から推薦したい本です。これまで入門書を何冊か読んできたのですが、選び方がまずかったのか、具体例や研究手法の紹介ばかりの退屈な書物が多くて、とっつきにくかったです。この本はちがいます。形式としては、著者による過去の文章をいくつか集めた作品ですが、どれもズブの素人や若い人(この学問に対する見識がまだ未熟という意味で)を想定していると思われるエッセイや講演調の文章(多少、専門的なものも含まれますが)で、その「語り」を興味ぶかく聴いていると、考古学とは何を行なう学問なのか、という事がとても明確にわかるってきます。そして何より、その魅力(「知られざる」といってよいでしょう)が余すところなく伝わってきます。
特に、なるほど!と深く納得したのは、考古学とは単に古代史に先立つ大昔の遺跡なんかをほじくり回している学問、というのではなく、むしろあらゆる先人たちの残した「物的証拠」から得られる情報を引き出せるだけ引き出すことを目的とする研究視点に他ならない、という著者の見解です(それは限られた物証から事件の真相を解明しようとする刑事や探偵に類似します)。であるからして、その学問の成立根拠となる「考古学の資料とは何か、といえば、「過去の人類の活動が引き出しうると考えられるすべての物的証拠」というべきであり、あらかじめ一定の範囲など定められないし、また定めるべきものでもない」のです。「石器時代」「縄文弥生」や「土器」「古墳」だけが相手なのではなく、たとえば近年では、江戸の社会や文化のこれまで闇につつまれていた部分を明らかにするために、考古学が大活躍しているようです(六道銭の変化から貨幣流通の歴史が再現されたりとか)。
けれど、やはり(というべきでしょうか・・・)本書で最もすばらしいのは、縄文時代の話だと思います。貝塚から復元される人々の生活の積み重ねや、魚骨の分析により推測される魚醤の製作の存在、縄文人の食料の豊かさや自然との適切な共生のスタイル、土器の模様や造型などからわかる漆工芸の洗練された技法や数字をめぐる特異な観念、など、もはや「沈黙」してから数千年にもなるはずのモノたちが、学問の力によってその重い口をしぶしぶと開く様が色々と解説されていて、とてもおもしろく読めました。
今後は、さらに自分の関心にあった専門的な著作にチャレンジしてみよう、と好奇心とやる気が確実にわいてくる本だといえます。これぞ名作。




考古学は謎解きだ
販売元: 東京新聞出版局

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考古学者―その人と学問 (市民の考古学)
販売元: 名著出版

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考古学者はどう生きたか―考古学と社会
販売元: 學生社

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考古学と現代 (佐原真の仕事)
販売元: 岩波書店

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闇の超古代史―隠された謎と不思議 (広済堂ブックス)
販売元: 廣済堂出版

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